北朝鮮軍、アメリカ占領。〜ゲーム『HOMEFRONT』 (PS3)(XBOX360)(PC)


このゲーム『HOMEFRONT』、2027年の近未来を舞台にしたFPSなですけどね、なんと北朝鮮軍がアメリカを占領しちゃうっていうショッキングなストーリーなんですね。金正日将軍様がお亡くなりになった後、その後継者がもうイケイケの軍拡主義者で、韓国を武力制圧したあと日本もサクッと占領、そのあとも着々と東南アジアの国々を手中に収め、大朝鮮連邦を作ってしまうんですね。さていよいよお次のターゲットがアメリカで、これは人工衛星からのEMP攻撃(高高度核爆発)による電磁パルスで、アメリカ大陸の通信網を破壊しつくしてしまうんです。その混乱に乗じた占領作戦により、成すすべもなくアメリカは大朝鮮連邦軍支配下に置かれてしまうんですね!ここまでがプロローグ。

ゲームの主人公は大朝鮮連邦占領軍に対抗するアメリカ人レジスタンス組織の一員です。プレイヤーはこの主人公となり、仲間と共にゲリラ活動を繰り返し、祖国を鬼畜朝鮮人から取り戻す、というのがこのゲーム『HOMEFRONT』なんですね。ゲームが始まると英語とハングル語の放送が外出禁止令を告げ、突然敵兵士に連行された主人公は護送車の中から破壊されたアメリカの町と辻々で蹂躙され暴行を受けさらには処刑されるアメリカ市民たちの惨たらしい様子を眺めているんです。この辺俄然気分が盛り上がりますねー。そして護送車を急襲したレジスタンス兵士たちに救出された主人公は復讐を胸に攻撃作戦に参加するんですね。ゲームは常に仲間との連携プレーになり、リーダーの後を付いてゆけばゲームの進路が分かるようになっています。

2027年という近未来の舞台設定の割には武器が今風なのは、まああんまり突飛な武器を出すよりもリアルだからなんでしょうかね。しかもアメリカ側は意外と武器を温存していて、結構敵と互角に戦えたりするんですね。だから少ない物資でのゲリラ活動という辛さはあんまりなくて、しかもゲリラ作戦を展開、というよりも正面からのガチバトルが多くて、この辺ゲームのテーマから考えるともうちょっとミッション練ったほうが雰囲気出たんじゃないのかなあ。ゲーム中はハンビーに乗り込んだり攻撃ヘリに乗ったりもできます。この辺のヴィークルの多様さは最近のゲームの流れでしょうね。ただなにしろキャンペーンが短いんですよ。やり始めたらあっという間に終わった、ていう感じですかね。正味10時間ぐらいで終わっちゃうんじゃないでしょうかね。そういった部分で、悪くは無いけれども物足りなさの残るゲームではありました。

ところでこのゲーム、オレはSteamからD/Lした海外版でやったんですが、日本語ローカライズでは北朝鮮とか金正日とかいう直接的な固有名詞はもっとあいまいな語句に差し替えられているようですね。購入を考えられている方はご注意を。それとゲームに出てくる金正日の架空の後継者っていうのが妙にイケメンだったということにちょっと納得できないものを感じたオレでありました!



HOMEFRONT ( ホームフロント )

HOMEFRONT ( ホームフロント )

HOMEFRONT ( ホームフロント )

HOMEFRONT ( ホームフロント )

Homefront (輸入版)

Homefront (輸入版)