■Deetron: DJ Kicks / Deetron
人気DJ MixシリーズDJ-Kicks、今年3月にリリースされた新作のDJはスイス出身のテクノDJ、Deetron。全30曲80分余りに渡って繰り広げられる硬質なテクノ・チューンの展開はまさに極上。さらにそこにデトロイト・テクノ、シカゴ・ハウスのエッセンスがふんだんに散りばめられ、Deetronのテクノ愛が華麗に花開く傑作DJ Mixだ。デジタル配信版では全ての曲の全長版が収録され、そしてその個々の作品のクオリティーもまた高い。この全長版30曲とMix1曲の合計は5時間半にも及び、ボリュームも満点。アルバム1枚の価格で相当長く楽しめる作品となっている。今回の強力お勧め盤。 《試聴》
DJ-KICKS [帯・ボーナストラックDLコード付き国内仕様盤]
- アーティスト: DEETRON
- 出版社/メーカー: !K7 RECORDS
- 発売日: 2018/03/14
- メディア: CD
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■CCCL: Chris Carter's Chemistry Lessons Volume 1 / Chris Carter
伝説のインダストリアル・エレクトロニック・バンド、スロッビング・グリッスルの元メンバー、Chris Carterのニューアルバム。3分前後の曲が25曲収録されたエレクトロニック・スケッチ集とも言うべき作品で、様々な音の揺らぎを少しずつ楽しめる傑作アルバム。 《試聴》
■Moodymann: DJ Kicks / Moodymann
DJ-Kicksの2016年リリース作品はデトロイト・テクノ/ディープハウスの鬼才Moodymann。全30曲にのぼるひたすらスモーキーでジャジーなヒップホップビートのMixは匠の技とも言える素晴らしさ。 《試聴》
■fabric 97: Tale Of Us
こちらもDJ Mixシリーズの老舗Fabricの97番、今回DJを務めるのはイタリアのテックハウス/ミニマルハウスのデュオTALE OF US。 《試聴》
■2814 / 2814
謎のオリエンタル・アンビエント・ユニット「2814」が2014年にリリースしたアルバムのリイシュー。 美しく気だるい。 《試聴》
■Balance 029 / James Zabiela/Various
こちらも人気DJ MixシリーズBalanceの29番。担当はUKプログレッシブハウス~テックハウスの貴公子JAMES ZABIELA。メランコリックなCD1とフロア向けにアッパーなCD2の構成。 《試聴》
■Long Trax 2 / Will Long
日本を拠点に活躍するプロデューサーWill Longの6曲入りアンビエント・シングル。優しく柔らかく仄かな明るさに満ちた作品が並ぶ。 《試聴》
■Serenade / Einmusik
ドイツを拠点に活動するプロデューサーEinmusikによる二枚組アルバム。テック/ミニマル・ハウス。 《試聴》
■The Epic / Kamasi Washington
The Epic [帯解説 / 国内仕様輸入盤 / 3CD] (BRFD050)
- アーティスト: KAMASI WASHINGTON,カマシ・ワシントン
- 出版社/メーカー: BEAT RECORDS / BRAINFEEDER
- 発売日: 2015/05/16
- メディア: CD
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以前ブログ記事で書いた「ブラック・ジャズ」系の音が相当に気に入り、この流れのスピリチャル系のジャズはないかいな、と探して見つけたのがこのKamasi Washingtonによるアルバム『The Epic』、2015年リリース作。実の所スピリチャルではなくクラブ・ジャズ系の音なのだが、ドラマチックで重厚なコーラスとホーンの響きはこれまで経験したことが無かったジャズ・サウンドで、これには大いに驚愕させられた。しかもこのアルバム、なんとCD3枚組という超絶ボリュームに関わらず、ダレる所も飽きる所も微塵も存在せず、怒涛のように3時間余りの演奏を聴かせきるのだから凄い。まさにアルバムタイトル"The Epic"の名にし負う大傑作アルバムだろう。 Kamasi Washingtonはこの7月に2枚組のニューアルバムをリリースするのでこちらも楽しみだ。 《試聴》
■Live E.P. / The Fear Ratio
変態的で知られる(?)マンチェスターの老舗レーベルSkamからリリースされたThe Fear Ratioによるニュー・シングル。複雑怪奇なビートが鳴り響くアバンギャルド作。 《試聴》