昨日は外苑前のワタリウム美術館へ、現代フォト・アーチストの作品を集めた「歴史の天使」展を観に行きました。
参加作家は以下の通り:
アウグスト・ザンダー August Sande
マン・レイ Man Ray
ルネ・マグリット Ren_ Magritte
ダイアン・アーバス Diane Arbus
ロバート・フランク Robert Frank
ジョエル=ピーター・ウィトキン Joel-Peter Witkin
ギルバート&ジョージ Gilbert & George
ロバート・メイプルソープ Robert Mapplethorpe
永瀬正敏 Masatoshi Nagaseヨゼフ・スデク Joseph Sudek
アルベルト・レンガー=パッチュ Albert Renger-Patzsch
平川典俊 Noritoshi Hirakawa
佐藤玲 Rei Satouジャック=アンリ・ラルティーグ Jacques-Henri Lartigue
ホルス Horst P. Horst
ヘルム−ト・ニュートン Helmut Newton
リチャード・アベドン Richard Avedon
アンディー・ウォーホル Andy Warhol
ジャン・ルー ・シーフ Jeanloup Sieff
ピーター・ビアード Peter Beard
ファッション・カメラマンのヘルム−ト・ニュートンやリチャード・アベドンの作品のほか、マン・レイのシュールでファンタスティックな作品やルネ・マグリットが撮ったどこかコミカルでキュートな写真、アンディー・ウォーホルの撮ったスナップ・ショット(これは平凡だったが)など見所はいろいろですが、やはり今回のお目当てはロバート・メイプルソープとジョエル=ピーター・ウィトキンのオリジナル・プリントが見られるということでしょう。
ジョエル=ピーター・ウィトキンは性転換者や四肢損傷者、死体などをモデルにし、猟奇的であると同時に神話的でもあるダークでゴシックな写真を撮り続けたアーチストですが、その異様な映像世界には誰しもが息を呑むことでしょう。
ただ全体的に展示数が少なく、1点しか展示の無いアーチストがあったり、永瀬正敏のビデオ・インスタレーションは画面が消えたままだったり、佐藤玲みたいにこのラインナップに入れるのはちょっと違うんじゃないかなあなんて思わせる作品があったり、いま一つ消化不良気味の展示だったのも確か。5月10日までやってます。
■ワタリウム美術館
東京都渋谷区神宮前3-7-6
Tel:03-3402-3001
●ジョエル=ピーター・ウィトキン
●ロバート・メイプルソープ
●ダイアン・アーバス
●マン・レイ