fabric presents Sama' Abdulhadi / Sama' Abdulhadi
fabricよりリリースされたパリ在住の女性DJ/プロデューサー、サマ・アブドゥルハーディーによるDJミックスアルバム。サマ・アブドゥルハーディーはヨルダンに生まれパレスチナで音楽を学び、「パレスチナにテクノを持ち込んだ女性」として知られているのだという。非常にアグレッシヴなダンスチューンが並ぶが、それは政治的意味に満ちたものなのだろう。
10 / VARIOUS ARTISTS
オランダの電子音楽レーベルMusic From Memoryが創立10周年を記念してリリースしたレーベル・コンピレーション。どの曲も瞑想的な静謐さに満ちている。
Enter the Kettle / Oss (The Orb)
2021年にリリースされたThe Orbのアレックス・パターソンと彼の旧友であるFil Le Gonidecによるデュオ、Ossのアルバム。Ossは「Orb Sound System」の略で、The OrbのハーフDJ/ハーフ・ライヴ・ヴァージョンとして機能しているのだとか。内容はダブ・テクノを中心としたバラエティ豊かなエレクトロニック・ミュージック。
Tikiman Vol. 1 / Paul St. Hilaire
ベーシック・チャンネルとも共演していたドミニカ共和国生まれのルーツ/ダブ・アーティスト、Tikimanことポール・セント・ヒレアーの16年振りとなるアルバム。ズブズブとひたすら沈んでゆくダブテクノ。
Four Quartets Of Love and Modern Lash / Deadbeat & Paul St. Hilaire
2022年にリリースされたミニマル・ダブ・プロデューサー、デッド・ビートとポール・セント・ヒレアーがコラボした4曲入りアルバム。これまたひたすらディープなダブテクノ。
Cricket wife / Pet Shop Boys
2021年にリリースされたPSBの『Cricket wife』はその前年のロックダウン中にレコーディングされたEP。オーケストラ・サウンドをフィーチャーした10分にも及ぶ曲「Cricket Wife」と「West End Girls」のロックダウン・ヴァージョンの2曲を収録。
My Beautiful Laundrette / Pet Shop Boys
1985年公開のイギリス映画『マイ・ビューティフル・ランドレット』を基にした舞台作品のために書かれた音楽スコアをアルバムにしたもの。
Lost / Pet Shop Boys
PSBによる2023年リリースのEP。2015年にロンドンとベルリン録音され、2016年のアルバム『Super』収録予定だったが未発表のままだった4曲と、反ロシア・ソング「Living in the past」のニューミックス版を収録。
Music For Dead Airports / The Black Dog
2010年にリリースされたブラックドッグのアンビエントアルバム『Music For Real Airports』の続編的アンビエント。2023年リリース。「Dead Aireports」とはなんとも不穏なタイトルだが、失敗に終わったシェフィールド空港を題材にしているのらしい。
Music For Airport Lounges / The Black Dog
そしてこちらは『Music For Real Airports』を2023年にリビルドしたアンビエントアルバム。