PS4のローンチ・タイトルとして『Killzone: Shadow Fall』と一緒に購入したのがこの『Battlefield 4』であります。これ、PS3ではとっくに出てたんですが、PS4版も出ると知ってハード発売まで買うの我慢して待ってたんですよー。しかしプレイしてみたら、これが待ってた甲斐のある素晴らしい出来で、PS3版自体バグが多かったって話だし、PS4買ってよかったとしみじみ思わせてくれましたね(でもプレイしてたらやっぱり変なバグは所々あったけどね)。
アゼルバイジャンで行われた作戦によって、アメリカ軍は亡命中のロシア軍人から、中国海軍の過激派チャン提督が大規模クーデターを計画しており、その背後にはロシアの存在があるという情報を得る。時を同じくして、平和的発展を主張し中国の次期リーダーとして期待されていた人物、ジン・ジエが暗殺される。その背後には、アメリカの存在があったと疑われ始めたことで米中関係は急速に悪化、各地で混乱が発生する。更にはチャン将軍により選挙が中止され、中国全土に戒厳令が敷かれたことにより、中国の政治情勢は混乱の極みへと至る。これを受けてアメリカ、ロシアの両海軍が中国沖に展開を開始、激しい睨み合いが行われ一触即発の状態となり、遂には、シンガポール沖にて第七艦隊が壊滅。ここに至り、遂に大規模な戦乱が世界規模で始まったのであった。プレイヤーは、精鋭特殊部隊トゥームストーン部隊の隊員、ダニエル・レッカー軍曹として、任務にあたることになる。
このPS4版『Battlefield 4』、何が素晴らしいって、毎度毎度言うことで恐縮ですがなにしろグラフィックが素晴らしい。処理速度向上のせいもあってかフィールドが広く、そしてその広いフィールドが隅々まで見渡せ、さらに遠くのものまで細かく目視できるほどにグラフィックが精緻なんですよ。別の所でも書きましたが、遠くまで精緻である分、彼方の敵がくっきりと見え照準を合わせられ易い、というのもFPSゲームとして心強いですね。当然広いフィールドを描写できることにより、戦場の広さも広大になり、これまでのFPSゲームのフィールドの広さとは違うプレイスタイルで戦略を進めなければならないんですね。
さらに空間に漂う塵や、飛散する瓦礫の破片や、横殴りに降る雨の描写が、フィールドに圧倒的な空気感を与えているんですよね。それとか、建物や窓を伝う雨水の流れがこんなにリアルなゲームもはじめてかもしれない。これが1080pの1920×1080ピクセル、60fpsでヌルヌル動くんですよ!これはPS4の性能だけではなく『Battlefield 4』の中核となる最新ゲームエンジン「Frostbite 3」のせいでもあるんでしょうね。
こういった見た目だけではなく、『Battlefield 4』はゲームプレイ自体にもハッとさせられる部分がいくつかあります。最初に驚いたのがサウンドのクオリティですね。銃の発射音が物凄くリアルなんですよ。FPSゲームも長くやってますが、『Battlefield 4』の銃撃音は非常にリアルで、初めて「銃撃音が怖い」とすら思えましたよ。
それとオブジェ・建築物の破損描写。これまでもオブジェ破壊を盛り込んだゲームはありましたが、自分が驚いたのは、戦闘中遮蔽物に隠れていたら、相手の銃撃でコンクリート製の遮蔽物がどんどん削られてゆき、しまいに破壊される、という描写に出会った事ですね。これが段ボールだったら一撃で破砕されます。もちろん建物ですら破壊されますからのんびり隠れてなんかいられません。これ、かなりゲームプレイに影響しますよ。ゲームマシンの処理速度向上により、こういった、ただ「綺麗」だけではない部分でプレイスタイルが変わってしまった、というのがなにしろ新鮮でしたね。
ゲームシステムやらなんやらを書くのは省略しますが、兎に角これだけは言えるのは、ひょっとしたらこの『Battlefield 4』は、現在プレイすることのできる最も優れたFPSゲームではないか、ということですね。なにしろ、今までプレイしたFPSが軽く霞ましたよ。もしもPS4買うんだったら『Battlefield 4』を是非プレイしてみてください〜。
〇『Battlefield 4』公式サイト
○『Battlefield 4』海外レビュー / Choke*Point
- 出版社/メーカー: エレクトロニック・アーツ
- 発売日: 2014/02/22
- メディア: Video Game
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