バーチャファイター5 (Xbox360)

バーチャファイター5 Live Arena

バーチャファイター5 Live Arena

■オレと格ゲー
オラオラオラ!バーチャだッ!バーチャなんだッ!バーチャファイター5なんだァ〜〜ッ!…と激情気味に盛り上げて今回紹介するのはXbox360格闘ゲームバーチャファイター5』である。何を隠そうこのオレはゲーム・バーチャファイターシリーズが大好きなのである。なにしろ1作目からやり続けているファンなのだ。ただし問題は虫けらの如く弱い、ということなのである。そこまでファンだと言うのならフツーある程度の腕前を持っているとかそういのじゃねーの?などと思われるかも知れない。しかし弱いのだ。ただひたすら弱いのだ。その弱さはある種清々しさまで感じるほどである。いや、ここまで書いても謙遜してんじゃない?と思われるかもしれない。しかし違う。具体的に言うと、歴代バーチャシリーズのアーケードモードの、しかもEasyで、ラストのデュラルに勝てた事が殆ど無い。無い。無いのである。どうだ凄いだろ。
これは弱いとかそういう問題以前に、勝つ為の学習をする能力が無い、と言ったほうが正確かもしれない。格闘ゲームはある程度の上級者になる為には研究や修練が必要なのであるが、オレは研究や修練をするつもりが全く無いのである。なぜなら研究や修練は面白くないからである。目的の為に努力するという意思が欠けているのである。だいたいなんでゲーム如きで努力しなけりゃいけないんだよ、なんて言っちゃう人なんである。ゲームはだらだらやってナンボ。というか、ゲームで努力する人というのは、日常レベルでもいろいろ努力する立派な人なのである。つまりは性格である。そういう面で言うとオレは単にダラダラだからこうなるわけである。どうだ分かったか。

■新キャラだ!
さてこんな向上心も無いくせに棚から牡丹餅で良い目に預かりたい、という都合の良いオレにとって、格闘ゲームのゲームスタイルはガチャプレイ、これに尽きる。即ちコントローラーをせわしなくガチャガチャやっていれば適当に技が出て、なんかの間違いで勝ってくれる、という試合進行がオレの格ゲーにおけるストロングスタイルである。それストロングスタイルの意味違うだろ、などと突っ込まないように。しかしそれだけいい加減なくせになんで格ゲーが好きかというと、ひとえにゲームで動いているキャラクター達の動きが綺麗だからである。特にきちんとした技が出た時の動きの美しさにはうっとりさせられてしまう。オレはそれらのキャラの動きを眺めながらボーッと格ゲーをするのが好きなのである。
という訳で『バーチャファイター5』である。いつもバーチャをやる時は自キャラはサラという女子オンリーであった。むさくるしい筋肉野郎なんか動かしたくないのである。だがこの『5』ではちょっと変えてみようと、新キャラであるアイリーンという女子を使ってみた。流派は猴拳(こうけん)である。少女の外見を持つ彼女だが、猿のように動くそのさまはまさに猿である。当たり前か。チッ、サル女かよ、しかもガキかよ、と最初思っていたのだが、使ってみるとこれが使い易い上になかなかに強い。キャラ自体が強いということではなくて、オレのプレイスタイルに合っているので能力を引き出し易い。

■そして伝説へ(…ということはない)
そしてクエストモードに挑んだところ、技の出し方さえ知らないキャラなのに連戦連勝、破竹の勢いなのである。なんか途中で「オレ負ける気がしない」とさえ思えてきたぐらいだ。そして2日間のプレイにおいての実績は72勝3敗、勝率96%、段位認定では四段の腕前として認められたのである。オレ、スゲエ…。今現在六段ぐらいの敵ならば互角に戦える自身はある。そして、使えば使うほどに、このサル女ことアイリーンたんに愛着と萌え心が芽生えてきたのである。クエストモードでは勝ち進むほどにファイトマネーやアイテムが手に入るが、これによりアイリーンたんのコスチュームをカスタマイズし、より萌えキャラへと変身させる事が出来るのである。
オレはもう別に強くならなくともいい。経験上この先強くなろうとしたらオレの嫌いな研究と修練を積まねばならないことぐらい知っているからだ。しかしだ。オレのキャワイイアイリーンたんにはもっとキャワイくなってもらいたい。これはいたいけな若いムスメに金だけは持っている狒々爺が「欲しい物はないかい?オジサンがなんでも買ってあげるよ」といやらしく迫り狂っている状況と少々似ている。という訳でアイリーンたんの為に今日も小金を稼ぐ為戦いに赴く動機の不純なオレなのである。ああ指イテエ…。

■VF5 アイリーンID全27種 おまけ付
キャワイイアイリーンたんの雄姿をあんたがたも見なさいよ!