2005年10月から刊行されてきた早川異色作家短編集全20巻、やっと読み終わりました。全巻読破まで2年!そもそもこの歳まで”全集”なんてものを読み通したことの無いオレにとっては快挙と言うほかありません。10代の頃町の図書館に置いてあった旧版でこの短篇集の存在を知り、気になり続けながら40代の半ばでそれを読了するというのも奇妙に感慨深いものがあります。そういえばあの『指輪物語』でさえ、その存在を知ってから実際に手にとって読むまでは10年以上間があったのを思い出します。本というのは不思議なもので、今読まなくても気になっているものなら数年後数十年後、機が熟すとこうして読むことが出来るもんなんだなあ、と思いました。読書というのは幾ら歳を取ってもできるものですから、老後の楽しみに自分で幾つかピックアップして、いつか読もうと思い続けるのはいいことなのかもしれんません。
今回全巻読了ということで、今まで自分の日記で更新してきた感想文へのリンクと(タイトルをクリックしてください)、ちょっとした星取表を載せておくことにします。星取表に関しては、いろんな方の評価とはかなり違うので、あくまで参考ということにされてください。
◆早川異色作家短編集全20巻が再刊行へ!(2005年10月20日)
◆第1巻 キス・キス/ロアルド・ダール★★★