抜歯した。

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Photo by Michael Browning on Unsplash

今日は歯医者に行って奥歯を一本抜くことになってしまった。

しかし話は多少ズレるが「歯医者に行く」とは言うがあまり「歯科(医院・病院)に行く」とは言わんのじゃないか。これが耳鼻喉頭関係なら「耳鼻科に行く」になるが眼だと「眼科」ではあるが「眼医者」って言うこともあるな。腹が痛かったり風邪引いたりだと「内科に行く」だし、単に「病院に行く」になるな。この「○○医者に行く」と「○○科に行く」との使われ方の違いはなんだろうな。「歯」とか「眼」とか一音節の言葉だと「○○医者に行く」のほうになるってことなのだろうか。

さて歯医者である。実のところ、抜いた奥歯は随分前から多少グラグラしていたのだ。こういう症状には歯槽膿漏が原因としてよく言われるが、それもあるのかもしれないが歳を取ると歯茎が痩せてくるのだ。それと併せ、今回抜歯した歯は既に隣の歯が無くて、その無い方向に反対側の歯が押してきて妙に不安定な生え方になってたんだよな。

それでも騙し騙し生活していたが、3週間ぐらい前に何かの拍子でグキッとやってしまい、グラグラが倍加する結果となってしまったのである。普通の状態では痛みはないのだが、なにしろグラグラしているので、何か噛んでいる時に歯に明後日方向に力が入り、ここでまたグキッと痛みが走ってしまうのである。このため、この3週間口の片側で全く何も噛めなかった。

口の片側だけで噛んでいると今度はあまり噛まない状態で飲み込んでしまう事になり、そのため今度は毎日が消化不良状態となり胃がやられてしまった。歯医者の前に内科病院に行って薬を処方してもらったほどである。

しかしこんな毎日をいつまでも続けていられるわけがない。というかいいからさっさと歯医者行けよオレ!?といよいよ観念し、この状態なら絶対抜歯だろうなあと思いつっつ歯医者に行ったら案の定先生に抜かなきゃ駄目ですねえフンフ~ンと軽やかに言われて即日抜歯の運びとなったわけである。ちょっと麻酔したがもともとグラグラだったので歯はいとも簡単に抜かれてしまい、こうして暫く経ったが特に痛みもない。

実はこれで都合4本奥歯が無いことになってしまう。今でもたまに思うがオレが子供の頃両親は共働きで、その後母子家庭になり母親は働きづめで、子供であるオレは歯磨きをきちんとする、なんて教育がまるでされていなかった。そのせいで結構な虫歯児童だったのである。今まで治療した歯も抜いた歯もその時の虫歯が悪化したもので、逆に健康な歯は歯磨きしなきゃ!と自分で気付いてケアし始めた後の歯なのだ。いい年になってから親へ文句や恨みを言うことはしないことにしているが、ことこの歯磨きの躾に関してだけは永久に言い続けてやりたいぐらいだ。オレの歯が悪いのはみんなあいつらが悪い。まあその両親はもういないんだが。

とまあそんな訳で歯抜けになったオレだが、歯抜けのままではメシもまともに噛めないので、歯医者にも言われたけどいよいよ部分入れ歯かなあ……(給料が安く貯金も薄ら寒い額なのでインプラントという選択肢はない)。とまあそんな誠に辛気臭い話なのであった。フガフガ。