ダラダラ日記

ブログなんぞというものは日々あったことをダラダラと無目的に綴るのが本旨だとは思うのだが、あまりに日々は無味乾燥であり、綴ることも綴る気力すらも起きないので、結局のところ何も書くことがないのである。まさにぐぬぬ、と言わざるをえない。

とはいえ何か書こうとする。しかしこれが何か掻こうではどこかが虫に刺されているのであり、何か下降ではいろいろ下がっているのであり、何か加工では得体のしれないものを作成しているであり、何か火口では見知らぬ火山にふらふらと誘い寄せられているのであり、そしてそれは危険である。というわけで何か書こう。

では動画配信サービスの事を書こう。今基本的にAmazon Prime VideoとNetflixに加入し、Huluもなんとなく入っている。しかし最近観たいTVドラマがそれ以外の動画配信サービスでも公開されており、それに伴いそれらに律儀に加入している。それはDisney+であり、U-NEXTである。AppleTV+にも危うく加入しそうになったが、収拾がつかないのを察知しそれは危うく阻止した。それにしたって加入し過ぎである。

とはいえ最近U-NEXTにTBSのTV番組「クレイジージャーニー」が入っていることを知り、あの番組が好きだったオレはこれ幸いとバキバキに観始めているのである。ちなみに好きとは言いつつTVでやっているときは観ないのな。なんかこう決まった時間にTVの前に座って決まった時間観ていなければならないというのがもうダメなのだ。

世界は美しくて奇怪で驚異に満ちている。これは子供の頃に世界というものに対して漠然と抱いていた感慨だが、年を取ってしまうと美しいもへったくれもなくなってしまうものである。この番組はそれを改めて感じさせてくれるところがいい。出演する方々にしても、クレイジーというぐらいだから奇特な方面でスペシャルな方々ではあるが、しかしオレは奇特な方面の方々のほうがなんだか人間らしいと思えるのだ。

そういや昨日は幾つかの奇妙なカルト教団をレポートした回を観た。それを観て、人間というのは己の実存を超えた、「神」みたいなものをどうしても必要としてしまう存在なのだなと、思ってしまった。それは「世界」と、「生きる」ということの不確実性によってであり、そして人間は、不確実であるということに耐えられない存在なのだ。その不確実性を克服するために、「神」を必要とするのだ。正直この宇宙に神はいない。UFOもネッシーも幽霊もいない。でも人間の脳みそはそういったものを生み出してしまうような仕様になっているんだ。そういったことを考えてしまった回だった。