新しいイヤホン買った。

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音楽好きなので音にはこだわりたい、とオレは思ったのである。しかし、安月給な上に壁の薄い安普請のアパート、今日もスーパーの半額セールの夕食、といった何もかもが安いもので占められたオレの生活に高級オーディオなど望むべくもない。いつもつましいミニコンポで音量を気にしながらのミュージックライフである。

しかしだ。これがイヤホンなら好きなだけ大音量で音楽を聴ける。それならイヤホンにお金を掛けようじゃないか。そう思い、オレは以前からイヤホンだけは奮発した金額のものを購入していた。そもそもイヤホンなら目の玉が飛び出るような金額のものはそうそうない(いや、あることはあるんだが、そういうのは世界最高機種的なものであり、はなから眼中にない、というかイヤホンのほうからオレを眼中にしていない)。

そんなわけでこれまでオレは「Ultimate Ears トリプルファイ10 TF10」というイヤホンを使っていた。

Ultimate Ears トリプルファイ10 TF10

Ultimate Ears トリプルファイ10 TF10

  • 発売日: 2011/05/27
  • メディア: エレクトロニクス
 

これを買ったのが7年前で、音も最高に良かったし、それほど大きな不満は無かった。ただ一つ難があったのは、コードの断線が経年劣化的に起こり、このイヤホンはコードの交換が容易に出来る仕様になってはいるのだが、実はその交換コード自体が5千円前後して、7年の間に数回は交換しているから、コードだけで万円単位で出費があった、ということである。 

それと、そろそろこのイヤホンの音が飽きてきて、もっと違う機種に買い換え頃なんじゃないかということ、それと昨今のワイヤレス・イヤホンの台頭で、そっち方面にも興味が沸いてきたということがあり、イヤホンを新調しようか、と思ったのである。あと、丁度ボーナスも出たし、ちょっとした買い物してもええやろ、ということにしたのだ。

そんなわけでざっくり探して速攻で機種を決めた(オレはこういう買い物の時、詳細に調べたり念入りに比較したりせずに、その時の直感を信じてガツンと一気に買ってしまう癖がある。あまり情報過多になるとどれも一長一短に感じてきてしまい、無駄に時間ばかり浪費して、結局何も決められなくなるからだ。失敗や損をしていることもあるのかもしれないが、個人的にはそんな選択の仕方でほぼ成功していると信じている)。その機種というのが今回購入した「ゼンハイザー Bluetooth 完全ワイヤレスイヤフォン MOMENTUM True Wireless」である。

さてワイヤレス製品らしい大き目のイヤホンを左右の耳にゴリッと押し込み試聴してみたところ、おおおおおなんと、これがやはり音がいい。音の分離が大変よく、低音が嘘だろっていう位効いている。実は結構お高かったのだが、高いだけあるなあ、と思う。 しかも説明書を読みながら弄ってみると、イヤホン側だけで音量、ON/OFFが操作できるのだ。外の音を取り込む機能もあるらしい。小さいのにたいしたもんである。そして装着して外で歩いてみると、「コードが無い」というのが実はかなりストレスを減らすことにやっと気づいた。Bluetoothは数メートル離れていても届くので、室内では音源のプレイヤーを適当な所に置いて部屋を歩き回れる。今までワイヤレスをナメてたが、ここまで高パフォーマンスを体験させるともう戻れんな。

とまあいいことづくめなのだが、しかし今度は「落とす心配」が出てきて、そっちに神経が行ってしまう。昔の子供の手袋みたいに紐でひとつに繋いでおく、という訳にもいかないし、肩掛け式イヤホンはデザイン的に好かんし、なかなか悩ましい。そういや駅のポスターに「ワイヤレスイヤホンの落とし物注意」をたまに見かけるんだけど、やっぱり落としちゃう人が多いんだろうね。それとこれ充電式なので充電池が経年劣化するんだろうな。何年くらい持つんだろう?あと、オレはコンビニのレジで精算する時はイヤホン外すことにしてたんだけど、これも落とすのが心配になって外さず消音するだけになったな。そうすると店員と喋る時に耳の遠い爺さんみたいに声が大きくなるのね!まあ爺さんであることに変わりはないんだが!

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