昔から犬はポチ、猫はタマ、馬はアオ、と名前が決まってるんじゃ

この間人と話していて、子供の頃自分の田舎では道路で普通に馬が歩いていたことを突然思い出したのであった。なにしろオレの田舎は北海道、30年以上前なら馬の一頭や二頭歩いていてもおかしくは無い。多分酪農農家の馬で荷物などを引っ張っていたのだろう。道路は一応舗装はされていたが、その上にはたまに馬糞が落ちていたりしたものである。「馬糞を踏むと足が速くなる」という言い伝えまで思い出してしまったが、子供の頃はその言い伝えの真偽を試そうと本当に馬糞を踏んでみたことがあるような気がする。
あと北海道には「ばんえい競馬」といって、高低差のある馬場を農耕馬にそりを牽かせて競争するという競馬があるんですよ。スピード感のまるでないもので、よくTVで放送されていたがなんだかつまんなそうだったなあ。調べたら「ばんえい競馬」って世界で唯一北海道だけで行われている競技なんだとか。「北海道遺産」なるものに認定されているらしいが、北海道自体が既に開拓の遺跡みたいなもんだからなあ。
ばんえい競馬」で思い出したけど、北海道の地元では「ちゃぐちゃぐ馬っこ祭り」なる催し物が最近開かれているんですよ。それにしても凄いネーミングですねえ。なんたって”ちゃぐちゃぐ”っすよ、”ちゃぐちゃぐ”。馬に付けられた鈴が鳴る音を表しているらしい。調べると、もともとは岩手県の伝統行事だったものらしいのですが、地域振興の一環ということで真似して始めたらしい。何頭もの農耕馬に飾り付けをして町をねり歩かせるお祭りのようですが、オレが地元にいた頃にはそんなのやってなかったので見たことはありません。取り合えず本場岩手のリンクを貼っておくので興味のある方は覗いてみて下さい。■東北再発見