■ストレンジャーズ/戦慄の訪問者(監督:ブライアン・ベルティノ 2008年アメリカ映画)
えーっとこの映画は↑の写真奥に立っている間抜けなマスク被った連中3人が手前にいる後ろ向きの男女2人をなぶり殺しにするというあんまり面白くない映画です。終わり。…という具合にさっさと文章切り上げてPS3の皆殺しシューティングでもやっていたほうが時間の有効活用になるよなあ、と思わせるようなグダグダな映画である。だいたい冒頭から「この映画は実話を元にして作られている」とかなんとか勿体ぶって言っているんだがそもそも登場人物がみんなぶっ殺されちゃってるわけだし何が起こったのかなんてどうして分かるんだよオイ!といつもより1オクターブぐらい声を高くして叫びたくなるような映画なのである。しかしオレの場合1オクターブ声を高くして叫ぶと何故かオネエ言葉になってしまう傾向にあり、正確には「どおしてそんなことが分かるのよォ!見てきたようなこといわないでよォ!プンプン!」とかなってしまいちょっとキモチワルイオジサンであることが露呈してヤヴァイのである。だからオレを激高させてはいけないのである。
お話をざっくり説明すると男女二人がなんだか人里離れた家にしけこんでグダグダやってると気色の悪い連中が密かに家に進入し男女二人をさんざん脅かした末ぶっ殺す訳なんだが、最初女が「あらやだ携帯の電池が切れたわ」なんて始めやがってあーこれで外界と接触できなくなったわけですねわかりますという見え透いた展開にまずイラッとし、その後なんだかアブネー連中が家の周りをウロチョロしている段階で警戒すべきなのに「煙草買いに行ってくるわ」などと男に勝手に別行動とらせ女を一人にさせるという安直な展開ぶりで案の定オカシイヒトタチが家に進入、女はわあわあ言って怯えて逃げ回るだけで観ていてイラつくし戻ってきた男は男で動転してあうあう言っちゃっててまるで使いもんにならない腰抜野郎だし、これじゃあぶっ殺されて当然じゃんかお前ら、ちっとは応戦しろよ!戦って見せろよ!どうせ死ぬなら戦って死ね!などとTVの前でオレは不出来な二等兵の屁っ放り腰な演習を眺める鬼軍曹のようにイラつくばかりだったのである。
途中この家に友人が訪ねてくるんだけどまあ死ぬだろうなー死亡フラグ立ちまくりってゆーか分かり易過ぎて白けるんだがなーなどと思ってたら案の定主人公の男が間違って撃ち殺してしまい、「まてよ納屋に通信機があるからそれ試してくるわ。だから君一人ぼっちで家にいなさい。いやダイジョーブダイジョーブ」とまたもや怯える女を部屋に一人残して納屋へと駆け出す学習能力の無い男はショットガンまで持ってる癖にさっさとアブナイ連中に捕獲、怖くなった女も家から出ようと突然全力疾走したかと思えばけつまずいて足挫き、ビッコひく結果となりますます逃走を困難にさせるなどという眠いサスペンスの盛り上げ方、なんだかもういい加減DVD早回ししてさっさとと屠殺シーンやって終りにしろや、ゲーム続きやりたいんだよ、とすっかり嫌気がさしていたことはいうまでも無い。結局見所は主演のリブ・タイラーの入浴シーンだけ、という寒々しい映画なのであった。あ、一応アブナイ連中3人には呼び名があってドールフェイス、マン・イン・ザ・マスク、ピンナップガールって言うんだってさ!
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