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2022年まとめとして今回は「今年面白かったコミック」を紹介していきたいと思います。オレは週刊漫画を読まないので、今流行りの作品とかは全く疎いのですが、アレとかコレとかの話題作は一応入ってるかな?あとアメコミやバンドデシネが好きなのでそういった作品も並べてみますね。本文に貼り付けたブログリンクのタイトルは殆ど「最近読んだコミック」となっていますが、一応その作品を紹介した別々のブログとなっています。
国内コミック篇
いやあ遂に完結しましたね!万感胸に迫る思いでした。
■古代戦士ハニワット(1)~(8)/武富健治
ハニワのスーパーヒーロー!?という異色作です。あまりに凄くて全巻大人買いしてしまいました。現在も物語は続いています。■アイアムアヒーロー 完全版(22) / 花沢健吾
電書のみで発売。まさかあの『アイアムアヒーロー』に「真のラスト」が存在したとは思いませんでした。
■大難産/山野 一
鬼畜漫画家の山野一がまさか育児漫画を描くだなんて誰が想像できたでしょうか。
■父娘ぐらし 55歳独身マンガ家が8歳の娘の父親になる話/渡辺電機(株)
これも育児漫画なんですが、凄くいい作品だったなあ。
■武蔵野/斎藤潤一郎
無情と殺伐と描く現在最も注目すべき漫画家・斎藤潤一郎の新作は、彼の新境地であり最高傑作となるであろう作品でした。
■風水ペット(3)(4)/花輪和一
異能の漫画家・花輪和一のカオスな作品です。一応完結したのかな?
■いがらしみきお作品あれこれ
久しぶりにいがらしみきおの作品をまとめて読みましたね。
■その他
その他、好きだった作品を羅列しておきます。
海外コミック篇
■バットマン・コミック『梟三部作』(『バットマン:梟の法廷』『バットマン:梟の街』『バットマン:梟の夜』)
アメコミ・スーパーヒーロー物ではなにしろこれが最高でした。日本では2013年に出版されたバットマン・コミックなんですが、ゴッサム・シティに巣くう謎の秘密結社「梟の法廷」とバットマンとの凄まじい死闘が全3巻に渡って描かれているんですね。「梟の法廷」の強力さ、不気味さ、そして物語の濃厚さで、バットマン・コミックの中でも白眉の作品だと思います。
■長距離漫画家の孤独 / エイドリアン・トミネ
ベテラン・グラフィックノベル作家、エイドエリアン・トミネのイケテナイ日々を描くちょっと可笑しな自叙伝なんですが、彼のことを全く知らなかったオレですら面白く読めた上に、その端正な才能に驚かされました。
■ワイン知らず、マンガ知らず/エティエンヌ・ダヴォドー
バンドデシネ作家・エティエンヌ・ダヴォドーが1年間ワイン農家でワイン作りに参加する、というドキュメンタリー漫画です。葡萄作りから始まるこの物語は「いかに納得できるワインを作るか」という生産者の矜持を描くのと同時に、その生産者にバンドデシネを読んでもらう事で「バンドデシネとは何か」を知ってもらうという作業も描かれます。つまり「モノ作り」を担う者同士の、「モノ作りとは何か」に肉薄した作品でもあるんです。ちなみにこの作品はクラウドファンディングで出版可能となりましたが、オレもこのクラウドファンディングに参加させてもらいました。