最近ダラ観したDVDやらブルーレイやらサブスクやら

家でディスクやサブスクで観た映画はあまりブログ記事にはしないんだが、その代わりTwitterに感想を書くようにしている。書かないと何を観てどんな感想だったかすら忘れてしまうからである。今回はそんなTwitterに上げた感想のまとめとなる。実のところ単なるコピペであり要するに手抜きである。こういう手抜きをして記事数を増やしていこうという姑息な手段なのである。とはいえオレのTwitterを読んでいない人にはなにがしかの読み物になるかもしれない。またフォロワーの方にあらせられましても、オレのツイートなぞそれほど記憶に残っていないからどさくさに紛れてこうして書いたって分かるわきゃないさ!とも思うわけである。というわけで行ってみよう。

コペンハーゲン・カウボーイ(ドラマ)(監督:ニコラス・ウィンディング・レフン 2023年デンマーク製作)

ニコラス・ウィンディング・レフン監督によるネトフリドラマ『コペンハーゲン・カウボーイ』がとてもいい。謎めいた女主人公ミウ、あっちもこっちもヤクザだらけの非情の闇社会、間延びしたかのような会話とスローテンポなカメラワーク、唐突な暴力シーン、あまりに美しく陰鬱な映像、訳の分からなさも含めて確かにこれはウィンディング・レフン版『ツイン・ピークス』だな。あと主人公含め登場人物のほとんどがまともじゃ無いというのもポイント高い。それと主人公女性が常に同じジャージ姿というのも最高。それにしても最終話の強烈なジャージ推しはいったいどうなってんだよオイ!?というぐらい笑わせてくれた。

ピースメイカー〈シーズン1〉(ドラマ)(監督:ジェームズ・ガン 2021年アメリカ製作)

映画『ザ・スーサイド・スクワッド』の系譜を継ぐDCEUドラマ『ピースメイカー』を観始めたんだがとてもアホアホでとても面白い。Disney+の退屈なMCUモノじゃ決してできないハチャメチャな事をやりつつ、でも『ザ・ボーイズ』のやり過ぎな露悪さから上手に回避し、凶悪かつ力の抜けたコメディヒーロー作品になってる。あとオープニングの出演者全員参加によるやる気のないダンスが何度見ても心がほっこりする。ちなみに映画『ピースメーカー』とは別の作品です。

ウェンズデー(ドラマ)(製作総指揮:ティム・バートン 2022年アメリカ製作)

おかしなお化け家族を描いた『アダムス・ファミリー』のスピンオフドラマ『ウェンズデー』がスッゲー面白い。アダムス家のゴスな一人娘ウェンズデーが主役となり、異能者ばかりが集められた寄宿学校で起こる不気味な事件の謎を追う!?という物語なんだが、なにしろゴス娘ウェンズデーのクール&キュートなたたずまいが最高過ぎる。そしてこれ、「私が間違ってるんじゃなくて世界が間違ってる」と堂々と宣言してる物語なんだよな。制作総指揮はティム・バートン

バッドマン 史上最低のスーパーヒーロー (監督:フィリップ・ラショー 2021年フランス・ベルギー映画

記憶喪失の俳優が自分をスーパーヒーローと思い込み大騒動を繰り広げるフランスのアメコミパロディ映画『バッドマン 史上最低のスーパーヒーロー』観たがオチャラケB級作では全然ない最高に面白い映画だったぞ!畳み掛けるブラックジョークがハンパなく、なによりシナリオが密でスゲエよく出来てる!微妙にお下劣なのはお約束だしDCとMCUが途中から混ざっちゃうのも馬鹿馬鹿しくてよい!無茶苦茶していながら最後にキチンとヒネリを加えて落とす絶妙さも最高!

ジュラシック・ワールド/新たなる支配者 (監督:コリン・トレボロウ 2022年アメリカ映画)

ジュラシック・ワールド/新たなる支配者』観た。実はオレ『ジュラシック・ワールド』シリーズはシナリオが雑過ぎて大嫌いなのだが、実際この『新たなる〜』も十分雑なんだけどなんだか面白い。スパイアクション風の作りがスマートなのと「恐竜と共生する新時代」って世界観が異様で新鮮だからかもしれない。

マーベラス(監督:マーティン・キャンベル 2006年イギリス・アメリカ・チェコ映画

ジョン・ウィック』製作スタジオ+『007』シリーズ監督マーティン・キャンベルによる映画『マーベラス』観たんだが「なんで劇場で観なかったんだ?!」と悔やんでしまうぐらい面白かったぞ。師匠を殺された暗殺者が復讐を誓うってな物語だが主演のマギーQといいサミュエル・L・ジャクソンといいクールだしアクションはツボを得てるし敵役のマイケル・キートンもなかなかに憎ったらしくて好演であった。

ヒットマンズ・ワイフズ・ボディガード (監督: パトリック・ヒューズ 2020年アメリカ映画)

ライアン・レイノルズ扮する一流ボディガードが次々と災厄に見舞われてゆくアクション・コメディ。『ヒットマンズ・ボディガード』の続編だが観てないんだよな。とはいえ物語は前作からの流れになるが割と理解できた。満身創痍でメンタルもボロボロな主人公の情けない姿が果てしなく面白いし、サミュエル・L・ジャクソン扮する殺し屋のとぼけた雰囲気も味があってよかった。

デュアル (監督:ライリー・ステアンズ 2022年アメリカ映画)
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  • カレン・ギラン
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余命僅かの病だというからクローン作ったら病気が治ってしまい生存権賭けてクローンと対決する羽目に?!という映画。カレン・ギラン主演。クローンとオリジナルが戦うウィル・スミス主演の『ジェミニマン』みたいなSFアクションだと思ったらさにあらず、アクションシーンはほとんど無い。むしろ「恋人も家族も私よりクローンを有難がってる!?」という奇妙な不条理劇として完成していた。面白いかっていわれると謎だが……。

アーヤと魔女 (監督:宮崎吾朗 2020年日本映画)

ジブリアニメ。孤児アーヤが怪しげな魔法使いの家でお手伝いをやらされるというお話だが、ロックなテイストやばばっちい描写がジブリアニメとは思えない楽しさを生んでいてオレは嫌いじゃないな。評判の悪いらしいCGクオリティも気にならなかったよ。ただ宮崎吾郎監督作なだけにラストがどうも煮え切らないんだよな。普通ここから新たな物語が始まるもんじゃないのか?

ミスター・ノーバディー (監督:ジャコ・ヴァン・ドルマル 2009年フランス・ドイツ・カナダ・ベルギー映画
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近未来、死を間近にした老人が語るあり得たかもしれない複数の人生を描くSF映画ミスター・ノーバディー』を観た。いわゆる多次元解釈の物語ではあるが煎じ詰めるなら体験した様々な恋愛の「たられば」をいじましく弄るとてもエモな物語だった。でも複雑な時間軸を上手くまとめたシナリオは悪くない。ちなみにアクション映画『Mr.ノーバディ』とは別の映画です。

ゴスフォード・パーク (監督:ロバート・アルトマン 2001年アメリカ映画)

イギリス貴族の邸宅で催されたパーティで巻き起こる殺人事件。映画『ゴスフォード・パーク』は貴族と使用人の1日を対比させながら、その陰でどろどろと渦巻く愛憎劇を描く。犯人探しのミステリーは希薄だが細部にわたって作り込まれた貴族階級の煌びやかな生活ぶりと生臭い人間描写が魅力的な作品だ。一番面白かったのは殺人事件発生後乗り込んできた刑事があからさまに無能でどう考えても犯人逮捕できそうもない描かれ方をしている部分。つまり「これは犯人探しのミステリーじゃありませんよ」とここで宣言しているんだね。あと『ダウントン・アビー』のお婆ちゃん役マギー・スミスが出演している部分も嬉しかった(『ダウントン・アビー』ファンなんです)。

おまけ:最近購入した4KUHDブルーレイ

タランティーノイングロリアス・バスターズ』4KUHDをスチールブック仕様で購入。もちろん中身も最高。

すまん、出来心だった、『AKIRA 4KUHD』買ってしまった、でも後悔は無い、もう後悔は無いんだ。

というわけで今日はティム・バートン出世作ビートルジュース』を4KUHDで観るよ!ってか『ビートルジュース』ってタイトル、最初「む、虫のジュース…?」と思っちゃった!

パルプフィクション4KUHDスチールケース』が遂に来たッ!!