COMIC
バットマン:ゼロイヤー 陰謀の街 /スコット・スナイダー(著)、グレッグ・カプロ他(イラスト)、高木亮(訳) まだスーパーヒーローが世間に知られていない時代、ゴッサムシティの放蕩息子ブルース・ウェインは、数年間行方不明になっていた。だが、これは闇の…
ベルセルク(42) / 原作:三浦健太郎 漫画:スタジオ我画 監修:森恒二 超弩級ダークファンタジー大河巨編『ベルセルク』の作者、三浦健太郎の死は衝撃的だった。そして作者亡き後、『ホーリーランド』作者であり三浦の大親友であった森恒二が監修、三浦のア…
バットマン:カワードリー・ロット / ジェームズ・タイノンIV (著)、ホルヘ・ヒメネス (イラスト)、中沢俊介(訳) アーカム・アサイラムで襲撃事件が発生。 誰もがジョーカーの仕業だと思い込んだその背景には、死んだはずのスケアクロウが関係していた。 一…
バットマン:ザ・ワールド / ブライアン・アザレロ・他(作)、リー・ベルメホ・他(画)、中沢 俊介(訳) 世界各国から選ばれた最高峰の作家陣が、自らの国を舞台にバットマンの過去、そして現在を語る画期的アンソロジー。日本からは、江戸を舞台にバット…
スーサイド・スクワッド:ゲット・ジョーカー! /ブライアン・アザレロ(著)、アレックス・マリーブ(イラスト)、吉川 悠(訳) 減刑を条件に政府の汚れ仕事を担う、犯罪者たちによる特殊部隊スーサイド・スクワッド。 同部隊の指揮官アマンダ・ウォーラーが、…
ドリフターズ (7)/平野 耕太 ドリフターズ(7) (ヤングキングコミックス) 作者:平野耕太 少年画報社 Amazon 平野耕太の『ドリフターズ』7巻が出たんですけどね。「いやちょっと待て出たのは嬉しいけど前巻からいったい何年空いたんだ?」と思って調べたら6巻…
バットマン:インポスター / マットソン・トムリン (著)、アンドレア・ソレンティーノ (イラスト)、高木 亮 (訳) 自警活動を始めてから約一年経ち、ゴッサムシティの守護者としての地位を築きつつあるバットマン。 しかし、活動が目立つようになったことで…
艮(うしとら)/山岸涼子 艮(うしとら) (モーニングコミックス) 作者:山岸凉子 講談社 Amazon 山岸涼子のこれまで単行本未収録だった短編4作を収めた短編集。表題作となる「艮(うしとら)」とは「鬼門」の意味で、”方角の悪い家”に住んでしまった女性が…
プリニウス(12・完)/ ヤマザキマリ、とり・みき プリニウス 12巻(完) (バンチコミックス) 作者:ヤマザキマリ,とり・みき 新潮社 Amazon 『プリニウス』遂に最終巻。主人公ガイウス・プリニウス・セクンドゥスについてはコミック刊行時ざっと調べてはい…
没有漫画 没有人生(ノーコミック・ノーライフ)(1) / 望月ミネタロウ 望月ミネタロウはとても好きな漫画家で、作品は殆ど読んでいるのだが、時々どこが面白いのかまるで分らない作品を描く漫画家でもある。『バタアシ金魚』『お茶の間』『座敷女』『ド…
ダニッチの怪(3) ラヴクラフト傑作集/田辺剛 ダニッチの怪 3 ラヴクラフト傑作集 (ビームコミックス) 作者:田辺 剛 KADOKAWA Amazon ラヴクラフト作品を素晴らしいクオリティでコミカライズしている田辺剛のラブクラフト傑作集、その新刊は『ダニッチの怪』…
are you listening? アー・ユー・リスニング / ティリー・ウォルデン (著)、三辺律子 (翻訳) アイズナー賞(ベストグラフィックアルバム賞 2020年)受賞作! 注目の作家 ティリー・ウォルデンが描く、トラウマと悲しみを乗り越えて旅をする2人の女性の物語…
サンドマン 序曲 /ニール・ゲイマン (原作)、J.H.ウィリアムズⅢ(画)、柳下毅一郎 (訳) サンドマンシリーズの前日譚。シリーズが終了した1996年から17年後の2013年に刊行された。6部構成で、銀河の誕生からドリーム(サンドマン)が魔術教団に捕らえられる…
ぺピーク・ストジェハの大冒険 /パヴェル・チェフ (著)、ジャン=ガスパール・パーレニーチェク、髙松美織 (訳) 同級生達から吃音をからかわれ、重い気持ちで学校生活を送っているペピーク・ストジェハ。 春が待ち遠しい冬のある日、彼は道端で青い小石を拾…
ダニッチの怪(1~2)ラヴクラフト傑作集/田辺剛 ダニッチの怪 1 ラヴクラフト傑作集 (ビームコミックス) 作者:田辺 剛 KADOKAWA Amazon ダニッチの怪 2 ラヴクラフト傑作集 (ビームコミックス) 作者:田辺 剛 KADOKAWA Amazon 田辺剛の描くラブクラフト小説…
この間の土曜日は「調布市文化会館たづくり」で開催されていた『マンガ家・つげ義春と調布』展に行ってきました。 東京暮らしも長いですが調布に足を踏み入れたのはこれが初めて。新宿から京王線に乗って京王調布駅で下車しましたが、そもそも京王線に乗るの…
Photo by Boris Bučko on Unsplash 2022年まとめとして今回は「今年面白かったコミック」を紹介していきたいと思います。オレは週刊漫画を読まないので、今流行りの作品とかは全く疎いのですが、アレとかコレとかの話題作は一応入ってるかな?あとアメコミや…
武蔵野/斎藤潤一郎 武蔵野 (torch comics) 作者:斎藤 潤一郎 リイド社 Amazon 『死都調布』『死都調布 南米紀行』『死都調布 ミステリーアメリカ』と、カラカラに乾ききった無情の世界をアバンギャルドに描き続けてきた斎藤潤一郎の新作はなんと「武蔵野紀…
プロビデンス Act1 / アラン・ムーア (著)、ジェイセン・バロウズ (イラスト)、柳下毅一郎 (訳) 1919年、新聞記者ロバート・ブラックは自殺で友人を亡くしたショックを癒やすため、読んだ人を狂わせるという幻の奇書を求めてニューイングランドの地に旅立つ…
バットマン:ゴッサムに到る運命 / マイク・ミニョーラ (著)、リチャード・ペイス (著)、トロイ・ニクシー (イラスト)、森瀬 繚 (訳) 時は1928年。世界各地を放浪していたブルース・ウェインは、行方不明になったゴッサム大学の遠征隊を捜索するため、南極の…
いがらしみきお作品を4作読んだ いがらしみきおの漫画は、ある時期のオレにとって聖典に近いものだった。それは誰もが知る大ヒット作『ぼのぼの』では決してなく、『ネ暗トピア』に代表される初期の、ルサンチマンとニヒリズムが全てを覆い尽くす暗黒の4コマ…
雨と君と(4) /二階堂 幸 雨と君と(4) (ヤングマガジンコミックス) 作者:二階堂幸 講談社 Amazon 雨の日に拾ったタヌキとどことなく気だるげな女子との心安らぐ日々。二階堂幸の『雨と君と』は凡百の動物漫画と一線を画す、静謐と孤独とが世界を覆う物語…
大難産/山野 一 鬼畜漫画家・山野一が双子を授かって子育てに奮闘する様子を描いたコミック『そせじ』(そせじ=双生児の意味だろう)は山野一の漫画家人生を刷新する名著だったと思う。『そせじ』は電子出版のみで現在4巻まで描かれている。 この『大難産…
バットマン:ゴースト・ストーリーズ/ジェームズ・タイノンIV (著)、ギレム・マーク (イラスト) ゴッサムシティ全体を巻き込んだ大戦争“ジョーカー・ウォー"を経て、バットマンは多大な犠牲を払い、街は大きく様変わりした。 急速な変化を続けるゴッサムに…
アイアムアヒーロー 完全版(22) / 花沢健吾 アイアムアヒーロー 完全版 22巻 作者:花沢健吾 プロテカ Amazon なんと、あの『アイアムアヒーロー』の、【真の完結編】が存在したとは知らなかった。この『アイアムアヒーロー 完全版』は電子書籍版としてカラ…
ゴールデンカムイ(31)/野田サトル ゴールデンカムイ 31 (ヤングジャンプコミックス) 作者:野田 サトル 集英社 Amazon 明治末期の北海道と樺太を舞台に、「アイヌ民族の隠した大量の黄金の謎」を巡って巻き起こる血で血を洗う抗争の行方を描く”闇鍋ウェスタ…
ワイン知らず、マンガ知らず/エティエンヌ・ダヴォドー (著)、大西愛子 (訳)、京藤好男 (監修) フランス北西部のロワール地方。ワイン造りに興味を持った漫画家のエティエンヌ・ダヴォドーは、ワイン生産者のリシャール・ルロワに、一年間の密着取材を依頼…
長距離漫画家の孤独 / エイドリアン・トミネ(作)、長澤あかね(訳) 洗練されたグラフィック・ノヴェルと「ニューヨーカー」誌のカバーで知られ、代表作『サマーブロンド』『キリング・アンド・ダイング』が映画化(ジャック・オディアール監督『パリ13区』4…
ゴールデンカムイ(30)/野田サトル ゴールデンカムイ 30 (ヤングジャンプコミックスDIGITAL) 作者:野田サトル 集英社 Amazon 『ゴールデンカムイ』もいよいよラストスパート、艦砲射撃が杉元らを襲い、鶴見将校率いる第七師団は死の咢となって迫りくる。全て…
古代戦士ハニワット(1)~(8)/武富健治 長野県長野善光寺市に、なんの前触れもなく突如現れた巨大土偶。街を破壊し、阻もうとする人間を排除しながら漸進する土偶を阻止できるのは、そうハニワットしかいない!『鈴木先生』の武富健治が渾身の筆致で描き出す…