2013-09-01から1ヶ月間の記事一覧
■シーバース (監督:デヴィッド・クローネンバーグ 1975年カナダ映画) 『シーバース』である。ウィスキー。それはシーバス・リーガル。「次は市役所前です〜お降りの方はブザーでお知らせ下さい〜」。それは市バス。そうではない。シーバース(Shivers)と…
(映画『クロニクル』がやっと日本公開されたようですね。このエントリはなかなか公開されないこの映画の輸入盤Blu-rayを観て2012年12月5日に更新したものですが、公開記念ということで一部だけ内容を変えて再録しておきます) ■クロニクル (監督:ジョシュ…
キラー・スナイパー (監督:ウィリアム・フリードキン 2011年アメリカ映画) ウィリアム・フリードキン監督と言えば『フレンチ・コネクション』や『エクソシスト』で名を馳せた大御所なんでしょうが、最近はあんまり名前を聞かないし、何やってるのかなあ?…
■人生はノー・リターン〜僕とオカン、涙の3000マイル (監督:アン・フレッチャー 2012年アメリカ映画) 愛情ってぇのは多すぎても鬱陶しくなるし少なすぎると寂しいもんだし、程々がイイっちゃあイイのだろうけれども、そんな程々が簡単に分かるんなら誰も…
つい先ごろ出版されたデヴィッド・ボウイ大回顧展のカタログ『デヴィッド・ボウイ・イズ』に続き、またもやボウイの写真集が発売された。タイトルは『David Bowie Album by Album』、デビュー作『デヴィッド・ボウイ』から最新作『ザ・ネクスト・デイ』まで…
■エリジウム (監督:ニール・ブロムカンプ 2013年アメリカ映画) 《トピ》 低所得層をなぜ助けなければならないんですか? 政府関係の責任者を務める50代女です。 最近貧民地区の低所得者層の人間たちが私の管理する地区に不法侵入して特別医療を受けさせろ…
■40歳からの家族ケーカク (監督:ジャド・アパトー 2012年アメリカ映画) ジャド・アパトー監督が製作・脚本も手掛けた最新作『40歳からの家族ケーカク』。これ、2007年の作品『無ケーカクの命中男/ノックトアップ』のスピンオフ作品だそうなんですね。なん…
■Tranzparenz / Max Loderbauer [asin:B00E7IB99C:detail] Moritz Von Oswald TrioのメンバーでありRicardo Villalobosとの共作でも知られるドイツのエレクトロニック・ミュージックのベテランMax Loderbauerのソロ・アルバム。厳選された音のみで奏でられる…
■ゼロ・ダーク・サーティ (監督:キャスリン・ビグロー 2012年アメリカ映画) CIAによるアルカイーダ指導者ウサーマ・ビン=ラーディン捜索とその処刑までを描く『ゼロ・ダーク・サーティ』は、観ていて居心地の悪い映画だ。 藁山の中から針を探すような乏し…
■Balance 023 / Radio Slave Balance 023 Mixed By Radio Slaveアーティスト: Balance 023 Mixed By Radio Slave出版社/メーカー: Balance発売日: 2013/06/25メディア: CDこの商品を含むブログ (1件) を見るオーストラリア発のMixCDシリーズ、BalanceよりUK…
■ヒットマン (1) / ガース・エニス はいはい、ワタクシめも「犬溶接マン」が目当てで買ったクチです、この『ヒットマン』。 『ヒットマン』はとある理由から読心能力を持つ事になった、ヒットマンことトミーが主人公のアメコミです。ヒットマンっていうぐら…
■ウルヴァリン:SAMURAI (監督:ジェームズ・マンゴールド 2013年アメリカ映画) 変なニッポンの登場する映画が好きだ。ありえないニッポンの、誤解されたニッポンの、適当なニッポンの、嘘まみれのニッポンの、登場する映画が好きだ。フジヤマ、ゲイシャ、…
映画1本観て(ウルヴァリン侍)、WIRE13行って、台風が来て、金曜に書いた記事にブクマが50個ついて(単なる勢い)、ついったーの呟きが100個リツイートされて(単なるさらし上げ)、あとずっと日記書いてたなあ。そのうち2本更新して、さらに下書きが8本、要…
■ブラックジャック創作秘話〜手塚治虫の仕事場から(4) / 宮崎克(原作):吉本浩二(漫画) ブラック・ジャック創作秘話~手?治虫の仕事場から~4 (少年チャンピオン・コミックス・エクストラ)作者: 宮崎克(原作):吉本浩二(漫画)出版社/メーカー: 秋田書店発売日: 2…
■クラブなどで見かけるこんな人たち 横浜アリーナで開催された『WIRE13』に、一人で行ってきた。 唐突だが以前からクラブなどで見かけるこんな人たちについてあれこれ疑問がある。 ◎こんなクラバーはいったいどうなっているのか ・真っ暗なクラブでわざわざ…
■籠の中の乙女 (監督:ヨルゴス・ランティモス 2009年ギリシャ映画) ギリシャのある裕福な家庭を舞台にした倒錯的な物語です。この家の家族構成は父親と母親、そして成人近くまで成長した男1人女2人の3人の子供なんですね。しかし一見平和そうなその家庭で…
■バーダー・マインホフ 理想の果てに (監督:ウーリ・エーデル 2008年ドイツ・フランス・チェコ映画) 「バーダー・マインホフ・グルッペ」、通称「ドイツ赤軍」。それは1970年代から90年代にかけて、ドイツのみならず世界を震撼させた極左テロ組織の名称で…
■故郷よ (監督:ミハル・ボガニム 2011年フランス/ウクライナ/ポーランド映画) 1986年4月26日、雨のプリピャチ。消防士のピョートルとアーニャは結婚式を挙げていた。しかし式が真っ盛りの最中、突然の連絡により、ピョートルは火災現場に急行しなければな…
■ローン・レンジャー (監督:ゴア・ヴァービンスキー 2013年アメリカ映画) ■ゴア・ヴァービンスキーのスピリチュアル体質 『パイレーツ・オブ・カリビアン』というブロック・バスター映画シリーズをヒットさせ、ディズニー映画の功労者ともいえる監督なの…
今日オレは51番目のエリア、エリア51に突入したのである。 エリア51といえばロズウェル、そしてリトルグレイ。さらにいうと『X-File』であり、「モルダー!」「スカリー!」であり【真実はそこにある】なのである。しかしオレのエリア51には真実はあんまりな…
今日映画観に行ったんだけどそのときの話。 映画がまだ始まる前で、お客さんが三々五々席に着き始めていた時間帯だったんだけど、オレのひとつふたつ斜め後ろの席で何かガヤガヤやっている。最近のシネコンはどこも座席指定なんだけど、どうも既に座っている…
■ジャックと天空の巨人 (監督:ブライアン・シンガー 2013年アメリカ映画) 「『ジャックと天空の巨人』?「ジャックと豆の木」なんだろ?今さら誰でも知ってるような子供向けのおとぎ話を、たいそうな金掛けて映画化してどうしたいっていうの?それにブラ…
■オズ はじまりの戦い (監督:サム・ライミ 2013年アメリカ映画) だいたい「オズの魔法使い」と聞くと原典よりもジョン・ブアマン監督のディストピアSF『未来惑星ザルドス』のほうを思い出し戦慄するオレである(理由はウィキペディアとかで調べるがよろし…
■ニンジャ:インポッシブル (監督:トーマス・キャぺラン・マリング 2010年ノルウェー映画) マイク・マイヤーズ主演『オースティン・パワーズ』、スティーヴ・カレル主演『ゲット・スマート』。これらお馬鹿なスパイ映画に一石を投じた(投じなくてもいい…
■俺たち喧嘩スケーター (監督:マイケル・ドース 2012年カナダ映画) アイスホッケーを題材にしたキュートでユニークなカナダ産映画です。日本版タイトルから『俺たちフィギュアスケーター』みたいなコメディ映画だと思わされてしまいますが、確かに笑える…
■マン・オブ・スティール (監督:ザック・スナイダー 2013年アメリカ映画) ■絨毯爆撃の如き破壊力 ヤヴァイ。『マン・オブ・スティール』が最高にヤヴァイ。『マン・オブ・スティール』は、オレがこれまで観てきたヒーロー映画全てを叩き潰す勢いの、あた…