ファンタジー
RPG風のダンジョンで冒険者たちがモンスターを倒しては食料にする…だけではなくいかに美味しく調理できるかを紹介する、現実には何の役にも立たない所が面白い冒険&グルメ・コミック第2巻が発売。このままいろんなモンスターの調理法だけを並べていてもまだ面白いが、この2巻ではちょっとずつ趣向を変え、ゴーレムを耕してみたりとか冒険のほうの内容を充実して見せたりとかいろいろ工夫が現れてきて面白い。まだまだネタはありそうだが、ドラゴンに食べられた仲間を助けるという当初の目的もちゃんと思いだせせてくれて(読んでいたオレはすっかり忘れていた)あれこれ気配りのうれしい展開となっておりました。
遂に
小学館新人コミック大賞第1次審査を突破したホノオ君!?というわけだが、それよりも今まであまり触れられていなかったホノオ君の女性への気持ちが赤裸々に描かれていて読んでいてムフフな気分になれる。
自己実現も大事だけど若い頃はやっぱり異性だろ!どうするんだホノオ!?というかどうしたいんだホノオ!?
フランス革命前後に実在した処刑人を描く残酷歴史絵巻、今回も愉快なオペラ描写を交えて迷走してくれて大変楽しかったが、『
イノサン』としての物語はここで一旦
終結し、次回から『
イノサンRouge』というタイトルで装いも変え新たに物語られるのらしい。なんかテコ入れのような気もするが、マリー・アントワネットのその後やギロチンの発明などまだ描くべきことが沢山あるので今後も読んでみよう。
『
いぬやしき』はそもそもあんまり面白くないなーと思っていて、3巻目でもう読むの止めようかと思っていたが、暇だったのでついつい購入。しかし今回、主人公ジイサンの敵役として現れた残虐な若造がなんだか心変わりしており、その辺の変遷振りが物語に新たな方向性を与えていて、これだったらもうちょっと読んでみるか、という気になった次第。