『Gears of War: Judgment』は相変わらずムサくてゴツい海兵隊が大活躍だった!


ムサくゴツく臭い海兵隊員チームの皆さんが、キモくデカく臭いエイリアン軍団を電ノコ付き突撃銃でガシガシと肉片に変えてゆく楽しいTPSゲームGears of War』シリーズの新作であります。この『Gears of War: Judgment』は4作目となるんですが、物語的には先の3作でとりあえず完結ということになっており、このゲーム自体は外伝的なシナリオの位置付けとなっております。そういえばこの間出た『God Of WAR:Ascension』も4作目にして3部作完結後の外伝的要素が強かったですな。
ストーリーは「審判」「顛末」の二つのモードがあり、まず「審判」は「Gears of War」三部作よりも約15年前、最も過酷な戦いを強いられた「エマージェンス デー」直後の世界で、このゲームの主人公であるデーモン・ベアードさんが率いる「キロ部隊」の熾烈を極める戦いが描かれます。物語はキロ部隊の面々が軍法会議にかけられているシーンから始まり、部隊のメンバー各々のフラッシュバックの形を取りながら、「なぜ軍規を冒してまで戦わざるを得なかったのか」が描かれてゆきます。一方「顛末」はGOW3で語られなかったベアードたちのあるストーリーが語られてゆくわけです。
外伝的シナリオ、ということでシリーズ正編のような様々な異様な世界を戦い抜きながらダイナミックに盛り上がってゆく派手な展開、といったようなものではなく、単発的な戦闘を細切れに描いていくといった構成になっており、プレイ時間も短めなんですが、自分としてはこの淡白さが逆にプレイしやすかったですね。シリーズ3作目なんて「なんだかお腹いっぱいな大作ぽくしたいがための無理やりなド派手展開だなあ」と時々思ったりしたもんですから、こういう小ぶりな戦闘を章立てでこなしてゆくほうが疲れないんですわ。いや、年寄なもんで…。
ストーリーモード「審判」では通常の難易度設定の他に各戦闘ごとにクリア目標をプレイヤーが取捨選択できる場面が設けられており、これを選ぶか選ばないかで難易度がさらに変わる、といった設定になっています。だからオレの苦手なタイムアタックなんかは回避できたりするのが嬉しい。いや、ジジイゲーマーなんで、実は結構ヘタレなんですよ…。一方「顛末」のモードではそういった設定は無く、短いなりに一本のストーリーが連続して続く構成になっています。この「顛末」ではGOWでお馴染みの敵キャラ・ローカストだけではなくゾンビみたいな異形の者と戦うことになるんですね。
システムの変更や短めのストーリーモードなど、不満なファンも多いようなんですが、自分としてはGOW世界を再び堪能できるのはやっぱり嬉しいし、サクッと軽い感じでプレイできるコンパクトなストーリーが逆に好印象でしたよ。
そういえば今回、予約特典としてTシャツが付いてたのがちょっと嬉しかったですね。多分予約した時はTシャツ付くの知ってたんでしょうが、届いた頃には忘れてたんですね。黒地に赤い髑髏のGowトレードマークが入ってるっていうデザインなんですけどね。いやーなんかこの適度なダサさがいいですね。

Tシャツ後ろのケツのあたりにはGoWロゴが入ってるんですね。

最近、Tシャツってこんなのでいいや、と思っちゃうんですね。あとヘヴィメタルのTシャツとかもいいですね。なんかこう、一周回ってこれでいいや、と思えるんですね。モードだったりアートだったりデザインだったりするTシャツとか、基本的にもう無理なもんですから。ええ、ジジイなもんで。やっぱりねえ、所詮TシャツはTシャツである、そういう謙虚さ、気安さ、分かりやすさ、これでいいんではないかと、斯様に思う訳ですね。
http://www.youtube.com/watch?v=PM2vEEV4III:movie:W620