2025-04-01から1ヶ月間の記事一覧

”横浜にある秘境”、「陣ヶ下渓谷公園」に行ってみた

飛び石連休となる火曜日は、早朝から車で横浜市の保土ヶ谷区にある「陣ヶ下渓谷公園」に出掛けました。なんでもここ、”横浜にある秘境”と呼ばれているんだそうです。横浜市の真ん中に秘境?いったいどういうところなんでしょうか。 公園に入り地図を見ると”…

水曜どうでしょう第35弾『21年目のヨーロッパ21カ国完全制覇』Blu-rayを観た

DVD

最新作はどうでしょう班にとって久々の海外ロケ。注目の行き先はなんと4度目のヨーロッパ。心のどこかにくすぶっていた不完全燃焼感が12年の時を経て彼らを動かすことに。まだコロナ禍前の2018年に“密な”男たちの旅が始動していた!アイルランド1ヵ国のため…

アクションアドベンチャーゲーム『インディ・ジョーンズ/大いなる円環』をクリアした

インディ・ジョーンズ/大いなる円環 (PC,Xbox Series X|S,PS5) チャーンチャチャッチャーン♪チャーンチャチャーン♪……とテーマ曲も高らかにゲーム『インディ・ジョーンズ/大いなる円環(以下『大いなる円環』)』の登場である。そう、ハリソン・フォード演じる考古学者のインディ…

ジュリアン・バーンズの『イングランド・イングランド』 を読んだ

イングランド・イングランド / ジュリアン・バーンズ (著), 古草 秀子 (翻訳) ブッカー賞受賞作家が描くテーマパーク・イングランド。そこにはウェストミンスター寺院、ガーデニング、ロビン・フッド、紅茶、シェイクスピア、生ぬるいビール、ハロッズ、王…

ジュリアン・バーンズの料理エッセイ『文士厨房に入る』を読んだ

文士厨房に入る /ジュリアン・バーンズ (著), 堤 けいこ (翻訳) 数々の料理書を読み漁り、両手に余る調理器具をキッチンに揃え、手料理をふるまい味わうことを無上のよろこびとしながら、レシピにとまどい、出来栄えにどこか不安を覚えてやまない、落ち着か…

一匹の黒猫が主人公となり沈没した世界を冒険するアニメーション映画『Flow』

Flow (監督:ギンツ・ジルバロディス 2024年ラトビア・フランス・ベルギー作品) 洪水に飲み込まれ次第に沈没してゆく世界を舞台に、一匹の黒猫がさまざまな動物たちと出会いながら冒険の旅を続けてゆくというアニメーション映画『Flow』です。ラトビアのク…

ジュリアン・バーンズの『終わりの感覚』を読んだ

終わりの感覚 /ジュリアン・バーンズ (著), 土屋 政雄 (翻訳) 歴史とは、不完全な記憶と文書の不備から生まれる確信である――。二十代で自殺した親友の日記が、老年を迎えた男の手に突然託される。それは、別れた恋人の母親の遺言だった。男は二十代の記憶を…

”法が裁かない悪人”を私刑にする連続殺人事件を追え / 映画『ベテラン 凶悪犯罪捜査班』

ベテラン 凶悪犯罪捜査班 (監督:リュ・スンワン 2024年韓国映画) ”法が裁かない悪人”を私刑にする連続殺人事件が発生、煽情的な動画配信者がこれを「正義のヒーロー」と持ち上げ、多くの者が賛同して世論が騒然となってしまう。我らが熱血ベテラン刑事ソ…

息子と声を失った男の血塗られた復讐が始まる/映画『サイレントナイト』

サイレントナイト (監督:ジョン・ウー 2022年アメリカ映画) 『サイレントナイト』は愛する息子を殺され、自らも声を失った男が、復讐を誓って立ち上がる!というリベンジアクション映画だ。なんといっても『男たちの挽歌』シリーズ、『フェイス/オフ』の…

怒らせたヤツはヘタレCIA職員だったッ!?/映画『アマチュア』

アマチュア (監督:ジェームズ・ホーズ 2025年アメリカ映画) 愛する妻をテロ犯に殺され復讐を誓ったCIA職員のチャーリーだったが、CIAはCIAでも彼は情報捜査官、殺しのスキルなど全く持たない”アマチュア”だった……という映画『アマチュア』である。主人公…

鸚鵡をめぐる冒険/ジュリアン・バーンズの『フロベールの鸚鵡』を読んだ

フロベールの鸚鵡 /ジュリアン・バーンズ(著), 斎藤 昌三(翻訳) 文豪フロベールの生涯をめぐる二羽の鸚鵡の謎。「僕」のフロベール探究の旅は、「僕」自身の過去に、妻の自殺に思いを馳せながら次第にその色合いを変えていく。一作ごとに新しい趣向で世界じ…

休日写真日記(4/5~4/6)

4月5日(土) この日は午前中に映画を観に行って帰ってから一休み、その後夕方に相方さんと外出。去年引っ越してから一度も居酒屋というところに行ってない!ということでこの日は以前から何度か行ったことのある、桜木町のいかにも昔ながらといった風情の居…

良いナチスは死んだナチスだッ!?/映画『アンジェントルマン』

アンジェントルマン (監督:ガイ・リッチー 2025年アメリカ・イギリス・トルコ映画) 第2次世界大戦におけるイギリスの対ナチスドイツ隠密作戦を描いた戦争アクション。ウィンストン・チャーチルとイアン・フレミングが大戦中に設立した秘密戦闘機関であり…

橋本治の『九十八歳になった私』を読んだ

九十八歳になった私 / 橋本治 一体今日は、いつなんだろう? もうすぐ九十八だ。多分。ゆとり世代(もう五十だけど)の編集者に「戦後百一年」なんて原稿頼まれたり、ボランティアのバーさんが紅白饅頭持ってきたり。東京大震災を生き延びた独居老人の「私…

野坂昭如による猟奇地獄絵図短篇『骨餓身峠死人葛』を読んだ

骨餓身峠死人葛(ほねがみとうげほとけかずら) / 野坂 昭如 九州の入海をながめる丘陵の,最も峻険な峠「骨餓身」.昭和初期,その奥にある葛炭坑を舞台に繰り広げられる近親相姦の地獄絵,妖しく光る異常な美の世界.磨き上げられた濃密な文体で綴られる…