MUSIC

再び、ブライアン・フェリーの季節。【後編:全アルバム紹介】

前回に引き続き『再び、ブライアン・フェリーの季節。』、その後編となる。この後編ではザックリとフェリーさんのソロ・アルバムの数々を年代順に紹介してみようと思う。 フェリーさんのソロ・アルバムは個人的に思うに3期に分かれると思う。それはカバーソ…

再び、ブライアン・フェリーの季節。【前編:オレとブライアン・フェリー】

ブライアン・フェリー。イギリスのロック・バンド、ロキシー・ミュージックのリーダーにしてヴォーカルだった方である。ロキシーは既に活動を停止しているが、このフェリーさんは最近でも精力的にソロアルバムを制作し続けている。 ロックを聴き始めた10代の…

RIP リー・”スクラッチ”・ペリー

リー・”スクラッチ”・ペリーが8月29日に亡くなったのらしい。享年85歳。「ダブ・ミュージックの生ける伝説」はこうして遂に天界の人となってしまった。 2018年のある日、オレは突然「リー・ペリーのアルバムを探求しなければならない」という天啓に導かれ、…

ミュージック・ビデオ全盛期の80年代に生まれたポップなSFラブコメディ映画『エレクトリック・ドリーム』

エレクトリック・ドリーム (監督 スティーブ・バロン 1984年イギリス・アメリカ映画) MTVが世界を席巻した80年代、ポップ・ミュージックを大きくフィーチャーした映画作品が多数公開された。『フラッシュダンス』『フットルース』『ステイン・アライブ』な…

プリンス未発表アルバム『ウェルカム2アメリカ』がリリースされた

ウェルカム2アメリカ/プリンス プリンス未発表アルバム『ウェルカム2アメリカ』 2016年に急逝したプリンスの、なんと未発表アルバムが発売である。プリンスの死後、未発表曲のコンパイル・アルバムや、既発アルバムのデラックス版などは発売されていたが…

『ストップ・メイキング・センス』と『アメリカン・ユートピア』/映画『アメリカン・ユートピア』

アメリカン・ユートピア (監督:スパイク・リー 2020年アメリカ映画) 80年代の渋谷と『ストップ・メイキング・センス』 元トーキング・ヘッズのデヴィッド・バーンがまたもや音楽映画を手掛けた、と知ったときは「どうしよっかなあ」程度の関心だった。デ…

最近聴いたエレクトロニック・ミュージック

Sasha LUZoSCURA / Sasha Luzoscura アーティスト:Sasha Alkaane Amazon イギリス・アメリカ双方のクラブシーンにおいて絶大な人気を誇るイギリス人DJ、Sashaの最新DJ Mixアルバム。Luzoscuraとは「光と闇」という意味であり、同時に彼のストリーミングサー…

最近聴いたエレクトロニック・ミュージックなどなど

Jayda G DJ-Kicks: Jayda G / Jayda G DJ-Kicks: Jayda G !K7 Records Amazon 人気DJ MIXシリーズDJ-Kicksの最新作はカナダの新進DJ/プロデューサー、Jayda Gが担当。ソウル、ファンク、ディスコ、ハウスを絶妙なチョイスとモダンなセンスで散りばめ、マイ…

最近聴いたエレクトロニック・ミュージックなどなど

Muslimgauze Emak Bakia / Muslimgauze Muslimgauzeはイギリス人アーチストBryn Jonesのソロユニットであるが、彼自身は1999年に亡くなっている。Muslimgauzeとしての活動は1982年のレバノン侵攻を切っ掛けとしており、そのテーマは「パレスチナの自由」「反…

オレの超個人的20世紀古典ロック100枚!

オレの超個人的な古典ロックアルバム100枚なのだ 以前ワッシュさんのブログで「ロック好きなら聴いておきたい古典100」という記事を読んだのである。これははてな匿名ダイアリーの「ロック好きなら高校生までに聴いておきたい古典100」という投稿に対するワ…

宇多田ヒカル『One Last Kiss』 とメロディック・ハウス

『シン・エヴァンゲリオン劇場版:||』を観終わり、その余韻のまま宇多田ヒカルの歌うテーマソング『One Last Kiss』のシングルを購入し、しんみりしながら聴き入っているオレである。 収録曲はこんな感じ。 1: One Last Kiss (映画『シン・エヴァンゲリオン…

最近聴いたエレクトロニック・ミュージック

Kelly Lee Owens ■古風 / 冥丁 古風 アーティスト:冥丁 発売日: 2020/09/27 メディア: CD 最近注目しているエレクトロニック・ミュージックは広島在住のアーテイスト冥丁(メイテイ)による3rdアルバム『古風』。日本の古い文化をモチーフに、和楽器や民謡の…

最近聴いたエレクトロニック・ミュージック

Planetary Assault Systems ■Planetary Assault Systems / Plantae Plantae 発売日: 2019/11/01 メディア: MP3 ダウンロード UKテクノの重鎮Luke SlaterがOstgut TonからリリースしたPlanetary Assault Systems名義の新作EP。EPとはいえ6曲入り48分の実に充…

ボウイのジャズアレンジ・ナンバーが聴ける『David Bowie In Jazz』はボウイファン必聴盤だ!

David Bowie In Jazz (A Jazz Tribute to David Bowie) / Various Artists デヴィッド・ボウイ没後5周年ということで、ボウイ・ナンバーのジャズ・アレンジ・トリヴュート・アルバムが発売された。そして、これが、とてつもなく、いい。 ボウイ・ファンを40…

そういやニュー・オーダーのシングルが発売されていたのを忘れていた

New Order / Be a Rebel そういやニュー・オーダーの5年振りとか言うニュー・シングル、『Be a Rebel』 が去年の9月に出ていたんですが、聴くのすっかり忘れていましたね。ニュー・オーダーのファンなのにいかんなあ。ファンの皆さんはとっくに聴かれている…

2020年:今年面白かった音楽

あれこれ幅広く聴いたのだ 今年もあれこれと沢山音楽を聴きました。実は去年、唐突にそれまで聴いていたEDMに飽きてしまい、1年の前半をリー・ペリー作品探索の旅に費やし、後半をプリンス作品コンプリートに血道を上げていたりしていましたが、それが終わっ…

最近聴いたエレクトリック・ミュージックその他

Ellen Allien ■Auraa / Ellen Allien Auraa 発売日: 2020/06/12 メディア: MP3 ダウンロード ハードコア・テクノの女王Ellen Allien、待望のニューアルバム!期待通りのひたすらにカッコよくゴリゴリにハードなフロア仕様テクノで、聴くほどに頭にダンス衝動…

Global Communicationのリマスター・ボックスセット『Transmissions』

■Transmissions / Global Communication Global Communication(以下GC)と言えば94年にリリースされた伝説のアルバムであり唯一のオリジナル・アルバムでもある『76:14』だろう。静謐に満たされたその音響は一聴よくあるアンビエント作と思わせながら、聴き…

フランキー・ゴーズ・トゥ・ハリウッド、2004年一回こっきりの復活ライヴアクト。

YouTubeを徘徊していたらフランキー・ゴーズ・トゥ・ハリウッド(FGTH)の2004年ライヴ、という映像を見つけ思わず見入ってしまった。FGTH、「リラックス」のヒットで1980年代にセンセーショナルなデビューを果たしたイギリスのニューウェーヴ・バンドである…

ボウイの未発表セッション・アルバム『Changesnowbowie』が発表されたからファンは嗚咽し乱舞して聴くがいい!!

■Changesnowbowie / David Bowie 2016年に惜しまれながらこの世を去ったデヴィッド・ボウイの”新譜”が2020年の今発表される、というのだから古くからのファンとしてこれは壮絶に盛り上がらざるをえない。といっても未発表の新曲が発掘された、というのではな…

最近聴いたエレクトリック・ミュージック

Bronson ■BRONSON / Bronson BRONSON [解説・ボーナストラック2曲収録 / 国内盤] (BRC642) アーティスト:BRONSON,ブロンソン 発売日: 2020/08/07 メディア: CD グラミー賞ダンス/エレクトロニック部門ノミネート・アーチストであるODESZAとシドニーで活躍す…

プリンス最高傑作アルバム『サイン・オブ・ザ・タイムズ』のスーパー・デラックス・エディションが発売されたのだ!

■SIGN "O" THE TIMES: Super Deluxe Edition / Prince プリンスといえばその最高傑作は紛れも無く『サイン・オブ・ザ・タイムズ』であると心に強く思うオレである。最高傑作どころかポピュラー音楽史に燦然と輝き永代にその名を残す超弩級のアルバムであるこ…

最近聴いたエレクトリック・ミュージックその他

Duval Timothy ■Help / Duval Timothy Help [日本限定CD] アーティスト:Duval Timothy 発売日: 2020/08/07 メディア: CD Duval TimothyはUK/シエラレオネを拠点に活動するマルチアーティストだという。この『Help』は彼の4枚目のアルバムとなるが、一聴して…

この夏聴いていたレゲエ・ミュージック

■Heavy Rain / Lee ”Scratch” Perry HEAVY RAIN [解説・ボーナストラック1曲収録 / 国内盤] (BRC620) アーティスト:LEE "SCRATCH" PERRY,リー・スクラッチ・ペリー,ADRIAN SHERWOOD,LEE PERRY 発売日: 2019/11/22 メディア: CD リー・ペリーの最新作『Rainfo…

マイルス・デイヴィスの『死刑台のエレベーター』を聴いていた

以前村上春樹原作の韓国映画『バーニング 劇場版』を観てたいそう感銘を受け、まだ読んでいなかった原作短編を読んだだけではなく、劇中で使われていたマイルス・デイヴィスの曲『死刑台のエレベーター』が収録されたアルバムまで買って聴いていた。映画では…

最近聴いたエレクトリック・ミュージック

Helena Hauff ■Kern Vol. 5 / Helena Hauff Kern, Vol. 5: Mixed by Helena Hauff 発売日: 2020/06/18 メディア: MP3 ダウンロード ドイツの名門テクノ・レーベルTresorの人気DJ Mixシリーズ最新作はマシン・ファンクの女王Helena Hauff!これぞTresorと思わ…

最近聴いたエレクトリック・ミュージック

■Berghain Funfzehn / Luke Slater Berghain Funfzehn [Analog] アーティスト:Luke Slater 発売日: 2020/05/22 メディア: LP Record ベルリンの人気レーベルOstgut TonからリリースされたUKテクノ・シーンの重鎮Luke Slaterのニュー・アルバム。いつものぶっ…

最近聴いたエレクトリック・ミュージック/Anjunadeepレーベルがエモ過ぎる件について

「最近こればっかり聴いている」というのがAnjunadeepレーベルからリリースされている様々なアルバムだ。ジャンルとしてはプログレッシヴ・ハウスの範疇に入るのだが、プログレッシヴ・ハウスという言葉から連想する大箱中心の産業ダンス・ミュージックとは…

最近聴いたエレクトリック・ミュージックその他

■Tunes 2011-2019/Burial TUNES 2011-2019 [輸入盤 / 2CD] (HDBCD048)_873 アーティスト:BURIAL,ブリアル 出版社/メーカー: HYPERDUB 発売日: 2019/12/06 メディア: CD UKダブステップ界の鬼才中の鬼才、burialがテン年代にリリースしたシングル全17曲を網…

ブルースを聴いていた

最近たまにブルースを聴いている。これまで全く聴くことは無かったし、とりたてて興味も無かったのだが、ある切っ掛けからちょっとばかり聴いてみたら、「こりゃいいな」と思ってしまったのだ。 その切っ掛けというのはアッティカ・ロックのミステリ小説『ブ…