「ホビット」と「ロード・オブ・ザ・リング」を繋ぐ物語〜ゲーム『シャドウ・オブ・モルドール』


いやあ、遂に映画『ホビット』3部作完結しちゃいましたねえ。『ロード・オブ・ザ・リング』からずっとトールキン世界を追い続けてきたファンとしては寂しい限りです。しかーし!映画のほうは終わっちゃったけれどもゲームのほうはこれからだ!というわけでゲーム『シャドウ・オブ・モルドール』です。これ、『ホビット』と『LOTR』の物語の中間の時間軸にあった出来事を描いたゲームなんですね。

中つ国という架空の世界を舞台に繰り広げられるオープンワールドのダークファンタジーアクションRPG
冥王サウロンにより主人公タリオンは最愛の家族と友人、そして自分自身も殺されてしまう。
復讐心と謎の幽鬼の力によって死の淵から蘇ったタリオンは怒りと悲しみを胸に、全てを奪った者への無慈悲な復讐を誓う。幽鬼とは何なのか。復讐すべき敵は誰なのか。
欧米では発売後、高評価レビュー続出の高評価、新機軸のタイトルが登場!
(公式HPより)

ゲームの舞台となるのは冥王サウロンの牙城であるモルドール。ここにモルドール兵であるオークがうじゃうじゃうじゃうじゃいまして、人間を奴隷として使ってたりするんですな。で、ここにゲーム主人公であるレンジャーのタリオンが登場し、オークどもの企みを粉砕する、というわけなんです。ゲームはオープンワールドになっていて、各地で拠点を確保しながらメイン・ミッションやサブ・ミッションをクリアしてゆく、というアクション・ゲームになってます。
主人公タリオンはレンジャーだけあって壁や崖などをホイホイと登ったり降りたりすることができます。ただし甲冑とか着ているわけではないので打たれ弱く、この辺はスキルアップによる戦闘テクニックで切り抜けることになります。同時に、レンジャーらしくステルス行動が基本となっており、物陰に隠れて回避したり背後に回って敵に襲い掛かったりする必要があります。要するに決して突撃タイプじゃないんですが、まあこれはスキルを上げればなんとかなる類のものでしょう。ちなみにオレはまだなんとかなってません…囲まれるとボコられ放題です…。
このゲームの一番特徴的な部分は「ネメシス・システム」でしょう。これは主人公がやられてゲームオーバーになると、主人公を倒した敵兵がランクアップして強くなっちゃう、というシステムです。これ、意外と屈辱技なんですよ。コンティニュー後にそいつが「復讐対象」として表示されるもんだから復讐したくなっちゃうんですよ。でも前より強くなってるんですよ。ムカつくんですよ。最初の段階なんか倒されてばかりだから強くなった復讐対象がマップにうろちょろしているのを見ているだけで屈辱なんですよ。精神衛生上良くないので最近はやられそうになるとリセットしているぐらいですよ…。まあゲームの腕とスキル上げて強くなれ!ってことなんですけどね!だから強くなりたくてガシガシプレイしちゃうんだよ!
さてこのゲーム、『LOTR』世界を舞台にしているだけあって、当然『LOTR』ファンには応えられない世界観を持ってます。殺伐としたモルドールを徘徊していると『LOTR』世界の住人になったような気分になってプレイできるんですね。しかもあのゴラムまで登場しちゃうんだぜ?ただし、なにしろモルドールが舞台なので、出会う相手はきったない顔したオークばっかりで、これがだんだん飽きてくるんですよ。まだゲームの序盤だからわかんないんですが、やっぱりエルフとかドワーフとか魔法使いとか登場してくれないと気分が盛り上がらない部分があるのは確かですね。この先出てくんのかなあ?

シャドウ・オブ・モルドール

シャドウ・オブ・モルドール

シャドウ・オブ・モルドール

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