早川異色作家短篇集全20巻読了

2005年10月から刊行されてきた早川異色作家短編集全20巻、やっと読み終わりました。全巻読破まで2年!そもそもこの歳まで”全集”なんてものを読み通したことの無いオレにとっては快挙と言うほかありません。10代の頃町の図書館に置いてあった旧版でこの短篇集の存在を知り、気になり続けながら40代の半ばでそれを読了するというのも奇妙に感慨深いものがあります。そういえばあの『指輪物語』でさえ、その存在を知ってから実際に手にとって読むまでは10年以上間があったのを思い出します。本というのは不思議なもので、今読まなくても気になっているものなら数年後数十年後、機が熟すとこうして読むことが出来るもんなんだなあ、と思いました。読書というのは幾ら歳を取ってもできるものですから、老後の楽しみに自分で幾つかピックアップして、いつか読もうと思い続けるのはいいことなのかもしれんません。
今回全巻読了ということで、今まで自分の日記で更新してきた感想文へのリンクと(タイトルをクリックしてください)、ちょっとした星取表を載せておくことにします。星取表に関しては、いろんな方の評価とはかなり違うので、あくまで参考ということにされてください。

◆早川異色作家短編集全20巻が再刊行へ!(2005年10月20日)
◆第1巻 キス・キス/ロアルド・ダール★★★

◆第2巻 さあ、気ちがいになりなさい/フレドリック・ブラウン★★★◆第3巻 一角獣・多角獣 / シオドア・スタージョン★★★★◆第4巻 13のショック / リチャード・マシスン★★◆第5巻 蝿(はえ) / ジョルジュ・ランジュラン★★◆第6巻 くじ / シャーリイ・ジャクソン★★★★★◆第7巻 炎のなかの絵 / ジョン・コリア★★★◆第8巻 血は冷たく流れる / ロバート・ブロック★★★★◆第9巻 無限がいっぱい / ロバート・シェクリイ★★★◆第10巻 破局 / ダフネ・デュ・モーリア★★★★★◆第11巻 特別料理 / スタンリイ・エリン★★◆第12巻 夜の旅その他の旅 / チャールズ・ボーモント★★★★★◆第13巻 レベル3 / ジャック・フィニイ★★★★◆第14巻 虹をつかむ男 / ジェイムズ・サ−バー ★★★◆第15巻 メランコリイの妙薬 / レイ・ブラッドベリ ★★★★★◆第16巻 嘲笑う男 / レイ・ラッセル★★◆第17巻 壁抜け男 / マルセル・エイメ★★◆第18巻 狼の一族 アンソロジー/アメリカ篇★★★★◆第19巻 棄ててきた女 アンソロジー/イギリス篇★★◆第20巻 エソルド座の怪人 アンソロジー/世界篇★★★★