BOOK
いつかどこかにあった場所 / サラ・ピンスカー (著), 市田泉 (訳) 彼女が噓のつもりで適当に言った不気味なローカル番組は実在し、しかも彼女自身も出演していた(「二つの真実と一つの嘘」)。飛び込んだ人間がたまに消える池で行方不明になった兄の思い出…
反転領域 / アレステア・レナルズ (著), 中原 尚哉 (訳) 時は19世紀。イギリス人外科医師サイラス・コードが乗船する小型帆船デメテル号は、ノルウェー沿岸の極地探検にむかっていた。北緯68度線付近にある目的地のフィヨルドには、古代に建造されたとおぼ…
きみはメタルギアソリッドV:ファントムペインをプレイする / ジャミル・ジャン・コチャイ (著), 矢倉喬士 (訳) 9・11以後の数多の瓦礫をさまよう亡霊を、神話的な笑いで紡ぐ戦争文学の新地平。最注目作家による傑作短篇集。〈メタルギアソリッドV〉と一…
ヒロシマめざしてのそのそと / ジェイムズ・モロウ(著)、内田昌之(訳) 本書は2009年にシオドア・スタージョン記念賞を受賞した中編を、2025年に待望の単行本化した一冊。太平洋戦争末期、アメリカ海軍が極秘に進めた「もう一つの」日本降伏作戦を描く、ブラ…
冒険者カールの地球ダンジョン2: 銀河生配信!デスゲームでめざせフォロワー爆増 / マット ディニマン (著), 中原 尚哉 (翻訳) 俺はカール。27歳。地球ダンジョンでの生き残りを賭け、相棒のしゃべる猫、プリンセス・ドーナツ・ザ・クイーン・アン・チョン…
冒険者カールの地球ダンジョン1 宇宙人襲来! 飼い猫とダンジョンに放りこまれたんだが? / マット・ディニマン (著), 中原 尚哉 (翻訳) 俺はカール。27歳。ある日突然やってきた宇宙人によって、人類はほぼ滅亡した。運よく(悪く?)無事だった俺は、元…
その裁きは死 / アンソニー・ホロヴィッツ (著), 山田 蘭 (翻訳) 実直さが評判の離婚専門の弁護士が殺害された。裁判の相手方だった人気作家が口走った脅しに似た方法で。現場の壁にはペンキで乱暴に描かれた数字“182”。被害者が殺される直前に残した謎の言…
メインテーマは殺人 / アンソニー・ホロヴィッツ (著), 山田 蘭 (翻訳) 自らの葬儀の手配をしたまさにその日、資産家の老婦人は絞殺された。彼女は自分が殺されると知っていたのか? 作家のわたし、アンソニー・ホロヴィッツは、ドラマ『インジャスティス』…
マーブル館殺人事件(上・下)/ アンソニー・ホロヴィッツ (著), 山田 蘭 (翻訳) ギリシャでの生活に区切りをつけ、ロンドンに帰ってきたわたし、スーザン・ライランド。フリーランス編集者として働いていると、予想だにしない仕事が舞いこんできた。若手作…
ヨルガオ殺人事件(上・下)/ アンソニー・ホロヴィッツ (著), 山田 蘭 (翻訳) 『カササギ殺人事件』から2年。クレタ島でホテルを経営する元編集者のわたしを、英国から裕福な夫妻が訪ねてくる。彼らが所有するホテルで8年前に起きた殺人事件の真相をある本…
カササギ殺人事件(上・下) / アンソニー・ホロヴィッツ (著), 山田 蘭 (翻訳) 1955年7月、サマセット州にあるパイ屋敷の家政婦の葬儀が、しめやかに執りおこなわれた。鍵のかかった屋敷の階段の下で倒れていた彼女は、掃除機のコードに足を引っかけて転落…
17の鍵 (刑事トム・バビロン シリーズ) / マルク・ラーベ (著), 酒寄 進一 (翻訳) 早朝のベルリン大聖堂に、深紅の血が降り注いでいた。丸天井の下、頭上10メートルほどの位置に、女性牧師が吊り下げられていたのだ。通報を受けて殺人現場に駆けつけた…
ガストン・ルルーの恐怖夜話 / ガストン・ルルー (著), 飯島宏 (翻訳) 老練の船長が体験した、あまりにもおぞましい晩餐会での出来事を語る「胸像たちの晩餐」、12人の求婚者から1人選んで結婚する毎に相手が死ぬという悲劇を繰り返す美女の物語「ノトラン…
ミステリウム / エリック・マコーマック (著), 増田 まもる (翻訳) ある炭鉱町に、水の研究をする水文学者を名乗る男が現れる。以来、その町では墓地や図書館が荒らされ、住人たちは正体不明の奇怪な病に侵され次々と死んでいく。伝染病なのか、それとも飲…
ハウスメイド2 死を招く秘密 / フリーダ・マクファデン (著), 高橋 知子 (翻訳) ギャリック家のハウスメイドとして雇われたミリー。この家で働くには、守らなければならないルールがあると雇い主のダグラスから告げられる。何があってもゲストルームには入…
2025年のまとめ、今回は読んだ本である。今年読んだ本は約60冊、これは5日で1冊程度読んでいる計算となる。まあ毎年このぐらいのペースだし、今後もこのペースで読書してゆきたい。 今年読んで面白かった本はまずガルシア・マルケスの『族長の秋』。 globalh…
ランニング・マン / スティーヴン・キング(リチャード・バックマン名義)(著), 酒井 昭伸 (翻訳) 西暦2025年。アメリカは巨大な管理国家と化し、都市には失業者があふれていた。 貧困にあえぐベン・リチャーズは最高の人気を誇るゲーム番組『ランニング・…
「ワシントン・ポー」シリーズで有名なイギリスのミステリ作家、M・W・クレイヴンの邦訳本をすべて読み終え、それぞれの感想をブログに上げたので、ここにまとめておく。それと併せ、クレイヴンの最新情報もお伝えしておこう。 「ワシントン・ポー」シリー…
恐怖を失った男 / M・W・クレイヴン (著), 山中 朝晶 (翻訳) 連邦保安官局のベン・ケーニグは頭部へ銃弾を受け、恐怖の感情を失った。さらにマフィアから懸賞金をかけられたベンは、任務に支障をきたし逃亡生活を余儀なくされる。ある日、彼は連邦保安官…
デスチェアの殺人(上)(下) / M・W・クレイヴン (著), 東野 さやか (翻訳) カルト教団の指導者が木に縛られ石打ちで殺された。聖書の刑罰を模した奇妙な殺害方法に困惑するポー。さらに遺体には、分析官ブラッドショーにも分からない暗号が刻まれていた。事…
ボタニストの殺人(上)(下) / M・W・クレイヴン (著), 東野 さやか (翻訳) 生放送のトーク番組で、女性蔑視の持論を展開していた自称ジャーナリストの男性が突然倒れ、搬送先の病院で死亡した。男性は脅迫状を受け取っており、警察は殺人事件として捜査を開…
グレイラットの殺人 / M・W・クレイヴン (著), 東野 さやか (翻訳) 貸金庫を襲った強盗団が、身元不明の遺体と鼠の置物を残して姿を消した。三年後、サミット開催が迫るなか要人を搬送するヘリコプター会社の社長が殺される。テロを警戒した政府はポーに…
キュレーターの殺人 / M・W・クレイヴン (著), 東野 さやか (翻訳) クリスマスの英国カンブリア州で切断された人間の指が次々発見された。プレゼントのマグカップのなか、ミサが行われた教会、そして精肉店の店内でー。現場には“#BSC6”という謎めい…
イギリスの作家M・W・クレイヴンによるミステリー小説「ワシントン・ポー」シリーズ スティーグ・ラーソンの『ミレニアム』三部作を読み終え、「何か他にも良質なミステリ小説はないか?」と探していたところ、私のアンテナに引っかかったのが、イギリスの作…
エージェント17 / ジョン ブロウンロウ (著), 武藤 陽生 (翻訳) 世界で最も恐れられているエージェント“17”。“15”までの暗殺者は、そのだれもが次の番号のエージェントたちによって殺されてきたが、“16”だけは殺されることなく姿を消していた。“16”の跡を継…
夜明けまでに誰かが / ホリー・ジャクソン (著), 服部 京子 (翻訳) 高校生のレッドは、キャンピングカーで友人3人、お目付け役の大学生2人と春休みの旅行に出かけていた。だが人里離れた場所で車がパンク。携帯の電波は届かない。そして何者かに狙撃され、…
螺旋墜落/ キャメロン・ウォード (著), 吉野 弘人 (翻訳) 数学教師チャーリーの乗った旅客機は午前0時に墜落、乗客乗員は死亡した。 だがチャーリーは23:00に目を覚ます。そして機は再び午前0時に墜落した。次に気がつくと時刻は23:01。彼女はタイムループ…
スティーグ・ラーソンの『ミレニアム』3部作を読了した スウェーデン出身の作家スティーグ・ラーソンが手がけ、全世界で8000万部を売り上げた怪物級のミステリー小説『ミレニアム』3部作を、ようやく読み終えた。第1部『ドラゴン・タトゥーの女』は昨年読了…
スコット・フィッツジェラルドの翻訳本を何冊か読み、一か月ほどかけてブログで紹介した。一応個人的にひと段落ついたので、今日はそれらのブログ記事をここにまとめておこうと思う。なお、フィッツジェラルドの『グレート・ギャツビー』も随分前に読んでブ…
若者はみな悲しい / スコット・フィッツジェラルド (著), 小川 高義 (翻訳) 理想の女性を追いつづける男の哀しみを描く「冬の夢」。わがままな妻が大人へと成長する「調停人」。親たちの見栄と自尊心が交錯する「子どもパーティ」など、本邦初訳4篇を含む9…