三鷹の森ジブリ美術館に行ってきた

三鷹の森ジブリ美術館に行ってきた

この間の金曜日は会社に最期の夏休みを貰って三鷹の森ジブリ美術館に行ってきました。

実はジブリ美術館に行くのは初めてなんですよ。大昔はなかなか取れないチケットを取ろうとジタバタしていましたが、あまりに取れなさ過ぎて諦めちゃっていたんですよね。それに、ジブリ作品は好きですが、美術館まで行ってジブリな雰囲気を味わい尽くしたい!ってほどでもないよなあと思えてしまい、存在自体を忘れることにしていたんですよ。

ところがつい最近このジブリ美術館で《未来少年コナン展》を開催していることを知り、「うわああこれは観に行かなければマズイだろ!?」と突如気分が燃え上がり、夏休みを貰っていた金曜日のチケットを調べたらこれがあっさり取れてしまったんです。オレをここまで燃え上がらせた『未来少年コナン』とは何か?は次回の記事に回すことにして、ここではオレがどの程度ジブリアニメが好きなのか?を1枚の写真で説明してみることにしましょう。はいっ!

ええ、宮崎駿作品の全ブルーレイを所有している程度にはジブリ好きですッ(というか宮崎好き)。ジブリのブルーレイはお高いのでほとんど輸入ブルーレイで揃えてあります)

3時間いて2回泣いた!

予約は11時入場の回でしたが既に長蛇の列で、入場を開始して中に入れたのが11時20分、予約制限入れてこれだけ混んでいるのに中はどうなっているんだ?と最初心配しましたが、中に入ってみるとそれなりに混んではいても不愉快になる程ではなく、多少の並びはあってもあちこちを見て回るのにたいした支障はありませんでした。

ジブリ美術館は3階建て+屋上庭園という作りになっていて、中は迷路のように入り組んでいますが、その入り組んだ構造を楽しむというコンセプトになっているんですね。

まずはB1Fの常設展示室「動き始めの部屋」で「アニメーションの歴史」を非常に楽しく分かり易く説明します。それとオリジナル短編アニメを上映する小劇場「土星座」があり、この日は『となりのトトロ』のスピンオフ作品『めいとこねこバス』が上映されていました。14分程度の作品ですが、これがもうとっても楽しかった!映画館でアニメを見るのってやっぱり一味違いますね。

1Fに上がると常設展示室「映画の生まれる場所」があります。ここでは様々なジブリ作品の絵コンテや背景美術、セルや画材の展示などと併せ、アニメ制作者のデスク周りをそのまま、あるいはフィクショナルに再現して「ここでどのようなイマジネーションが育まれるのか」を紹介します。

発想の元となるのであろう種々雑多な小間物の置かれたその部屋は、眺めているこちら側にもイマジネーションを喚起させるんです。なんかこう、オレにとっても「憧れの部屋」そのもので、そういえばオレはこんなイマジネイティヴな仕事がしたかったんだよな、とちょっと思い出させられました。ここに展示された背景美術がまた美しくて、その素晴らしさにちょっとウルッとしてしまったことをここで白状します。

1Fには企画展示室もあり、ここで《未来少年コナン展》が展示されていました。ここでまたウルッとしてしまったオレです。この日ジブリ美術館には3時間ぐらいいましたが、その間に2回泣いてしまいました……。また、カフェ「麦わらぼうし」もありますが、ここは相当混んでいたので今回はパスしました。

ジブリ美術館の2Fと屋上

2Fには中に入ることの出来る巨大なネコバスの置かれた「ネコバスルーム」があります。ここは小学校6年生以下が対象です。それとお勧めの児童書や絵本の置かれた図書閲覧室「トライホークス」があります。宮崎駿自身のお勧め書籍もあり、その中にブライアン・W・オールディスSF小説『地球の長い午後』があったのにはニヤリとさせられました。これ、最強に凄まじいSF小説で、オレもお勧めです。

ミュージアムショップ『マンマユート』もこの2Fにあります。この日は未来少年コナンのピンバッチとラピュタのロボット兵のカードスタンドを買っちゃいました(写真の右端は「土星座」のセル画チケットです)。

屋上には全長約5mのラピュタロボット兵、それとやはりラピュタに登場する要石が置かれています。記念撮影の列ができていましたが、割とちゃっちゃと写真撮影できました。

ロボット兵

要石

(次回『未来少年コナン展』に続く)