バイオハザードとかアイアムアヒーローとか

花沢健吾のゾンビ・パニック漫画『アイアムアヒーロー』の8巻目が出ましたね。

アイアムアヒーロー 8 (ビッグコミックス)

アイアムアヒーロー 8 (ビッグコミックス)

この間まで「怖いゾンビの群れから逃れてきたら怖い人間さまのコミューンにとりこまれちゃいましたあ」って展開だったんですが、いくら怖くたって所詮人間は人間、じわじわと確実に増えてゆくゾンビを止めることなんざ出来はしません。というわけで今回は人間さまのコミューン終了!やっぱりみんな齧り殺されて阿鼻叫喚!というお約束通りの展開でとても楽しかったですね。そして今回何より素晴らしかったのは連載開始以来主人公が初めて!ゾンビの皆さんを銃で撃ち殺しまくってくれるんですよ!いやーここまで長かったなあ!引っ張りまくったなあ!ひょっとしてこの漫画、最後まで主人公に銃撃たせないつもりなんじゃないのか?とさえ思ってたよ!そしてひとたび銃を撃ち始めたら、これがもう強い強い!なんたって百発百中なんでございますよのよオクサマ!さらに主人公の英雄君の銃を撃ってるときの落ち着き払ってる様子がまたいい!撃つたびに「はーい」って言うのね。これ多分主人公がかつて射撃練習していたときにいつもこうやってたからなんだろうなあ。
それにしてもゾンビはやっぱり銃で撃ち殺してナンボだよなあ。銃対ゾンビの図式のほうが絶対締まるもんなあ。ただ以前、『ショーン・オブ・ザ・デッド』観た時に殆ど銃が出てこなくて、これはイギリスの銃規制のありかたのせいなんだろうけど、それが逆に新鮮だったりしましたね。「ああそっか、外国だからってどこもかしこもみんながみんな銃持ってるわけではないんだなあ」というのが伝わってきてね。まーオレも『ボウリング・フォー・コロンバイン』ぐらいは観てたから各国の銃事情はなんとなく分かった気にはなっていた!そういった銃対ゾンビの図式から考えるとゾンビ物っていうのは実にアメリカらしいホラーだって言うこともできるのかなあ。いや今思いつきで書いてるのであって「ゾンビと銃とアメリカ」についてここで一席ぶとうなんてぇつもりは毛頭ございません。
ショーン・オブ・ザ・デッド [DVD]

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さて同じくゾンビ物のゲーム、ということでニンテンドー3DSのゲーム『バイオハザード リベレーションズ』が発売されたのでちょっと買ってみました。

バイオハザード リベレーションズ

バイオハザード リベレーションズ

ゾンビ物、とか書きましたがこのバイオ新作に関してはゾンビは全然出てこなくて、キモいモンスターの皆さんが主人公を襲うことになるんですけどね。いやーしかし携帯ゲームながら、バイオハザード・シリーズらしい雰囲気がきちんと出ていてよく出来てるなあ、と思いましたよ。でもなあ、やっぱり画面がちっちゃいんだよなあ。もう少し大きな画面でやりたくなってきちゃいますよね。マップの作りや背景は携帯ゲーム用にこじんまりとしたものに作られているのは分かってるんですけどね。あとゲーム内容としては「ジェネシス」っていうバイオスキャナーを使いながらゲームを進めてゆくのが面白いですね。この「ジェネシス」でマップ内のアイテムを探したりするんですよね。ただ、ゲームに登場する女性キャラ(ジェシカ)が捜査中だっちゅうのに「足太くなっちゃう〜」とか「あの子と私とどっちがいい?」とかベチャベチャ男キャラに絡んで来るので結構イラッとしますけどね。それとか敵の親玉みたいのが中二臭いヤツで、あーもともとのオリジナルゲームがいつもこんな展開だからポール・アンダーソン監督の映画のほうもなんだかしょーもないものに仕上がるんだなあ、と妙な事実に納得してしまいました。