2022-01-01から1年間の記事一覧

2022年:行きやがる年、来やがる年

Photo by: Nextlevel-Japan さらば2022年 というわけで今年も残すところあと僅か。ブログの更新も今回が今年最後になります。そして今日は今年一年のオレの毎日などを振り返ってみようかと思います。 《目次》 さらば2022年 今年のまとめだった 今年1年を振…

2022年:オレ的映画ベストテン!

さて2022年もいよいよ押し迫ってまいりました!というわけで今回はブログ恒例「オレ的映画ベストテン!」の2022年版をお送りしてみたいと思います。今年もあれこれといろんな映画を観てきましたが、栄えある1位に輝くのはどの作品か(もうトップ画像で分かっ…

2022年まとめ:今年面白かった音楽あれこれ

Photo by Marcela Laskoski on Unsplash 2022年のまとめ、今回は音楽篇です。今年もEDMを中心にいろんな音楽を聴いていました。そうしてまとめたブログ記事や、特に面白かったアルバムを紹介してみようと思います。 なにしろハニャ・ラニにぞっこんだった ■E…

2022年まとめ:今年面白かった本

Photo by Nong V on Unsplash 2022年のまとめとして今回は「今年面白かった本」を挙げて行こうかと思います。オレは本を読むのが遅いんですが、紙の本とKindle本をうまくスイッチさせながら週1冊ぐらいのペースで読んでいました。だから数えてないけど50冊く…

2022年まとめ:今年面白かったコミック

Photo by Boris Bučko on Unsplash 2022年まとめとして今回は「今年面白かったコミック」を紹介していきたいと思います。オレは週刊漫画を読まないので、今流行りの作品とかは全く疎いのですが、アレとかコレとかの話題作は一応入ってるかな?あとアメコミや…

2022年まとめ:今年面白かった美術展とか展覧会とか

Photo by Zalfa Imani on Unsplash いよいよ年末ですね。今日から何日かに分けて「2022年面白かったものまとめ」をしていきたいと思います。まず今日は美術展・展覧会篇。 今年はなぜだか突然美術館通いに目覚めた年でした。展覧会なども含めると20回ぐらい…

2022年のオレのゲーム履歴を調べてみた

2022年のプレステゲームプレイ履歴を確認できる特設サイト ソニー・インタラクティブエンタテインメントが「2022年にどれだけプレイステーションゲームをプレイしたか履歴を確認できる特設サイト」を設立しているらしく、早速やってみた。 ソニー・インタラ…

『マッドマックス・アンソロジー BOX』を買った!観た!興奮した!

マッドマックス アンソロジーBOX (4K ULTRA HD & ブルーレイセット) (9枚組) [4K ULTRA HD + Blu-ray] あの「マッドマックス」シリーズ4作の4K ULTRA HD & ブルーレイセット、『マッドマックス・アンソロジー BOX』が発売され、『マッドマックス』信者である…

ミシェル・ウエルベックの『ウエルベック発言集』を読んだ

ウエルベック発言集/ミシェル・ウエルベック(著)、西山雄二(訳)、八木悠允(訳)、関大聡(訳)、安達孝信(訳) 詩人や文学者をはじめ、左翼知識人にフェミニスト、映画、音楽、建築、宗教……まがまがしくも目くるめく混乱した世界に「介入」するウエルベックの論…

最近読んだコミック/斎藤潤一郎の『武蔵野』とか

武蔵野/斎藤潤一郎 武蔵野 (torch comics) 作者:斎藤 潤一郎 リイド社 Amazon 『死都調布』『死都調布 南米紀行』『死都調布 ミステリーアメリカ』と、カラカラに乾ききった無情の世界をアバンギャルドに描き続けてきた斎藤潤一郎の新作はなんと「武蔵野紀…

『アバター:ウェイ・オブ・ウォーター』は最高最先端のアトラクション・ムービーだった

アバター:ウェイ・オブ・ウォーター (監督:ジェームズ・キャメロン 2022年アメリカ映画) 「アバター・サーガ」第2弾『アバター:ウェイ・オブ・ウォーター』 ジェームズ・キャメロン監督による驚異的な映像表現により全世界興行収入歴代1位の大ヒット作…

デヴィッド・ボウイ、『ハンキー・ドーリー』時のレア曲等を収めたボックスセット『ディヴァイン・シンメトリー』

ボウイ名作『ハンキー・ドリー』にまつわるボックスセット『ディヴァイン・シンメトリー』 デヴィッド・ボウイが1971年にリリースした4枚目のアルバム『ハンキー・ドリー』は、数あるボウイ・アルバムの中でも名作の1つとして名高い作品だ。ボウイの最高傑…

ドイツ女性作家の描く不気味な物語 『その昔、N市では カシュニッツ短編傑作選』

その昔、N市では カシュニッツ短編傑作選 / マリー・ルイーゼ・カシュニッツ (著)、酒寄 進一 (訳) 奇妙な出来事が人々を翻弄する――。 その、巧みな一撃。 日常に忍び込む幻想。 戦慄の人間心理。 戦後ドイツを代表する女性作家の名作を集成した、 全15作の…

スパニッシュ・ホラー文芸作家の描く終わりなき不安『兎の島』

兎の島/エルビラ・ナバロ(著)、宮﨑真紀(訳) 川の中洲で共食いを繰り返す異常繁殖した白兎たち、 耳から生えてきた肢に身体を乗っ取られた作家、 レストランで供される怪しい肉料理と太古の絶滅動物の目撃譚、 死んだ母親から届いたフェイスブックの友達申…

最近聴いたエレクトロニック・ミュージック

μ-Ziq (Mike Paradinas) Hello / µ-Ziq Hello Planet Mu Amazon かつてAFXと共にドリルン・ベースの覇者として君臨したµ-Ziqことマイク・パラディナスもデビューして早30年になるのらしく、月日の経つのも早いものである。今作でも目まぐるしく鳴り響く高速…

国立科学博物館に特別展『毒』を観に行った

先週の木曜日は会社にお休みをもらっていたので上野の国立科学博物館で開催されていいる《特別展『毒』》を観に行きました。毒、そうあの毒です。蛇の毒、河豚の毒、蜂の毒、キノコの毒、薬物の毒、そしてお酒の毒!この世界にはあらゆる毒が充満しているで…

アラン・ムーア版クトゥルー神話4部作の第2弾『プロビデンス Act1』

プロビデンス Act1 / アラン・ムーア (著)、ジェイセン・バロウズ (イラスト)、柳下毅一郎 (訳) 1919年、新聞記者ロバート・ブラックは自殺で友人を亡くしたショックを癒やすため、読んだ人を狂わせるという幻の奇書を求めてニューイングランドの地に旅立つ…

後宮を追われた皇后とその侍女との物語『塩と運命の皇后』

塩と運命の皇后/ニー・ヴォ (著)、金子ゆき子 (訳) 50年ぶりに湖の封印が解かれるとき、追放された悲劇の皇后の伝説が幕を開ける――。歴史収集の旅をする聖職者チーは、ある時立ち寄った湖のほとりで、ひとりの老女に出会う。亡き皇后の侍女だという彼女に導…

最近聴いたエレクトロニック・ミュージック

Theo Parrish DJ-Kicks: Theo Parrish / Theo Parrish DJ-Kicks: Theo Parrish !K7 Records Amazon ベルリンの老舗レーベルStud!o K7からリリースされている人気DJ Mixシリーズ「DJ-Kicks」の新作はデトロイトハウスの重鎮Theo Parrish。シカゴハウスをベー…

残酷な運命に抗いながら生きてきた男の魂の遍歴/映画『ルイス・ウェイン 生涯愛した妻とネコ』

ルイス・ウェイン 生涯愛した妻とネコ (監督:ウィル・シャープ 2021年イギリス映画) 映画『ルイス・ウェイン 生涯愛した妻とネコ』は19世紀末から20世紀初頭にかけて活躍した実在の人物、ルイス・ウェインの生涯を描いた作品だ。ルイス・ウェイン、名前は…

スカッと爽やか大破壊!/映画『ブラック・アダム』

ブラック・アダム (監督:ジャウム・コレット=セラ 2022年アメリカ映画) スーパーマンやらバットマンやらを擁するDCエクステンデッド・ユニバース(DCEU)の新スーパーヒーロー映画『ブラック・アダム』を観てきました。この作品、なんといっても主演があ…

太田記念美術館に『闇と光―清親・安治・柳村』展を観に行った

ART

先週の勤労感謝の日は雨の中、原宿にある浮世絵専門美術館・太田記念美術館に『闇と光―清親・安治・柳村』展を観に行きました。太田記念美術館は9月に行った『浮世絵動物園』以来今年2回目になります。原宿というのもまるで足を踏み入れることのない街ですが…

最近聴いたエレクトロニック・ミュージックなどなど

John Digweed John Digweed Presents Quattro Artists / John Digweed John Digweed Presents Quattro Artists アーティスト:オムニバス(コンピレーション) Bedrock Amazon 世界で最も人気のあるDJの一人、John Digweedが手掛けた4枚組コンピレーションは、4…

「ゾンビ化する理由とは何か?」に肉薄したゾンビパニック小説『ゾンビ3.0』

ゾンビ3.0 / 石川智健 香月百合は新宿区戸山の予防感染研究所に休日出勤する。席に着いてWHOのサイトに接続すると、気になる報告があった。アフガニスタンやシリアなどの紛争地域で人が突然気絶し、1分前後経つと狂暴になって人を襲い始めるという。しばら…

英雄譚の「祖型」を成す優れたダークファンタジー映画『グリーン・ナイト』

グリーン・ナイト (監督:デビッド・ロウリー 2021年アメリカ・カナダ・アイルランド映画) 映画『グリーン・ナイト』はJ・R・R・トールキンが現代英語訳したことでも知られる14世紀の叙事詩『サー・ガウェインと緑の騎士』を原作としたダークファンタジー…

デヴィッド・ボウイ自伝映画『ムーンエイジ・デイドリーム~月世界の白昼夢~』のサントラがとてもよかった

Moonage Daydream - A Brett Morgen Film (Soundtrack) / David Bowie 来年公開予定のデヴィッド・ボウイ自伝映画『ムーンエイジ・デイドリーム~月世界の白昼夢~』。オレも公開をまだかまだかと首を伸ばして待っているのだが、先頃そのサウンドトラックア…

スリラー映画『ザ・メニュー』は決して宮沢賢治の『注文の多い料理店』ではなかったッ!?

ザ・メニュー (監督:マーク・マイロッド 2022年アメリカ映画) その料理店に来た客は……髪をとかし履き物の泥を落とされ、金属製のものを全て外され、顔と手足にクリームと酢の匂いのする香水を塗らされ、そして最後に体中に塩を擦り込むように要求された………

『RRR』の次に観るべきインド映画は『マスター/先生が来る!』だッ!!

マスター/先生が来る! (監督:ローケーシュ・カナガラージ 2021年インド映画) 畳みかけるような超絶パワーに満ち満ちたインド映画『RRR』の大ヒットは皆さんご存じだろう。『RRR』を観てインド映画の凄まじさ、面白さをとことん味わうことができただろう…

SFマガジン12月号:カート・ヴォネガット生誕100周年記念特集号を読んだ

カート・ヴォネガット生誕100周年記念特集 監修:大森望 世界中で愛される作家、カート・ヴォネガット。1922年11月11日にインディアナ州インディアナポリスで生まれ、2007年に没したヴォネガットは『猫のゆりかご』『タイタンの妖女』『スローターハウス5』…

最近観たホラー映画とかソレ的なナニカとか

昔はオレも割とホラー映画を観ていたものだが、ある程度いい年齢になってからまるで観なくなってしまった。それは単純に、「怖くて観ていられない」からである。「キモチ悪い映像に本当にキモチ悪くなってしまう」からである。年を取ってヤワくなってしまっ…