クトゥルー絵本『ふかきものたちのいるところ』!(再録)

これ、以前日記でも取り上げたんですが、モーリス・センダックの絵本『かいじゅうたちのいるところ』をそっくりそのままかっぱらったクトゥルー絵本が存在するんですね。いわば"ふかきものたちのいるところ"といったところでしょうか!

絵本という事もあり20ページ程度の薄い装丁で、色鉛筆あたりで彩色された、めくるめくパステル・カラーのクトゥルー神話が展開している。児童書だから英文の物語もすらすら読め、…すらすら…ええと…すいません!ワタシ嘘を付いてました!英語が苦手なんです!児童書程度の英文も読めないヤツなんです!許してください!えーっと多分【深きものども】の明るく陽気な皆さんが、魚の臭いも芳しいインスマスの町に繰り出して、楽しく愉快に人間どもを貪り食うとかそういう物語だと思いますよ!全然違うような気もしますがまあオレの言う事だから勘弁してやってくれ!
ただ絵本の肝心要の絵の方がなーんだか拙いんですよねえ。シュールとかデフォルメとかいう以前にそもそも絵心が乏しいような気がするんだけどなー。彩色も塗り絵程度のセンスしかないし、やっぱ向こうでもネタ扱いの絵本なんじゃないですかねえ。
そういう訳で、この絵本、リメイクする必要アリと思います!物語は置いておくとして、絵の方はオレ的には諸星大二郎先生のウニャウニャグジャグジャしたデッサン狂いまくりの悪夢的な絵がいいかな!楳図かずお先生や日野日出志先生の描くクトゥルーなんてのも見てみたいね!吉田戦車なんていうのアリかな!ってか古い漫画家しか知らなくてごめんな!ジジイなんだよ!許せよ!
《メモリの藻屑、記憶領域のゴミ》 2008年12月16日「よい子も大好きクトゥルー絵本が存在した!」




こうして比べるとそっくりですな!


Where the Deep Ones Are (Mini Mythos)

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かいじゅうたちのいるところ

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