『ラチェット&クランク THE GAME』をプレイした


オレは泣いていた。モンスター撃ち殺しまくりグヂャドロFPSゲームDoom』がムズくてクリアできないからである。「はあぁ?あれのどこがムズいのぉ?俺は目隠ししてハナクソほじりながら1時間でクリアしたけどぉ?あんたヌル過ぎじゃね?」とあなたはおっしゃるかもしれない。確かにあなたのおっしゃる通りなのかもしれない。オレはヌルい。とてつもなくヌルい。宇宙の彼方までヌルい。
なぜなら、歳なのである。反射神経が摩耗しているのである。動体視力どころか視力自体が衰えているのである。コントローラーを握る指さえ力が入らないのである。もうオレにはアクションゲームなど無理なのであろうか……。もうゲームを卒業する時がやってきたのであろうか……。オレは夏の夜空に燦然と輝く星を見つめながら、涙で濡れた頬をそっと隠しつつそう思ったのである。
そんな時見つけたのが『ラチェット&クランク THE GAME』だ。2002年にPS2でリリースされたアクションゲームのリブート作なのらしい。ただしオレ自身は未プレイだ。「ほう……」オレは思った。全体的な雰囲気、主人公らしいラチェットとクランクのこの見てくれ、なんか低年齢向けっぽくないか。これならオレにもできるんじゃないか。サクッとプレイできて傷ついたオレの心を癒してくれるんじゃないのか。そうだ、買おう!オレは『ラチェット&クランク THE GAME』を買ってプレイするんだ!
というわけで『ラチェット&クランク THE GAME』、オレは「超★スペシャル限定版」を購入することにした。この限定版、ゲーム本体の他に映画『ラチェット&クランク The MOVIE』のBlu-rayが付いてくるというじゃないか。あと「コロコロコミック編集特別冊子」というのも付録になっているらしい。まあこっちはどうでもいい。ゲームやりぃのBlu-ray観ぃの。これはお得だ。
そして早速プレイしたこのゲーム、なんとメニューがひらがなだらけだ。予想通りゲーム自体もいい具合にサクサク進む。ヌルゲーマーのオレでも安心しきってプレイできる難易度だ。そしてなにより、楽しい。スパナをガシガシ振り回し、敵に応じて武器を切り替えて戦ってゆく。ゲーム画面も、なんだかピクサーアニメを観ているような綺麗さだ。辺りにちらばったアイテムが主人公にシュッ!と吸収されていく様子もよく出来ている。これだ……オレの心を癒すのはこんなゲームなんだ……。
ちなみにBlu-rayも観た。一応本国では劇場公開されたものらしいが、評価が低く、興行成績も悪かったらしい。だが実際観てみると、これが全然面白いし、よく出来ている。CG映像も手抜きが無い。お話自体は子供っぽいが、アニメ作品としては及第点じゃないか。むしろ昨今のハリウッドCGアニメみたいな「面倒臭い社会問題を絡めてのー」みたいなものが無く、単なる冒険物語であるところが逆に清々しいじゃないか。
http://www.youtube.com/watch?v=Vzdn0Z1gasM:movie:W620

ラチェット&クランク THE GAME 超★スペシャル限定版

ラチェット&クランク THE GAME 超★スペシャル限定版

ラチェット&クランク THE GAME

ラチェット&クランク THE GAME