極悪組長と暴力刑事が連続殺人鬼を追う!! /映画『悪人伝』

■悪人伝 (監督:イ・ウォンテ 2019年韓国映画

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暴力団組長と暴力刑事が結託して連続殺人鬼を追う」!!もうこの設定の段階で面白くない訳がない!と思わせる韓国映画『悪人伝』を観てきましたが、やっぱり相当面白かったです!それにしてもなぜヤクザと刑事が一緒に殺人鬼を追うことになったのでしょうか?

組長の名はチャン・ドンス(マ・ドンソク)。ドンスはある日、車に追突してきた男にめった刺しにされ、九死に一生を得ます。「なんぼのもんじゃあ!わしを襲ったドアホに目にモノ見せたるわああ!!」荒ぶるドンスに1人の刑事が接触します。刑事の名はチョン・テソク(キム・ムヨル)。手段を択ばない暴力刑事として知られる彼は署でも持て余され、連続殺人が発生している事を訴えても署長は取り合いません。そんなテソクはドンスを襲った男がその殺人鬼だと目星をつけ、ドンスと協力して殺人鬼を追跡することを提案するのです。そして外道同士は手を取り合い、もう一人の外道を追い詰めることになるのです!

ヤクザと刑事との共同作戦、というのにも驚かされますが、ヤクザのほうは復讐が目的だし、刑事のほうは本署の許可を得ない勝手な捜査です。もちろんヤクザとの協力なんか許可されるわけもありません。最初にドンスがテソクに言い放ったのは「お前らが最初に殺人鬼を見つけたらしょっ引けばいい、だがわしらが最初に見つけたらそいつをぶっ殺す」という事でした。それをOKしてしまうテソクもテソクです!そういった部分で道を外した者同士の作戦という事なんです。

ドンスは組員たちに号令を出し、テソクは少数の仲間だけで捜査を始めます。しかし元々互いを煙たく思っているヤクザと刑事、仲良く捜査なんてできるわけもありません。組員と刑事たちが罵り合い罵声を上げ苦々しい顔をしながら捜査を続け、こいつら大丈夫か?と最初は思わせます。しかし事件を追ううちにお互い意気投合し始め……という展開は、それはそれでいいのかこれ!?と思わず笑ってしまいます!

一方、彼らが追う殺人鬼(キム・ソンギュ)は冷徹かつ狡猾なサイコパスであり、彼らの捜査を巧妙に出し抜いてゆくのです。相手が極道組長だと知っても屁とも思わず、むしろヤル気満々になってるんですね。やっぱりキ〇ガイですね!こんなろくでもない連中3人が一触即発でぶつかり合い、「三大怪獣大激突!地上最大の戦い!」とでも呼びたくなっちゃうような壮絶なアクションが展開するというわけなんですね!もう韓国映画お得意のスーパーバイオレンス&スーパーゴア展開だよッ!

韓国映画を最近よく観るようになってきたオレですが、いやそれにしても殆ど外れが無いですね。それはなんと言ってもシチュエーション作りの面白さでしょう。斬新だし新鮮なんですよ。よくあるような題材のものにしても、今度は切り口が新しかったり見せ方が新しかったりする。この『悪人伝』にしても、「暴力団組長と暴力刑事が結託して連続殺人鬼を追う」というシチュエーションで既に勝利していて、その後どう肉付けするかで面白さを倍加させてるんですよ。粗を探せばあれこれ出てくるだろうけど、オレはとことん楽しむ方に全力を注ぎましたね!

そして最後に強調したいのは、この映画の主演を務めるマ・ドンソク兄貴の魅力でしょう!極道組長の役柄なのにドンソク兄貴がとことん可愛い(当社比)!ラグの上にドンソク兄貴を寝転がせてモフモフしちゃいたいほど可愛い!一見コワイ顔付と迫力満点のガタイをしてますが、よく見るとなんだか森の熊さんみたいなんですよね。だから映画『悪人伝』のただ一つの欠点は「ドンソク兄貴がキュート過ぎて極悪暴力団組長に見えない!」ということなんですよね(愛ゆえの認知の歪み)!

ほら、こんなに可愛いドンソク兄貴!

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兄貴可愛いよ兄貴!

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ドンソク兄貴ィ~~~~~ッ!!(昇天)

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