最近何かと話題のちょっとがっかりなギギギ系カリスマ主婦ブロガー・アガサさんが岡山からやってきたのであれこれ《告白》してもらったッ!?


昨日、最近映画感想ブログやTwitterの映画クラスタ界隈で日本アカデミー賞も取った話題の映画『告白』を巡りなにかと話題をブチさらしている"ちょっとがっかりなギギギ系カリスマ主婦映画ブロガー"アガサさん(2児あり)が、出身地岡山から「小理屈ばかり得意で頭でっかちな東京のヘタレブロガーどもに目にモノ見せちゃる」とばかりに鼻息を荒くし、低気圧と共に関東に上陸してきたのである。
この日、3月になったばかりだというのに外は冷たい雨が降りしきり、因業主婦アガサの怨念とルサンチマンのドツボの如き深さを1千万東京都民に知らしめていた。さすが岡山県民、八つ墓村』でも有名な「津山30人殺し」都井睦雄を生み出した土地の生まれである。
そんな因業主婦アガサの恐るべき怨念を調伏すべく、オレを含む関東在住の映画ブロガー有志をつのり、《アガサの荒魂を鎮める会》が開催されることとなった。場所は魔窟・新宿は歌舞伎町、岡山の邪神アガサが降臨するのにふさわしい邪気に溢れた場所といえよう。さて、会が開催される新宿の飲み屋、「イカ酒場」だったか「タコ道場」だったか「ナマコ御殿」だったかに予定の時間に到着したオレであったが、まだ誰も来ていない。まさか陰獣アガサに全員くびり殺されたか!?と一瞬戦慄が走ったが、その時電話が。おそるおそる出てみると、もともと予約の入れていなかった開催場所の飲み屋が満杯なので待ち合わせ場所を変えるとのこと。さすがガッカリ系主婦、仕切りの悪さは伊達ではない。
イラつきながら新たに指定された場所に行ってみると、そこにはかの因業主婦アガサが呑気に茶などすすりながら「あらフモさんごきげんよう」とかぬかしてるではないか。「仕切り悪いんだよ!そんなだからとぅぎゃったーで『告白』発言のマトメされちゃうんだよ!」と怒りをぶつけるオレ。「ギギギ…」怯むアガサ。どうやら"とぅぎゃったー""告白"という語句に弱いらしい。弱点を突き止めたオレはようやく溜飲を下げ、心置きなくこの日の新たな飲み会の場所に向うことになった。
この日集まったのはアガサさんとチャトラネコ君、そしてぱせよさんとオレ。あとから遅れて侍功夫さんがお見えになった。場所は新宿の裏道を知り尽くしているチャトラネコ君が、とっても美味くて安くて庶民的で全然飾り気の無い(完膚なきまでに無さすぎた)魚介中心の小さな飲み屋である。新宿に遊びに来る人ではなく、近所の人や通勤のサラリーマンが寄るような店だ。出るつまみ出るつまみに「うめいうめい」」とみんな舌鼓を打ち、映画話に花を咲かせながら、会は一見何事も無く穏やかに進んだのだ。
しかし当初の目的である《邪神アガサ調伏》を忘れる我々ではない。オレはあたりに目くばせしながら、「じゃあみんな酒も入ったことだし、『告白』について語りあおうか」と切り出した。
まず最初に《告白》したのはぱせよさんである。「いやあ会社納期が近くてずっと修羅場で、毎日深夜残業したあげく土日も出勤したんだけど、やっと一段落付いてほっとしたところです」ぱちぱちぱち。「よかったね」「ご苦労さん」その場に和やかな空気が流れる。
続いては侍功夫さんの《告白》だ。「ボクの編集しているミニコミ《Bootleg》、次回の特集はこんなことになっています」。「おおおおおこれは!!」「これ凄くないですか!?」「ヤヴェよ…これはヤヴェよ…」侍さんの披露するあれこれに場がどよめく。しかしまだここでは書くわけにはいかないので、来れなかった映画ブロガーの皆さんは臍を噛み煮え湯を飲まされたが如く悔しがるがよい!
そして次はオレの《告白》だ。「ここに来る前の最初の予定の店、行ってみたら誰もいないから、アガサさんに電話したんですよ。で、電話が繋がったんで、「わしである!暗黒皇帝である!苦しゅうない!畏れるがよい!崇め奉るがよい!」と声色たっぷりに切り出したら、「誰?誰なの?」とか言い出すからわかってねーなーと思って「暗黒皇帝だよ!暗黒!皇帝!わしは宇宙の支配者!侵略しちゃぞ!わははは!」と続けたら先方が「あんこく…?こうていさん…?」と恐怖に打ち震えたか細い声で答えたんでこりゃヤヴェエどうやら間違い電話かけちゃったらしいとやっと気付いて「すませんホントすません」と謝って電話切っちゃいました」。「恥ずかしい…」「恥ずかしすぎる…」その場の一同はどんよりと俯きながらそう感想を述べた。
そしてアガサさんの《告白》である。「…ええと私の旦那はDJとか趣味でやってるんですが、クラブ行ってる癖に暗所恐怖症で閉所恐怖症だとか言って、私と一緒に映画観に行ってくれないんです」。「ありえねー」「なにか隠し事をしている」「DJしに行くと偽って怪しい夜遊びしている」「夜遊びどころか火遊びかもしれない」「夫婦の危機だ」と口々に失礼なことを言う一同。
最後の残ったのはチャトラン君である。「チャトランは何か《告白》すること無いの?」と尋ねる我々に「別にないっすよ!?」などと場を白けさせることを言うチャトラン。「そういえばこの間チャトランの《セクシャルマイノリティ疑惑》が起こった時に、ブログタイトルを《オレのケツ論》にするって言った話どうしたんだ?」と問い詰める我々。「侍さんなんてバナーまで作ってくれたじゃん?侍さんプロなんだから普通にあれ作ってもらったら数十万だよ?ぱせよさんも忙しい合間縫って作ってくれたでしょ?どうなったの?」とさらに詰め寄るその場一同。「いや、ありがたかったですけど、オレはケツそんな興味無いし」否定するチャトランの言葉に我々はあることがひらめいた。「ひょっとしてチャトランお前、タチじゃなくてネコ…?」その言葉に固まるチャトラン。「なんだそうだったのかだったらそう言ってくれればいいのに!」一気に場の雰囲気は和らぎ、「違うーッ!違うってーッ!」と今さら白々しい事を言うチャトランの肩をみんなは笑みを浮かべながら優しげに叩き、そうして新宿の夜はしみじみと更けていったのであった。

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