『ターミネーター:新起動/ジェニシス』観た。

ターミネーター:新起動/ジェニシス (監督:アラン・テイラー 2015年アメリカ映画)


…ダダンダンダダン!…ダダンダンダダン!…ダダンダンダダン!

  • あのターミネーターが(しつこくもまた)帰ってきた…ッ!?というターミネーター・シリーズ第5弾、『ターミネーター:新起動/ジェニシス』であります。
  • いやあしかし今年は『マッドマックス』と『アベンジャーズ』と『ターミネーター』がダンゴになって公開される!?という映画ファンには頭クラクラしそうなぐらい忙しい年ですな。あと『スター・ウォーズ』も公開されるんだぜ!?
  • でまあこの『ジェニシス』(なんか言い難くねえ?)、「新起動」なんて副題が付いているように、あのターミネーター・シリーズをもいっかい1から語り直しちゃおうぜ?というお話になってるんですな。だから『ターミネーター5』というよりは『新ターミネーター』ということなんですな。なんかアルバトロス映画みたいですけど。
  • ターミネーター』はどのナンバリングタイトルが面白いか?という議論がよく成されますが、オレ的には『1』は実は「ふーん」と観てしまったクチで、『2』で「なんかとんでもないことになってる!?」と驚愕し、『3』は「『2』の後だけど全然頑張ってると思うよ!」で、『4』は「…ええっと…うーん…でもCGのシュワが登場した時はメチャクチャ盛り上がったよね!?」と思った人間であります。
  • というわけで物語は「サイバーダインのせいで世界は滅亡さ!ヒャッハー!!」というシーンから始まって、その後砂漠の中をマックスがウォー・ボーイズに追っかけまわされるシーンへと続くんですな。…じゃなくてターミネーターからサラ・コナー(エミリア・クラーク)を救うため、抵抗軍のリーダー、ジョン・コナー(ジェイソン・クラーク)がカイル・リース(ジェイ・コートニー)を過去にタイムトラベルさせる、というお馴染みの展開を迎えるわけです。
  • 「ほうほう、再起動とは聞いてたけど、構成こそ違うけどホント丁寧に1作目なぞってるねえ。でも1作目公開時からVFXテクノロジーが段違いに進歩してるからとても新鮮に観られていいねえ」と最初は安心して観てたんですが。
  • すると、なんとアナタ、過去に戻ってからが「え!?あれ!?これ!?なんか違わない!?」とびっくりさせられるような超展開を迎えるのですよ!
  • ネタバレしないようにここからのストーリーは書きませんが、予告編にあるようになんとあのT-1000ターミネーターイ・ビョンホン)が登場!全体的には『1』と『2』をチャンポンしつつやんわり『3』的なテイストも入れ込まれ、中盤からは『ジェニシス』ならではの展開となるといった作品になっておるのですな。…あ、『4』のことは忘れてあげてください…。
  • まあしかし「サイバーダインをやっつけろ!」という部分ではいつもの「ターミネーター」であることに間違いありません。1,2作目を知っているファンならニマニマしっぱなしのシーンやら台詞やら(アイルビーバック!)が盛り込まれ、楽しいことこの上ない物語作りになっています。でもシリーズを初めて観る人はどう感じるのか気になるところであります。
  • そして「ターミネーター」といえばやっぱりぶっ壊してぶっ壊してぶっ壊しまくる!撃って撃って撃ちまくる!という野蛮な白色人種がとっても大好きな大破壊大会でありましょう!
  • 誰かが言ってましたが、「ターミネーターのいいところは部屋に入る時にドアを開けずに壁を破って入るところ」とはまさしく言いえて妙でありますな。
  • そしてやっぱり、「シュワがターミネーターで帰ってくる!」、これに尽きるでしょう。お年を召したせいかあんまり派手なアクションはなかったようにお見受けしましたが、シュワのターミネーター新作が観られるというだけで喜ばしい限りでありますな。
  • お話自体は例によってターミネーターの如く乱暴な作りで、タイムパラドックスの扱いも相変わらず適当ですが、ひたすらB級路線まっしぐらなその出来栄えにはいっそ清々しさを感じるほどであります。
  • そんなわけで十分楽しめた『ターミネーター:新起動/ジェニシス』でありました!

…ダダンダンダダン!…ダダンダンダダン!…ダダンダンダダン!
http://www.youtube.com/watch?v=-D-iioibn40:movie:W620

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