■ブラザー (監督:チャン・ユジョン 2017年韓国映画)
ドンソク兄貴主演!親父の葬式のため堅ッ苦しい親族の待つド田舎に出向いた兄弟が出遭うとんでもない事件を描いたドタバタコメディ『ブラザー』を観た!クソな田舎といがみ合う兄弟を面白可笑しく描きつつ彼らが次第に心通わせる様子が胸熱くさせ二人にまとわりつく謎の女の真相が泣かせまくる佳作だ!それにしたってなにしろマブリーがマブい!マブすぎる!ヒヨコのプリントされたパーカー着たマブリーとかもう反則だろ!?卑怯すぎるだろ!?こんなマブリーをラグの上に寝っ転がせて心ゆくまでモフッってみたい!?視聴はNetflixで。
■グッバイ・シングル (監督:キム・テゴン 2016年韓国映画)
ドンソク兄貴出演作のコメディ。お話は落ち目の女優の妊娠偽装を描くが、これが10代少女の望まぬ妊娠の子を秘密裏にもらい受けるというものだった。 軽率な女優と苦悩する少女の間でドンソク兄貴はおおわらわ、というものだが、整合感に乏しく時にリアリティを見失うシナリオは推敲の余地大いにアリとはいえ、ラストはなんとかうまくまとめてあり、結構嫌いじゃない。それにしたってドンソク兄貴、スタイリスト役なのに全然違和感がない!?
■ミッドナイトランナー (監督:キム・ジュファン 2017年韓国映画)
主人公は警察学校に学ぶ凸凹コンビ、ある日彼らは誘拐事件に遭遇し、たった二人で事件解決のため奔走する!?というアクション映画。一般人以上警察官未満という二人の微妙な立場と微妙なスキルが危なっかしさとドタバタの面白さを加味し、一本気な若々しさは物語にストレートな熱さを醸し出す。なかなかの佳作だしハリウッドでリメイクしても意外と盛り上がるかも。
■スウィング・キッズ (監督:カン・ヒョンチョル 2018年韓国映画)
朝鮮戦争中の捕虜収容所で結成されたタップダンスチームを描く韓国映画『スィング・キッズ』、ダンスシーン始めいい場面もあるんだが、いろんな要素盛り込み過ぎで物語の交通整理が出来てないのと、ダンサーたちが主人公という楽しげな雰囲気とは裏腹の酷い展開と胸糞悪いラストで、もうちょっとどうにかなんなかったかなあと思ったなあ。
■王と道化師たち (監督:キム・ジュホ 2019年韓国映画)
SFXの如き巧みな視覚効果で詐欺を働く“道化師たち”が王室官僚の命により「王様マンセー大作戦」に挑むが?!という韓国時代劇『王の道化師たち』、奇想天外な特殊効果の面白さだけでなく官僚に裏切られた彼らの報復作戦の様子が実に楽しい、悲劇に持っていかず生き延びる方法を模索させる部分がいい。
■神の一手 (監督:チョ・ボムグ 2014年韓国映画)
韓国映画『鬼手』があまりに面白かったのでその大元となった映画『神の一手』も観てみたのだがこれがまたとてつもなく面白い。『鬼手』ほどのトンデモ展開は無いにせよ、「囲碁+格闘」という悪魔合体の奇想天外振りは十分発揮していた!
■哀しき獣 (監督:ナ・ホンジン 2010年韓国映画)
嫁に逃げられ借金塗れのおっさんが殺人を引き受け裏社会の奥の奥まで追い詰められてゆくという韓国映画『哀しき獣』観たッ!陰謀と罠と化け物のような殺戮者が徘徊する闇の世界を満身創痍で逃げ回るおっさんの背後には死体の山と血の海が溢れ返るという地獄の深淵を覗くが如き凄まじいノワールだった!
■8番目の男 (監督:ホン・スンワン 2019年韓国映画)
『8番目の男』は韓国初の陪審員制度を描く法廷ドラマ。コミカルな味付けをしつつ次々に覆る状況や次第に真相に迫ってゆく様子には十分釘付けになったぞ。だが、そもそも立件の段階で捜査が相当ザル過ぎたからこんなに簡単に覆されたんじゃないかとも思ったな。キャラ設定や情と法のバランスも少々甘く感じたのも惜しい。
■風水師 王の運命を決めた男 (監督:パク・ヒゴン 2018年韓国映画)
『風水師 王の運命を決めた男』は強大な権勢の得られる風水の卦を巡り朝廷内に血みどろの争いが起こるという歴史劇だ。占いに踊らされる者たちのドラマは視点を変えれば目に見えぬ世界を信奉するオカルトについての物語という事もでき、韓国版『帝都物語』と言えなくもないとちと思った。