最近ダラ観したDVDやらブルーレイやらサブスクやら

ジェミニマン (監督:アン・リー 2019年アメリカ映画)

ジェミニマン ブルーレイ+DVD [Blu-ray]

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  • 発売日: 2020/03/04
  • メディア: Blu-ray
 

腕利き殺し屋が自分のクローンと戦っちゃう羽目に!?というSFアクション。劇場はスルーしたんだけどレンタルで観たら結構面白かった。これ実はSFアクションってだけじゃなくて「30年前の自分に何をアドバイスできるか」「30年後自分はどんな風に生きているのか」っていう、人生についてのドラマじゃないか。だからあのラストで全然いいんだよ。この辺が監督アン・リーの持ち味なのかな。あと画像が超絶綺麗だったけど何がどうなってるの?

ジョン・ウィック パラベラム (監督:チャド・スタエルスキ 2019年アメリカ映画)

実はジョン・ウィック・シリーズって一本調子過ぎてオレはあんまり好きじゃなかったんだが、この3作目は物凄く楽しめたぞ。ボロボロになった主人公の逃走とそれを助ける人間関係が面白かったのと、世界を股にかけて刻々と変わるロケーションが寓話的な物語展開を思わせ、これまでよりも奥行きの深さを感じさせたんだよな。アクションも一本調子ではあるがこれまでよりも技巧的になってるんじゃないか。また続編もありそうでこれは楽しみだな。

ジュマンジネクスト・レベル (監督:ジェイク・カスダン 2019年アメリカ映画)

1作目『ジュマンジ/ウェルカム・トゥ・ジャングル』は悪い作品じゃないが相当他愛もない話でもあり、この2作目はレンタルで済ませたが、観てみると意外と悪くなかった。まず1作目よりゲーム的な世界であったこと(1作目はゲームとして見ると面白そうじゃない)、新ルールが適応されて物語に幅が出たこと、あと当然ドウェイン・ジョンソンが出演していることの安心感だ。ただ、もう少し物語を長くしてゲーム的な場面展開を増やしたほうがより楽しめたと思った。  

■ブルー・ダイヤモンド (監督:マシュー・ロス 2018年アメリカ・カナダ映画

ブルー・ダイヤモンド[Blu-ray](特典なし)
 

キアヌ・リーヴス主演で、アメリカ人宝石ディーラーがロシアに赴き、地元マフィアに宝石を売ろうとしてアクシデントに巻き込まれるというお話。物語に捻りが無く、評判もすこぶる悪い作品だがオレは楽しめた。まずスラブ圏とそこに住む住人たちの寒々しくガサツで田舎臭くてどんよりこってりした雰囲気にそそられた。主人公と出会う田舎娘(アナ・ウラル)のエロっぽさとアヒル口、さらにしつこく挿入されるベッドシーンはもっとそそられた。なぜかロシア人たちと熊狩りし出す変な展開もいい。アクションは殆ど無く『ジョン・ウィック』を期待すると相当退屈だろうが、スリラー展開はそれなりに緊張感を醸し出している。ただ、宝石の現物を確かめもせずマフィアと取引する宝石ディーラーって部分で根本的におかしい話ではある。

■オルタード・カーボン シーズン2 (Netflix)

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リチャード・モーガン原作によるサイバーパンクSF小説『オルタード・カーボン』シリーズを原作としたネトフリドラマのシーズン2。今作では主役俳優が変わるが、これは「人造ボディを乗り換えながらほぼ不死に生きる未来人類」という設定があるのでOKだとしても、前作主演だったヨエル・キナマン好きだったのになあ……と思いつつ、このシーズン2の主演はMCU映画でファルコンとして活躍したアンソニー・マッキーなんだぜ!?その分、別の味わいを楽しむことが出来た。しかしドラマとしては前作のハードボイルドな雰囲気が後退し主人公の過去の人間関係がクローズアップされたことで愛とか葛藤とかでグチャグチャしてしまい爽快感が薄れたかなあ。逆に敵役の女総統と特殊部隊隊長がクールでそっちのほうがイカシテいた。

■オルタード・カーボン リスリーブド (Netflix)

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そしてその『オルタード・カーボン』のオリジナル・アニメまで作られてしまったのでこのシリーズ意外と人気なのか?今作では未来の日本ヤクザ社会を舞台にした物語となるが、どんだけ未来でもヤクザ社会は古色蒼然としているのがある意味味わいなのか?キャラクターデザインやストーリー展開はよく出来ていたが、啖呵を切ってわめきまくる昭和なヤクザ像にちょっと違和感がないでもない。とはいえアニメを観ないオレでも楽しめた作品ではある。

■ブッシュウィックー武装都市ー (監督 キャリー・マーニオンジョナサン・マイロット 2017年アメリカ映画)

ブッシュウィック ―武装都市― [Blu-ray]
 

 謎の武装組織により内戦状態となったNY郊外を一般市民の主人公が延々逃げ惑うお話。デイヴ・バウティスタが主演という事で観てみたが結構な低予算B級映画で、 全体的に「町一個使ってサバゲーやってみました」ってな印象。なにしろ逃げ惑う以外に物語は無く、サスペンスもカタルシスもスピード感もなく兎に角退屈だった。

■アニー・イン・ザ・ターミナル (監督:ヴォーン・スタイン 2018年アイルランド/アメリカ/イギリス/ハンガリー/香港映画)

アニー・イン・ザ・ターミナル[Blu-ray]

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  • 発売日: 2019/01/09
  • メディア: Blu-ray
 

謎の人物たちが織り成すクライムドラマ。マーゴット・ロビー主演作品という事で観てみた。なにしろ謎人物だらけで、時系列も弄っており、ミステリアスというよりは訳分からんといった風情。人工的なセットもダークでクールというよりは気取り過ぎに思えた。ラストで物語は一つにまとまるが、それも出来過ぎな完全犯罪で、なんだか全体的にシラケたな。