2019-01-01から1年間の記事一覧

2019年:行きやがった年来やがる年

unsplash-logo Mohammed Shamaa さてさて、2019年もいよいよ今日で終わりですね。今年もいろいろあったようななかったような、あれこれ記憶を引きずり出してみようとしても、なんだか平々凡々と生活していた自分としてはたいしたことを覚えていません。元号…

2019年:オレ的映画ベストテン!! 

2019年も押し迫りまくって来ましたね旦那!泣いても笑ってもあと2日ですよ奥さん!別に泣いたり笑ったりしなくていいんだけどねオチビちゃん!……という訳で誰に語り掛けているのか自分でもさっぱり分かりませんが、毎年年末恒例!「オレ的映画ベストテン」、…

今年面白かった本とかコミックとか音楽とか

unsplash-logo Loverna Journey 今年も順調に押し迫ってきやがりました!と言う訳で今日は「今年面白かった本とか音楽とかコミックとか」と題し、今年オレのブログで取りあげたそれぞれのモノについてつらつらと羅列していこうかと思います。 目次 ■今年面白…

殺戮と詩情に満ち溢れた傑作SFアジアン・ノワール小説『翡翠城市』

■翡翠城市/フォンダ・リー ケコン島――それは選ばれし者〈グリーンボーン〉たちの島。彼らは、島の貴重な天然資源である翡翠からエネルギーを引き出すことによって、怪力、敏捷、医療、感知など、人知を超えた能力を手に入れることができた。島の中心地であ…

最近読んだコミックあれこれ

■ゴールデンカムイ(20)/野田サトル ゴールデンカムイ 20 (ヤングジャンプコミックス) 作者:野田 サトル 出版社/メーカー: 集英社 発売日: 2019/12/19 メディア: コミック 出ました、待望の『ゴールデンカムイ』第20巻。樺太での大波乱の後に杉元ら一行が目…

最近読んだSF/『巨星 ピーター・ワッツ傑作選』『星間帝国の皇女-ラスト・エンペロー-』

■巨星 ピーター・ワッツ傑作選/ピーター・ワッツ 地球を発って十億年以上、もはや故郷の存続も定かでないまま銀河系にワームホール網を構築し続けている恒星船と、宇宙空間に生息する直径2億kmの巨大生命体との数奇な邂逅を描くヒューゴー賞受賞作「島」、…

【ネタバレなし】スカイウォーカー・サーガ完結編、映画『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』を観た。

■スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け (監督:J・J・エイブラムス 2019年アメリカ映画) ■オレとスター・ウォーズ オレはスター・ウォーズが好きである。より厳密に言うなら、オレは『スター・ウォーズ・サーガ』を割りと結構好きなほうである。VHS…

池澤夏樹個人編集による『短篇コレクション I』は凄まじく素晴らしい文学短篇集だった。

■短篇コレクションI (池澤夏樹個人編集:世界文学全集 第3集) ■濃厚で重量級の世界文学短篇コレクション ドスッ!ボカッ!ザスッ!・・・・・・これらは池澤夏樹個人編集:世界文学全集第3集『短篇コレクション I』を読んでいたオレの、心が打ちのめされていた時の…

最近購入したゲーム

話題だったりちょっと気になったゲームは小遣いの予算のことなどまるで考えることも無くヒョイヒョイ買ってしまうのだが、買うだけ買ってあんまりやれていない。なんというか生活の優先順位が酒と映画とメシ、な人間になってしまい、暇があったらあったでこ…

ネトフリ映画『アイリッシュマン』を観た。

■アイリッシュマン (監督:マーティン・スコセッシ 2019年アメリカ映画) ■ネットフリックス映画『アイリッシュマン』を観た あちこちで評判になっていたネットフリックス映画(限定劇場公開もあり)『アイリッシュマン』、3時間半もあるんで毎日チビチビ観…

プリンスのアルバムをコンプリートした《後篇》

さて前回に引き続き「プリンス・アルバムをコンプリート」《後篇》に行ってみたい。多いからサクサク行くよ!(《前篇》はこちら ↓ ) ◎2001年~2010年 2001年: The Rainbow Children レインボー・チルドレン アーティスト: プリンス 出版社/メーカー: ビク…

プリンスのアルバムをコンプリートした《前篇》

ちょっと前まで、オレの中で空前のプリンス・ブームが訪れていた。そう、戦慄の貴公子、紫色大好き、よくわかんないマークに変名したことのある変人、2016年に突然の死を迎えた不世出のカリスマ天才アーチストのあのプリンスである。 プリンスの音楽に最初触…

映画『ファイティング・ファミリー』はプロレス一家の明日はどっちだッ!?な物語だった!!

■ファイティング・ファミリー (監督:スティーブン・マーチャント 2019年アメリカ映画) ■インディープロレス一家の物語 映画『ファイティング・ファミリー』はイギリスの地方都市に住むあるプロレス・ファミリーを描いたヒューマン・ドラマです。そしてこ…

プリンス『1999』スーパーデラックスエディション発売!

紫の伝説!プリンス初期の伝説的名盤『1999』が《スーパーデラックスエディション》として再発されたのでプリンス大好き今日もレロレロなオレとしてはこれはもう買わざるを得なかったのである。 この『1999 スーパーデラックスエディション』、なんとCD+DVD…

新しいウォークマンを買った

いつも使っていた携帯音楽プレイヤー、もう4年も使っていたし結構ボロッちくなってきていた。それと最初から使い勝手に難があり、微妙にストレスが溜まっていたので新しいのに買い換えることにしたのだ。ちなみにスマホに音楽ファイル入れて聴けばいい、とい…

あの『シャイニング』の続編、映画『ドクター・スリープ』を観た。

■ドクター・スリープ (監督:マイク・フラナガン 2019年アメリカ映画) 『シャイニング』の続編、『ドクター・スリープ』を観た。ホラー小説の帝王ことスティーヴン・キングによる原作は『シャイニング』が1977年作で、『ドクター・スリープ』が2013年だか…

最近読んだ本あれこれ

■里山奇談 あわいの歳時記 /coco、日高トモキチ、玉川数 里山奇談 あわいの歳時記 作者: coco,日高トモキチ,玉川数 出版社/メーカー: KADOKAWA 発売日: 2019/10/31 メディア: 単行本 この商品を含むブログを見る 桜祭りの帰り道に見た宙に浮く柔らかな光、…

ラテンアメリカ文学短編集を3冊読んだ

■ラテンアメリカ短編集:モデルニズモから魔術的レアリズモまで/野々山真輝帆 編 ラテンアメリカ短編集―モデルニズモから魔術的レアリズモまで 作者: 野々山真輝帆,日比野和幸 出版社/メーカー: 彩流社 発売日: 2001/07 メディア: 単行本 この商品を含むブ…

映画『ゾンビランド:ダブルタップ』は単なる同窓会映画だったなあ

■ゾンビランド:ダブルタップ (監督:ルーベン・フライシャー 2019年アメリカ映画) 「ゾンビ世界で生き残るにはルールが大事だッ!ヒヤリハットは命取り!日頃の点検怠るな!指差し確認で安全確保!ゼロ災でいこう、ヨーッシ!」というどこかの作業現場み…

ワッシュさんの《映画テン年代ベストテン》に参加するよ

■《映画テン年代ベストテン》 ワッシュさん主催のはてなブログ『男の魂に火をつけろ!~はてブロ地獄変~』恒例のベストテン企画、今年は《映画テン年代ベストテン》だ!!この企画は「2010年から2019年に公開された映画のベストテンを挙げる」というものな…

ジェラルド・バトラーのエンドオブなシリーズ第3弾は『エンド・オブ・ステイツ』なんだッ!?

■エンド・オブ・ステイツ (監督:リック・ローマン・ウォー 2019年アメリカ映画) 暴力!暴力!暴力!オレが本当に映画に求めているもの、それは愛でも夢でも優しさでもなく、ヒューマニズムだの社会性なんぞでもなく、もちろん美だのゲージツだのなんても…

映画『ブライトバーン/恐怖の拡散者』はアメリカと父権制の衰退を描いた物語かもしれない

■ブライトバーン/恐怖の拡散者 (監督:ジェームズ・ガン 2019年アメリカ映画) ■「逆スーパーマン」映画『ブライトバーン/恐怖の拡散者』 巷で「逆スーパーマン」と評判の『ブライトバーン/恐怖の拡散者』を観てきました。 知らない方のためにどういう風…

インドのブラックな殺人コメディ映画『盲目のメロディ~インド式殺人狂騒曲~』

■盲目のメロディ~インド式殺人狂騒曲~ (監督:シュリラーム・ラガバン 2018年インド映画) 盲目のピアニストが関わってしまったある殺人事件。事件を知る彼に犯人たちの魔の手が迫るが……!?という映画『盲目のメロディ~インド式殺人狂騒曲~』。2018年に…

ドアーズ、あるいは「死」という名の強迫観念

ドアーズのボックス・セットを買った ロック・バンド「ドアーズ」のボックス・セットを買った。ドアーズ、60年代中期から70年代初頭にかけてアメリカで活躍、ヴォーカルであるジム・モリソンのカリスマ性によりセンセ―ショナルな人気を誇ったバンドである。…

人間ドックに行ってきた

unsplash-logo Hush Naidoo これから書くのはこの間行った人間ドックの話である。それにしてもちょっと前にこのブログで風邪を引いた話を書いて今回は人間ドックである。しみじみと辛気臭い。年を取るとこんなのばっかりである。あとは定年とか年金とか介護…

『ターミネーター:ニュー・フェイト』 を観た

■ターミネーター:ニュー・フェイト (監督:ティム・ミラー 2019年アメリカ映画) ......ダダンダンダダン!......ダダンダンダダン!......ダダンダンダダン! というわけで『ターミネーター:ニュー・フェイト』である。あの「痛めつけても痛めつけてもし…

風邪っぴきオヤジの顛末、あるいは奇妙な夢の話

unsplash-logo Adam Nieścioruk 風邪ひいた。おまけに2週間も風邪っ引き状態である。現在は快方に向かっているが長引いてるせいもあって結構しんどい。いつもなら風邪ぐらいでブログにつけないことにしているが、今回は(いつも通り)全くネタがないのであえ…

『IT』第2章にして最終章、映画『IT イット THE END “それ”が見えたら、終わり。』を観た。

■IT イット THE END “それ”が見えたら、終わり。 (監督:アンディ・ムスキエティ 2019年アメリカ映画) スティーブン・キングの最高傑作とも謳われるホラー小説『IT』の映画化作品、第2章にして完結編である。2017年に公開された1作目の邦題は『IT イット “…

映画『ロボット2.0』は奇絶!怪絶!また壮絶!な物語だったッ!?

■ロボット2.0 (監督:シャンカル 2018年インド映画) 「インド映画史上最高額の製作費90億円」「2018年インドNO.1ヒット、インド映画歴代でも第2位」などと景気のいい宣伝文句で現在公開中のインド映画『ロボット2.0』は2010年に公開された『ロボット』の続…

ウィリアム・ギブスン脚本による幻の『エイリアン3』をコミック化した『エイリアン3 オリジナル・スクリプト』

■エイリアン3 オリジナル・スクリプト/ウィリアム・ギブスン(作) ジョニー・クリスマス(翻案・画) 1992年にデヴィッド・フィンチャー監督により公開されたSFサスペンス映画『エイリアン3』は企画段階から非常にトラブルが絶えなかった作品であり、公開後も…