ナチに改造されて生きる オレたちゃ武器人間なのさ〜映画『武器人間』

■武器人間 (監督:リチャード・ラーフォースト 2013年オランダ/アメリカ映画)


助手「博士、また下らない映画観てるんですか。ホント好きですねえ」
博士「下らないとはなんじゃ下らないとは。わしが今観ているのは『武器人間』といってな、ナチスキチガイ博士が開発した改造人間が暴れ回る!という素晴らしい映画なのじゃ」
助手「改造人間ですか。なんか仮面ライダーみたいですね」
博士「そうともいえる。出てくる武器人間ときたらショッカーの怪人さながらじゃからのう」
助手「やっぱりイソギンチャックとかキノコモルグとかアルマジロングみたいなヤツが出てくるんですかね」
博士「いや、武器人間ちゅうぐらいだから武器っぽいのじゃよ。両手が鎌のウォールゾンビとか頭がプロペラになったプロペラヘッドとか口がドリルになったモスキートとか、その他レイザーティース、オペンハイマー、マミー・エヴァ、T35と、もろもろの怪人の皆さんが総出演なんじゃぞ」
助手「うおおおなんだか楽しそうじゃないですか!やっぱり仮面ライダーみたく改造されるときには「やめろぅ〜!やめろぅうぅ〜〜!!」ってのたうちまわるんですかね?」
博士「…助手よ、それはとんねるずがやった「仮面ノリダー」のほうじゃ…」
助手「(聞いてない)あとこの武器人間も仮面ライダーみたく武器人間スナックが発売されて武器人間カードが子供たちの間でコレクションされたり、でもスナックはあんまり美味しくないからその辺に捨てられて社会問題になったりするんですかね」
博士「カードに当たりが出たら武器人間アルバムが貰えてカードを整理したりできると嬉しいのう」
助手「いやあ博士も僕もしみじみオッサンですねえ。で、どんなお話なんですか」
博士「主人公となるのはソ連の偵察部隊でな。彼らはナチスドイツの占領地に侵入するんじゃが、古びた教会で謎の大虐殺現場に遭遇、そして建物の地下に入ったところ、不気味な改造手術を受けた人間たちに襲われるのじゃ。なんとそこはフランケンシュタインの末裔であるマッドサイエンティストの秘密工場で、そこで博士は死体と機械を合体させた武器人間を製造していたのじゃ!映画はこれをP.O.V.視点で撮影して臨場感を盛り上げておるのじゃな」
助手「やんややんや!しかし武器と合体した武器人間と普通の人間の兵士だと一方的な戦いになりそうですね」
博士「…いやこれが武器人間、意外と出オチな連中ばかりでのう」
助手「ありゃま」
博士「両手がハサミ!とか言われても、冷静に考えると戦争でどんだけ使えるんかい?ってな感じだし、頭がプロペラ!とか言ったって、いったいどうしたいんじゃ?とも思うわけなんじゃ。まあしかし、そういった馬鹿馬鹿しさ、見てくれ勝負な部分が逆に楽しいんじゃがの!」
助手「確かにショッカーも、世界征服!とか言いながら商店街襲ったり老人ホーム襲ったりとか結構セコイ作戦展開してましたからねえ」
博士「そんな話あったかのう?」
助手「この辺は軽く流して下さい」
博士「後半はフランケンシュタイン博士のキチガイぶりと死体だらけの実験室でのグログロ改造展開とかも待っておるから、キチガイとかグログロの好きの方は涎垂らしながら観るといいと思うんじゃ」
助手「なるほどー。ところで前から気になってたんですが、僕と今話している博士って、いったい何の博士で、僕はいったい何を助手しているんですか?」
博士「これ書いてるヤツがそこまで考えていると思うかい?」
助手「うーん…ねーな…」