2022年まとめ:今年面白かった美術展とか展覧会とか

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いよいよ年末ですね。今日から何日かに分けて「2022年面白かったものまとめ」をしていきたいと思います。まず今日は美術展・展覧会篇。

今年はなぜだか突然美術館通いに目覚めた年でした。展覧会なども含めると20回ぐらい行ったでしょうか。連休にあんまり暇だったので、たまには美術館なる場所にでも行ってみるべえか、と出掛けたのが始まりで、ということはこの「20回」というのは殆ど今年後半に行った数なんですよね。ですから月2回程度は行ってる計算です。

なぜ突然?と思ったのですが、まず一つは映画館通いに飽きてきた事。なんだか毎週毎週律儀にチケット取って映画観に行くのに疲れちゃったんですよ。とはいえ最近はまた毎週行くようになっちゃったんですが。

それと、コロナ禍の影響で入場制限がされるようになり、それまで激込みの中で観なければならなかった美術展が、割合快適に観られるようになったことが挙げられるでしょうか。オレは絵を観るのは嫌いじゃないんですが、大昔行った何かの美術展が、芋でも洗ってるみたいに人でごった返していて、「美術展なんて2度と来るか!」と辟易しちゃった事があったんですよね。

まあなんにしろ、こうして楽しみが増えたことは自分でも歓迎です。来年も幾つか大規模な展覧会があるみたいだし、小さめの展覧会もちまちま探しながら出かけたいものですね。

では今年観に行った中で面白かった美術展・展覧会・美術館を紹介してみたいと思います。なお紹介順は観に行った順番になっています。

 

国立西洋美術館『自然と人のダイアローグ展』(6月)

国立西洋美術館のリニューアルオープン記念として、ドイツ・エッセンのフォルクヴァング美術館との提携により近代絵画を一堂に展示した美術展。国立西洋美術館の粋を集めた圧倒的な美術展でした。

 

東京国立近代美術館ゲルハルト・リヒター展』(6月)

ドイツ・ドレスデン出身の「現代アートの巨匠」、ゲルハルト・リヒターの大規模個展です。これがもう鬼気迫る力作・問題作が並ぶ凄まじい展覧会だったんですよ。今年観た中でも1,2を争う素晴らしい展覧会でした。

 

国立新美術館『ルートヴィヒ美術館展 20世紀美術の軌跡―市民が創った珠玉のコレクション』(7月)

ピカソリキテンシュタインの作品をはじめ、ロシア・アヴァンギャルドポップアート、前衛芸術が並ぶ壮観な美術展でした。これもよかったなあ。

 

■町田市立国際版画美術館『長谷川潔 1891-1980展 ー日常にひそむ神秘ー』(7月)

版画家・長谷川潔の作品展です。非常に幻想的な作風の作品が並び、同時に版画作品の面白さを堪能できた作品展でした。

 

東京藝術大学大学美術館『日本美術を紐解く―皇室、美の玉手箱』(9月)

やっぱりね、若冲ですよ若冲若冲の素晴らしさを初めて知った展覧会でしたし、他の展示も素晴らしかったですね。あと東京藝術大学の一角に足を踏み入れたのがなんだか嬉しかった。

 

三鷹の森ジブリ美術館と『未来少年コナン』展(10月)

初「ジブリ美術館」です!いやあ楽しかった!3時間いて2回泣きました!そして宮崎アニメの最高峰とオレが思っているSFアニメドラマ『未来少年コナン』の展覧会に感激の嵐!

 

国立西洋美術館ピカソとその時代/ベルリン国立ベルクグリューン美術館展』(10月)

やっぱりね、浴びるほどピカソを観られたのが最高でしたね。それと、クレーの作品が思った以上に展示されていて、これもよかったなあ。この美術展は来年5月まで開催されているようなので興味の沸いた方は是非足を運ばれてください。

 

パナソニック留美術館『つながる琳派スピリット 神坂雪佳』(11月)

「可愛い」は正義!