2022-06-01から1ヶ月間の記事一覧
ラ・ロシュフコー箴言集 / 二宮フサ(訳) ラ・ロシュフコー箴言集 (岩波文庫 赤510-1) 岩波書店 Amazon 「われわれの美徳は、ほとんどの場合、偽装した悪徳に過ぎない」―よく知られたこの一句が示すように、ラ・ロシュフコー(1613‐80)の箴言は、愛・友情・勇…
スティルウォーター (監督:トム・マッカーシー 2021年アメリカ映画) マット・デイモンって結構好きな俳優なんですよ。決してビジュアル的にイイ男というわけでもなく、実のところ少々イナタい匂いがしているんですが、その部分に「アメリカの男」のひとつ…
ザ・ロストシティ (監督:アダム・ニー/アーロン・ニー 2022年アメリカ映画) ロマンチック・アドベンチャーを得意とする女性作家ロレッタが突如サイコなお金持ちに拉致された!?「君の小説に古代財宝の鍵が記されてるんだよゲヒヒ」とばかりにサイコな金持…
『ゲルハルト・リヒター展』に行ってきた 先日は会社にお休みを貰って東京国立近代美術館に『ゲルハルト・リヒター展』を観に行きました。それにしても東京国立近代美術館、調べてみたら10年前に『ジャクソン・ポロック展』を観に行ったっきり、まだ2度目だ…
最近、というかここ半年ぐらいに購入したあれこれです。 スント(SUUNTO) コア オールブラック 〔ブラック メンズ〕 スント(SUUNTO) コア オールブラック 〔ブラック メンズ〕 SS014279010 [並行輸入品] スント(SUUNTO) Amazon 実はオレ、フィンランドのアウ…
ゴールデンカムイ(30)/野田サトル ゴールデンカムイ 30 (ヤングジャンプコミックスDIGITAL) 作者:野田サトル 集英社 Amazon 『ゴールデンカムイ』もいよいよラストスパート、艦砲射撃が杉元らを襲い、鶴見将校率いる第七師団は死の咢となって迫りくる。全て…
エセー 抄 / ミシェル・E・ド・モンテーニュ(著)、宮下志朗(編、訳) モンテーニュ エセー抄 新装版 作者:ミシェル・E・ド・モンテーニュ みすず書房 Amazon 「読者よ、これは誠実な書物なのだ……わたし自身が、わたしの本の題材なのだ」(モンテーニュ) モン…
上野にある国立西洋美術館に『自然と人のダイアローグ展』を観に行きました。これは国立西洋美術館のリニューアルオープン記念として、ドイツ・エッセンのフォルクヴァング美術館との提携により近代絵画を一堂に展示したものなんですね。しばらく国立西洋美…
赤と黒 / スタンダール (著)、野崎 歓 (訳) 赤と黒(上) (光文社古典新訳文庫) 作者:スタンダール 光文社 Amazon 赤と黒(下) (光文社古典新訳文庫) 作者:スタンダール 光文社 Amazon ナポレオン失脚後のフランス、貧しい家に育った青年ジュリヤン・ソレ…
古代戦士ハニワット(1)~(8)/武富健治 長野県長野善光寺市に、なんの前触れもなく突如現れた巨大土偶。街を破壊し、阻もうとする人間を排除しながら漸進する土偶を阻止できるのは、そうハニワットしかいない!『鈴木先生』の武富健治が渾身の筆致で描き出す…
マークスマン (監督:ロバート・ローレンツ 2021年アメリカ映画) リーアム・ニーソンといえばベテラン中のベテラン俳優ですが、アクション俳優としても『96時間』シリーズを始め多数の優れた作品に出演していますよね。そのリーアム・ニーソンが元狙撃兵に…
レイジング・ファイア (監督:ベニー・チャン 2021年香港・中国映画) 「宇宙一強い男」ドニー・イェンが正義に燃える警官に扮し、凶悪極まりない犯罪集団と正面衝突する!という香港・中国製作のアクション映画です。なんと中国公開時には約240億円の興行…
この間の土曜日は青山通りにあるワタリウム美術館へ『視覚トリップ展』を観に行ってきました。展覧会タイトルだけではトリックアート展かと一瞬思っちゃいますが、多数の現代アートによる「新たな視覚体験」を目指してキュレーションされた展示会なんですね。…
ゴリオ爺さん /バルザック (著)、中村 佳子 (訳) ゴリオ爺さん (光文社古典新訳文庫) 作者:バルザック 光文社 Amazon 出世の野心を抱いてパリで法学を学ぶ貧乏貴族の子弟ラスティニャックは、場末の下宿屋に身を寄せながら、親戚の伝を辿り、なんとか社交界…
ナイル殺人事件 (監督:ケネス・ブラナー 2022年アメリカ映画) オレは小説にしても映画にしても「推理ドラマ」というのが苦手で、なぜかというとそれは「推理」を強要されているような気がしてくるからなんですよ。そもそも「推理」って苦手なんです。ちょ…
ナイトメア・アリー (監督:ギレルモ・デル・トロ 2021年アメリカ映画) 読心術を操る男が迷い込んだ血も凍る様な悪夢。2021年製作の映画『ナイトメア・アリー』はそんな、暗くおどろおどろしいドラマの展開するノワール作品です。監督は『ヘルボーイ』『パ…
オフィサー・アンド・スパイ (監督:ロマン・ポランスキー 2019年フランス・イタリア映画) 19世紀フランス、スパイ疑惑で終身刑となった陸軍少尉ドレフュスは実は無実だった。この事実を巡り一人の陸軍中佐が軍上層部に戦いを挑むという史実を基にした物語…
パーフェクト・ケア (監督:J・ブレイクソン 2020年アメリカ映画) 認知症になり判断力を失ってしまった老人の財産や権利をどうやって守ればいいのか?こういった老人への支援制度として「法定後見制度」というのがあるらしいのですが、これは第三者が判断…
危険な関係/ピエール・ショデルロ・ド・ラクロ (著)、竹村 猛 (訳) 危険な関係 (角川文庫) 作者:竹村 猛,ピエール・ショデルロ・ド・ラクロ KADOKAWA Amazon 十八世紀、頽廃のパリ。名うてのプレイボーイの子爵が、貞淑な夫人に仕掛けたのは、巧妙な愛と性…