最近聴いたエレクトロニック・ミュージックその他

■Morning/Evening / Four Tet

Morning / Evening

Morning / Evening

Four Tetのニュー・アルバムは20分ほどの曲が2曲はいった構成で、それぞれ「Morning Side」「Evening Side」というタイトルがつけられている。どちらも非常に穏やかなハウス・ミュージックだが、特に「Morning Side」での中東風の女性ヴォーカルと明るく伸びやかなメロディがとても心地いい。1曲が長いにもかかわらずいつまでも聴き続けていられるのだ。ジャケットに使われている写真はインドのチャンドバオリ遺跡のもの。これは9世紀頃に造られたとされている巨大階段井戸で、インド映画でもたまにお目にかかる。こんなインドなテイストがまた、最近インド脳のオレには非常にマッチする。今回のお薦め盤。
 《試聴》

■ENTER.Ibiza 2015 / Richie Hawtin/Various

Enter Ibiza 2015

Enter Ibiza 2015

Richie Hawtinが主催するMinusレーベルのクルーが今年もENTER.IBIZAで大暴れ(暴れません)、という4枚組ミックスCD。メンツはHEIDI、DUBFIRE、TM404そして日本人DJ・HITO。Minusレーベルらしいカラーのミニマル/テックハウスが展開する。 《試聴》

■Sea Island / Loscil

Sea Island

Sea Island

カナダ・ヴァンクーヴァー出身のアンビエント・アーティストLoscilが2014年に発表した最新アルバム。生楽器を前面に押し出し、たゆたうようなメロディが心を落ち着けるアンビエント〜ドローン〜ミニマルダブ。 《試聴》

■Homesick / Matrixxman

Homesick

Homesick

サンフランシスコのCharles McCloud DuffによるプロジェクトMatrixxmanのファースト・アルバム。ダークなサウンドを骨太なリズムで刻むアシッド・テクノ。 《試聴》

■Riding The Void / Atom TM

Riding the Void

Riding the Void

南米の奇才Uwe SchmidtによるAtom Tmによるニュー・シングルは2013年にリリースしたアルバム『HD』収録の「Riding The Void」のリミックス。Scubaによるリミックスも収録。スペイシーなミニマル・テクノ展開は異世界に持っていかれそうな心地良さ。お薦めの良作。 《試聴》

■Spring Sessions 2015 / Chris K/Various


UKガラージのChris Kによるパーティー仕様なアンダーグラウンド・ミックス4枚組。曲目が付されていないのはアンダーグラウンドだからということを察してくれ。 《試聴》

■Techno 2015 / DJ Van/Various

Techno 2015

Techno 2015

「ガッツリと王道のフロアなテクノ・ミックスは無いものか」とお探しの貴兄にZYX GermanyからリリースされたDJ Vanのその名も『Techno 2015』はいかがでしょう。大箱向けのミックスですがオレこれ結構好きです。 《試聴》

■Revolution For Change / Underground Resistance

Revolution For Change

Revolution For Change

Underground Resistanceのアルバムでまだ入手していなかった作品があった…」ということで方々探して結局アマゾンでプレミア価格で買ってしまった1992年リリースのURの1stアルバム「Revolution For Change」。他のアルバムに納められている曲が多いが、いいんだいいんだコレクターズアイテムとして入手したんだから。しかしどっかのサイト覗いたら6万弱とかアホみたいな値段つけられてたな。

■Hold and Pull / Jack Sparrow

Hold and Pull

Hold and Pull

「Jack Sparrowって…パイレーツオブカリビアンジャック・スパロウ!?」と一瞬緊張が走るJack Sparrow3年ぶりとかいうシングル。ダブステップ/ダブ展開を見せる3曲はオーソドクスで悪くない。 《試聴》

■'95 Mindfulness / Drae Da Skimask

'95 Mindfulness

'95 Mindfulness

Astral Blackからリリースされた若干19歳のビートメイカー Drae Da Skimaskのデビュー・アルバム。トラップ、グライム、ハウスを通過したドープなヒップホップ/ビーツ・サウンド。 《試聴》

■Live At Royal Albert Hall 1998 / Massive Attack

Live at Royal Albert Hall

Live at Royal Albert Hall

イギリス・ブリストル出身の音楽ユニットMassive Attackが1998年にロイヤル・アルバート・ホールでプレイしたライブの模様を納めたアルバム。1998年というと『Mezzanine』発売時期だな。当時のどんよりとしたMassive Attack節が響き渡るが、ライブということもあって音の広がり具合が奇妙に新鮮だ。 《試聴》