メタル!メタル!メタル!メタル神によりヘヴィ・メタル世界へと飛ばされた腕利きローディー・エディ!悪魔に支配されたこの世界を、エディは真の音楽、ヘヴィ・メタルの力により解放せんと戦うのだ!彼の持つ武器は斧とギター、なにより熱いメタル魂!ヘッドバンギング!メロイックサイン!そしてブルータル・ビクトリー!主演・ジャック・ブラック!脇を固めるのはメタル界の重鎮“帝王”オジー・オズボーン、ジューダス・プリーストのロブ・ハルフォード、モーターヘッドのレミー・キルミスター、そして“メタル・クイーン”リタ・フォード!さあ行けエディ、ちゃらいヘア・メタルの連中を唸るギターで蹴散らすんだ!ホットロッドでゴー!
ヘヴィ・メタル・アクション・ゲーム『Brutal Legend』である。ヘヴィ・メタルのアルバム・ジャケットそのままのゴシックな世界で、暑苦しい顔と体型をしたジャック・ブラックが戦いを繰り広げるというゲームなのである。メタル・ファン必プレイ、メタルの、メタルによる、メタルのためのゲームなのである。…といいつつオレは全くメタル聽かないんだが。もちろんメタルのこともよく知らないんだが。だけどメタル的な世界観って結構嫌いじゃなくて、映画だと『リトル☆ニッキー』とか『テネイシャスD・運命のピックを探せ!』とか劇場で観てたりもするのである。『ダーウィン・アワード』のメタリカ出演シーンも微笑ましく見ていたりするのである。アイアン・メイデンのエディのフィギュアを持ってたりもしたのである。
メタル・ファンの方には失礼かもしれないが、メタル的な世界観にはどこかユーモラスな部分があると思うのである。その世界観の持つ様式美が、過剰さを通り越してどこかポップに見えてしまうのだ。そして徹頭徹尾メタル的美意識に彩られたこのゲーム『Brutal Legend』は、メタルに興味のないオレでさえも見た目的にカッコイイ!と思えるし、同時に、ユーモラスに感じるのである.。オレがこのゲームをプレイしたいと思ったのは、メタル的世界観で構築されたゲームのヴィジュアルにとてもインパクトを感じたからだ。もちろん実際プレイしたゲームは、期待に違わず独特のヴィジュアル・センスが楽しい、そしてメタルを聴かないオレにさえ作り手のメタル愛がギンギンに伝わってくる優れたゲームに仕上がっていた。
ゲームは一応最近ハヤリのオープンフィールド型ゲームの体裁となっており、ミッション毎にホットロッドに乗り込んでメタル世界を往復するのである。ジャンル的にはアクション・ゲームということでいいんだろうが、なぜか戦略シミュレーションみたいな要素があたりもする。ただ"戦略"とはいえ基本的にそんなに難しくは作っていない。この時主人公が率いる軍団がヘッドバンガーと呼ばれる連中なのだが、常にヘッドバンギングしているから首が異常に太く、そしてその武器は頭突き、という設定がなにより可笑しかっった。男臭いメタル世界だが綺麗所も登場し、キュートな魅力を振りまいているのも嬉しい。それとゲームのBGMにはBLACK SABBATH、MOTORHEAD、JUDAS PRIEST、MOTLEY CRUE、RATT、DOKKEN、SKID ROW、SLAYER、ANTHRAX、TESTAMENT、MEGADETHなどの曲が使われ、メタル・ファンにとって何より興味を引くのではないだろうか。
なおこのソフトは海外版のみであり日本語版の発売は予定されていない。まあオレのような英語がからっきしの人間でも普通にプレイしているので、あまり心配はないように思う。
- 出版社/メーカー: Electronic Arts(World)
- 発売日: 2009/10/13
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- アーティスト: Xbox 360
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