シリーズ・もうほう

御馴染みのもうほうU君。オレになつこうとしていたが、気色悪いので放置に。詰まんなさそうに仕事をするUであったが、そんなUを事務所にもう一人いる社員「み」が見逃す筈が無かった。
「なあ、U。」酷薄そうな顔ににんまり笑顔を浮かばせて「み」は喋り掛ける。「お前、Mだろ?」「えええっ、(くねっっ)違いますようぅっ!」「オレはSだからよく判る。お前は、Mの中のM,「どM」だな。」”M”とは勿論マゾヒストのM。日本語に訳すと《いじめて君》である。「なんなんですかぁあ”どM”ってぇえ〜っ!」例によって尺取虫のようにくねるU。
それまで黙って聞いていたオレ、すかさず「…U、お前…モーホーなだけじゃなく”どM”なのか?お前ってさあ…欲張りな奴だよな」と畳み掛けてあげる。
「ちぃがぁあうぅううっ〜〜〜〜!!」
そして今日も事務所に壊れてゆくUの雄叫びが鳴り響くのである。