『ミラベルと魔法だらけの家』は年少者向けの明るい『百年の孤独』だったのか?

ミラベルと魔法だらけの家 (監督:バイロン・ハワード/ジャレッド・ブッシュ 2021年アメリカ映画) ディズニー・アニメにはまるで興味が無いオレだが、そもそもディズニー・アニメのほうがオレに興味が無いであろうことは鉄板で確かだ。要するにオレの如き…

今回も壊して殺して喰うよ!/映画『ヴェノム:レット・ゼア・ウィル・ビー・カーネイジ』

ヴェノム:レット・ゼア・ビー・カーネイジ (監督:アンディ・サーキス 2021年アメリカ映画) 食べるの大好き・壊すの大好きな地球外生命体ヴェノムと、そのヴェノムに取り憑かれ嫌々共生しているおっさん・エディとの愉快痛快二人羽織りの日々を描くマーベ…

最近読んだSF:『時間の王』『ダリア・ミッチェル博士の発見と異変 世界から数十億人が消えた日』

時間の王 / 宝樹 (著)、稲村 文吾 (訳)、阿井 幸作 (訳) 時間の王 作者:宝樹 早川書房 Amazon 俺は時間の王だ――自分の人生のあらゆる時間を自由に通り抜けられる。些細な事故に遭ったせいで思い出した瞬間に戻ることができる能力を手に入れた主人公は、子供…

最近読んだSFやらなにやら:『ネットワーク・エフェクト マーダーボット・ダイアリー』『破滅の王』

ネットワーク・エフェクト マーダーボット・ダイアリー / マーサ・ウェルズ (著)、中原 尚哉 (訳) ネットワーク・エフェクト マーダーボット・ダイアリー (創元SF文庫) 作者:マーサ・ウェルズ 東京創元社 Amazon かつて大量殺人を犯したとされたが、その記憶…

映画『エターナルズ』が面白かったので原作コミックを読んでみた

エターナルズ /ニール・ゲイマン (著)、ジョン・ロミータJr. (画)、石川裕人 (訳) ジャック・カービーが遺したMARVEL創世神話にゲイマンが挑む話題作がついに邦訳! 百万年前、太古の地球を訪れた天空族セレスティアルズは一群の猿人を捕らえ、遺伝子操作を…

10年以上も人間ドックに通ったオレが明かす『人間ドック10の秘密』!

Photo by Doctor Mako on Unsplash 人間ドックに行ってきた この間の土曜日は毎年恒例となっている人間ドックに行ってきた。最近ちょっと頭がおかしいので(前からか)今回はオプションで頭部MRIを追加しておいた。おかげで料金がエライことになってしまい(…

4K有機ELテレビを買った

Photo by Glenn Carstens-Peters on Unsplash 発端はPS5の購入だった。購入してすぐ思ったのは「PS5なら4K画面のゲームできるんだよなあ、4Kのブルーレイも観られるんだよなあ」という事だった。しかしオレの家にある11年前に買った40インチ液晶テレビは2Kで…

府中市美術館に『動物の絵』展を観に行った

先日は府中市美術館へ開館20周年記念展『動物の絵 日本とヨーロッパ ふしぎ・かわいい・へそまがり』を観に行きました。9月から開催されていたそうなんですが、自分はつい最近Twitterで知り、「これは行かねば!」と思ったのですが、終了が11月28日だったも…

黒く、熱く、暗い、インドの超絶バイオレンス・ムービー『囚人ディリ』!

囚人ディリ (監督:ローケーシュ・カナガラージ 2019年インド映画) 最近日増しに気温も下がり、すっかり冬っぽくなってきたこの日本に、ホットな国インドから地獄の炎の如く暗く熱い超絶バイオレンス・ムービーがやってきたのである。タイトルは『囚人ディ…

最近読んだコミックあれこれ

あたしゃ川尻こだまだよ (1) / 川尻 こだま あたしゃ川尻こだまだよ(1)【電子特典付き】 (コミックエッセイ) 作者:川尻 こだま KADOKAWA Amazon ジャンクフード一直線!油脂や糖分や塩分の量を一切考えることなく己の食欲の命ずるままにただれきった痛快自滅…

ミシェル・ウエルベックのすべての邦訳作品を読んだ

ミシェル・ウエルベック オレとミシェル・ウエルベック フランスの現代文学作家、ミシェル・ウエルベックの全邦訳作品を読み終えた(小説8作、評論2作)。 最初にウエルベック小説と出会ったのは池澤夏樹編集による世界文学全集の『短編コレクション2』だっ…

庵野秀明展に行ってきた

この間の土曜日は国立新美術館で開催されている庵野秀明展に行ってきました。 昨今のコロナ禍のせいでこの展覧会も入場制限がかけられており、チケットは入場時間が決められた形で販売、そのため10月から始まっていたこの展覧会のチケットがなかなかとれず、…

ミシェル・ウエルベックの評論『ショーペンハウアーとともに』を読んだ

ショーペンハウアーとともに / ミシェル・ウエルベック 《世界が変わる哲学》がここにある! 現代フランスを代表する作家ウエルベックが、19世紀ドイツを代表する哲学者ショーペンハウアーの「元気が出る悲観主義」の精髄をみずから詳解。その思想の最奥に…

ミシェル・ウエルベックの評伝『H・P・ラヴクラフト 世界と人生に抗って』を読んだ

H・P・ラヴクラフト 世界と人生に抗って / ミシェル・ウエルベック 『服従』『素粒子』で知られる《世界一センセーショナルな作家》、ミシェル・ウエルベックの衝撃のデビュー作、ついに邦訳! 「クトゥルフ神話」の創造者として、今日の文化に多大な影響を与…

人類の歴史を見守ってきた"神々たち"の物語/映画『エターナルズ』

エターナルズ (監督:クロエ・ジャロ 2021年アメリカ映画) マーベル・ヒーロー映画『エターナルズ』、IMAXで観てきました。物語は宇宙の彼方から地球に飛来し7000年もの間人類を見守ってきた10人の超人「エターナルズ」の活躍を描くもの。 悠久の過去から…

スタニスワフ・レムのSF長編『インヴィンシブル』を読んだ

インヴィンシブル / スタニスワフ・レム 『ソラリス』で知られるSF小説界の巨匠、スタニスワフ・レム。哲学的思弁を持った彼の作品はオレも大好きであれこれの作品を愛読していた。そのレムの選りすぐりの作品を国書刊行会が「スタニスワフ・レム・コレクシ…

アラン・ムーアによるクトゥルー神話コミック『ネオノミコン』

ネオノミコン / アラン・ムーア(作)、ジェイセン・バロウズ(画)、柳下毅一郎(訳) 人間をチューリップ型に切り裂く異様な殺人事件、古い教会を改築したクラブに蔓延する謎の白粉……頻発する怪事件を解決すべくFBI捜査官メリルとゴードンはマサチューセ…

globalhead(フモ)に10の質問

Taiyakiさんの記事で【「はてなブログ10周年特別お題「はてなブロガーに10の質問」】というお題をやっている事を知り、さらにTaiyakiさんに拙ブログに言及していただいたので、ついでにオレもやってみようか、と思ったわけなんですが。 ブログ名もしくはハン…

『サイバーパンク2077』のジョニー・シルヴァーハンド・フィギュアだぜ

ゲーム『サイバーパンク2077』に登場するキャラクター、ジョニー・シルヴァーハンドのフィギュアを手に入れたのである。ちなみに上の写真はゲーム内での姿ね。お気づきかもしれないがこのジョニー・シルヴァーハンド、実はキアヌ・リーヴスの3Dデータから作…

筋肉男タイガー・シュロフが魔人の如く暴れ回るインド・アクション『シャウト・アウト』!

シャウト・アウト (監督:アフメド・カーン 2020年インド映画) 剛腕!俊足!不死身の肉体! シックスパックのニクイ奴! 怒髪天を衝く激情、魔人の如き戦闘! もう奴を止められる者は誰もいない! 奴の名はタイガー・シュロフ! 久しぶりにインド映画を観…

マヌルネコ切手シートを買った!

毎度書いているがマヌルネコ好きのオレである。マヌルネコとは……という解説はもう省こう。簡単に説明すると「最古な猫だぜマヌルネコ」という事である。 マヌルネコ好きのオレは様々なグッズを購入してきた。これまで日記に書いたマヌルネコグッズをここで紹…

フランスにイスラーム政権が誕生した近未来/ミシェル・ウエルベックの『服従』を読んだ

服従/ミシェル・ウエルベック 二〇二二年仏大統領選。極右・国民戦線マリーヌ・ル・ペンと、穏健イスラーム政党党首が決選に挑む。しかし各地の投票所でテロが発生。国全体に報道管制が敷かれ、パリ第三大学教員のぼくは、若く美しい恋人と別れてパリを後に…

ミシェル・ウエルベックの『セロトニン』を読んだ

セロトニン / ミシェル・ウエルベック 巨大化企業モンサントを退社し、農業関係の仕事に携わる46歳のフロランは、恋人の日本人女性ユズの秘密をきっかけに“蒸発者”となる。ヒッチコックのヒロインのような女優クレール、図抜けて敏捷な知性の持ち主ケイト、…

トンチキ忍者映画『G.I.ジョー:漆黒のスネークアイズ』は日本が舞台だよ!

G.I.ジョー:漆黒のスネークアイズ (監督:ロベルト・シュベンケ 2021年アメリカ・カナダ映画) 「あのG.I.ジョーが帰ってきたッ!?」という映画『G.I.ジョー:漆黒のスネークアイズ』が公開されるらしい。「そういやそんな映画あったなあ……」と記憶の隅っ…

居酒屋へGO!

「居酒屋に行こう」とオレは相方さんに言ったのである。 さきの緊急事態宣言解除を受けて飲食店も8時までアルコール提供OKとなり、来週からはほぼ全面解除だ。これまで緊急云々のおかげでまるで外食も外飲みもしていなかったが、OKとなったらこれは行かねば…

マヌルネコ・フィギュア「ボル&ポリー」がとってもカワイイのだ!

このブログでも何度も書いていて恐縮だが、オレはマヌルネコという生き物が大好きである。マヌルネコは中央アジアに分布する古い種類のヤマネコで、もこもこした体毛とふてぶてしい面構えが特徴だ。また低レベルの絶滅危険種であり、一般の人間が飼うことは…

ミシェル・ウエルベックの『プラットフォーム』を読んだ

プラットフォーム / ミシェル・ウエルベック 男ミシェル、41歳独身。父が殺された。けれど不思議と悲しみが湧かない。女ヴァレリー、28歳。旅行会社のエリート社員。思春期に他人への関心を失ったまま成長した。南国タイで、二人は出逢う―何気ない運命のよ…

『水曜どうでしょうザ・ベスト(偶数)』が遂に発売されたッ!

今年5月に発売され、全オレを大爆笑の渦に巻き込み、あまつさえ呼吸困難と腹筋崩壊まで起こさせた『水曜どうでしょうザ・ベスト(偶数)』。あれから数ヶ月、待ちに待った『水曜どうでしょうザ・ベスト(奇数)』がやっていたのである! 改めて紹介しよう。…

ロメロのお蔵入り作品が遂に公開/映画『ジョージ・A・ロメロのアミューズメント・パーク』

ジョージ・A・ロメロのアミューズメント・パーク (監督:ジョージ・A・ロメロ 1973年アメリカ映画) 『ゾンビ』でその名を轟かす映画監督ジョージ・A・ロメロが1973年に製作しながら今までお蔵入りになっていた作品が公開される、と聞いたらこれは黙って…

2021年のエポックメイキングとなりうる最高のSF超大作/映画『DUNE/デューン 砂の惑星』

DUNE/デューン 砂の惑星 (監督:ドゥニ・ヴィルヌーヴ 2021年アメリカ映画) 小説『デューン 砂の惑星』 1965年にフランク・ハーバードによって書かれたSF大河小説『デューン 砂の惑星』は当時のSF界に大いなる衝撃と絶賛でもって迎え入れられた。その評価…