シッペー怒涛だった

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シッペー報告だった

シッペー(つまり疾病)については書くのも読むのも苦手である。まずネット上で書くと大袈裟に伝わってしまう。風邪なんて人生で1万回ぐらい引いているだろうが、ネットで「風邪ひいた」なんて書いてしまうと限りなく重篤な呼吸器疾患を引き起こし意識朦朧入院点滴状態であるかのように伝わってしまうのだ。たいしたことでもないのに心配をかけてしまう。これが苦手だ。

個人ブログの疾病報告も苦手だ。これは最初に書いた「大袈裟フィードバック」の逆パターンで、今度は読んでいるオレが過剰に反応し、ちょっとした擦り傷の報告すら満身創痍入院手術状態であるかのように思えてしまうのである。本人にはたいしたことでなかったとしても、妙に心配してしまう。苦手だ。

同時に、人様の疾病を目の当たりにすると、人間というのは肉体にしても精神にしても脆く傷つきやすく確実に摩耗し老いてゆく存在であるであることをどうしても認識せざるを得なくなってしまう。実の所それは現実ではあるけれども、それを意識させられることが、やはり苦手なのだ。

とまあここまで長々と書いておいてなんなんだが今回はオレ個人のここ最近のシッペー報告である。あれがイヤだこれがイヤだとグダグダ言っておきながらなぜそのシッペー報告をするのかというと、オレにはネット上で古くから知己の方が幾人かおり、それらの方への現状報告といった意味がある。それとこのブログは日記でもあるので、「2018年のこの頃はどんな健康状態だったか」を記録しておきたいというのがある。そういった内容なのでこのブログ主には何の興味も無いという方は当然ながらさっさとブラウザを閉じてもらって構わない。ではぼちぼち行ってみよう。

あちこちガタが来やがるのだった

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まず今年の初め頃、膝を痛めてしまった。これは仕事のシフトが変わり、ほぼ一日ゲンバで歩き回るようになったからという理由があるだろう。これにより一日における歩行歩数は1万5千歩を超え、2万歩に届く日もあった。それが祟って膝が不調を起こし、痛みがひどくなり仕舞いに殆ど歩くことが出来なくなってしまった。後で知ったのだがどうやら冷やしたのがまずかったらしい。薬局でサポーターを買い暫く仕事中はそれをして過ごしたが、痛みを気にすることが無くなるまで一ヶ月以上掛かった。自分はこの歳になっても肩や腰を痛める事が殆ど無い人間だったので、膝に来たのにはびっくりさせられた。今現在は特に痛みは無い。

3月になって今度は口中の歯茎が腫れまくるという異常事態に至った。おまけに知覚過敏が酷くなり冷たい物を口に入れると沁みまくる。オレは日本酒など体を温めるタイプの酒を飲むとてきめんに歯茎に来るので気を付けていたのだが、今回は慌てて歯科医に出向いた。まあしかし歯医者に行ってもこの手の疾患は「ちゃんとブラッシングしてください」で終わってしまう。とりあえずブラッシングを頑張ってほぼ腫れは引いたのだが、今度は奥歯の一本がずっとグラグラする。歯医者からは「あまり酷い場合は抜かなくちゃいけないかも」と脅かされ、この歯の隣がもともと無いものだから「オレもいよいよ入れ歯か……」と暗澹たる気持ちになった。

グラグラしている歯は実に陰鬱に痛み、鎮痛剤を常用する羽目になったが、今度はそれと時期を同じくして花粉症が発症、鼻水が止まらず頭が重く、これも鼻炎薬を飲まねば収まらない。しかし鎮痛剤と鼻炎薬を同時に飲むのはさすがにマズイだろと思い、常にどちらか重い方の薬を飲むことになった。まあ実際の所鎮痛剤で済んだが。とはいえ一週間鎮痛剤を飲み続けた時には「これヤヴァイんじゃないか」とやはり暗澹たる気持ちになった。その後辛抱強くブラッシングした所歯茎の痛みは収まったが、今だ歯のほうは微妙にグラグラしている。

歯茎が痛むためと歯がグラグラしていた為、食事をするときには痛くない側だけを使って咀嚼することになり、そのせいもあって固いものが食べられなくなった。さらにやはり片側だけだと食べ物がきちんと咀嚼されていないようで、今度は胃が痛むようになった。これも歯茎の痛みが治まり比較的きちんと咀嚼できるようになってから収まったが、歯が悪いと体も悪くするなあとしみじみ思った。

それとこれはシッペーということではないのだが、以前より右目の下瞼に脂肪の溜まった袋状のものが出来ており(「霰粒腫」というらしい)、これは痛いわけでもないので20年近く放置していたのだが、見てくれもよくないのでそろそろ切除しようかと思い眼医者に行ってきた。簡単な手術と一針のみの縫合で、眼帯も半日のみ。しかし半日とはいえ片目だけの生活は難儀した。出血は僅かで多少の腫れこそあったが術後は良好で、手術の一週間後に抜糸して終了となった。この治療をした時「そういやオレ、これで耳と口と鼻と耳、頭部器官全部の医者に行った事になるな」と妙な感慨を抱いた。いや、あとは脳か。これはイヤだな。

報告は以上になる。現在の所特に痛い所も痒い所も無いのだが……実は鼠径部に近い右わき腹に時たま微妙な不快感がある。なんだろなーと思いつつ様子見しているところだ。