バイオハザード7 レジデント イービル (PS4,PS5,Nintendo Switch,Xbox One,Xbox Series X/S,PC)
最近着々と進んでいる「積みゲー消化」であるが、今回クリアしたのは『バイオハザード7 レジデント イービル』。2017年1月にPS4で発売されたゲームなので、発売日に購入したままなんと7年も積んでいたことになる。
ゲームによって積む理由はいろいろあるのだが、この『バイオ7』は最初の方だけプレイしてあまりの怖さに止めてしまったのが積んだ理由となる。実はゲームは既に売却済みだったが、ついこの間『バイオハザード ヴィレッジ(バイオ8)』を積みゲー消化したところあまりに面白く、『ヴィレッジ』のストーリーの前編ともなるこのこの『バイオ7』もプレイせねば!と再購入、最初からやり直してクリアしたといういわくつきの「積みゲー消化」なのである。
【STORY】3年前に消息を絶った妻から届いた一通のメール。 導かれるまま主人公=イーサン・ウィンターズは遠くルイジアナへと自動車を走らせ、荒れた邸にたどりつく。 妻の痕跡を求め、異様な気配が漂う邸内を捜索するが、突然何者かの襲撃を受け、意識を失ってしまう…。 目覚めたイーサンを待っていたのは、狂気で満たされた邸の住人ベイカー一家だった。
さてこの『バイオ7』、2017年発売という事でまだPS4時代のリリース作であり、PS5で発売された『ヴィレッジ』と比べると幾つか興味深かった。確かに『ヴィレッジ』と比べるならグラフィックが一世代前だなとは思えるが、それでも十分に精緻にできていて、今遊んでも遜色が無かった。全体的なゲーム演出の幅も、これもPS5と比べるなら容量が足りなかったのだろうなと思われる部分もあったが、それも意識しなければ気になることではない。それよりもコントローラーキーの設定がPS4時代のままなので(決定が〇、キャンセルがXといった部分)、PS5でプレイしていて若干戸惑うことがあった。
ゲーム内容としては、今作からFPS視点を導入したのらしく、この辺りは次作である『ヴィレッジ』で体験済みだったのもあり十分快適だった。それと、これまでのサバイバルスペシャリストが主人公だったシリーズ作と比べ、一般人が主人公といった点が大きく異なる。そのため快刀乱麻に敵をなぎ倒してゆく(あるいは俊敏にスニーキングする)のではなく、暗闇の中で得体の知れない化け物に追い回され逃げ惑う恐怖が一層高まっていた。つまり恐怖演出に特化しており、その点で斬新なシリーズ作となっていたのだ。ただ、購入当時はこれだけとんでもなく恐怖演出しまくっているとは予想しておらず、それでビビッて投げ出してしまったのである。
そもそも舞台となる古びた邸宅に住む連中がモロに『悪魔のいけにえ』を彷彿させる気の狂った連中で、こいつらに延々追いかけ回され殺されかけるのが怖くてしょうがなかった。おまけに地下に潜ると今度は体中ドロドロに爛れた化け物さま御一行の登場である。こいつらもキモかったなー。邸宅に住まうキ印連中が気色悪いモンスターに変身するあたりでなんとなくバイオハザードぽくなるが、全体的にもうとっくにゾンビゲーじゃなくなってるんだよね(今頃それを言うか)。途中主人公交代もあったりとあれこれ工夫も凝らされていて最後まで楽しくプレイできた。クリア時間20時間。