最近聴いたエレクトロニック・ミュージックその他

■DJ-Kicks - DJ Koze / DJ Koze

DJ-Kicks [Explicit]

DJ-Kicks [Explicit]

ベルリンのレーベル「Studio !K7」のミックスCDシリーズ「DJ-Kicks」の記念すべき50作目担当はドイツ・ハンブルグ出身でカリスマ的人気を誇るプロデューサー、DJ Koze。自らのルーツであるヒップホップを中心に和やかな雰囲気のミックスを披露しているが、なにしろなかなか選曲がカワイイ。 《試聴》

■Corn / Arthur Russell

Corn

Corn

1992年にエイズで亡くなったアメリカの現代音楽家Arthur Russellの未発表音源集。1982年から1983年の間に録音された全9曲が収録。以前聴いたアルバムはアンビエントな趣だったが、こちらは全体的にロック・テイスト。そして彼独特なチェロとキーボードの調べが不思議な空間を形作っている。 《試聴》

■1983 / Kolsch

1983

1983

KomapktからリリースされたデンマークRune Reilly KölschによるKölschの2ndフルアルバム。美しいメロディ、ノスタルジックでドリーミーなテックハウス・サウンドが並ぶ好盤。Komapktらしい整理整頓された電子音が堪らなく心地よい。 《試聴》

■Standing Stones / DMX Krew

Standing Stones

Standing Stones

イギリス出身のEd Uptonによるエレクトロ・テクノ・ユニットDMX Krewのニューアルバム。暗く不穏な空気感に満ちたオールドスクール・スタイルのテクノ・チューンが収められている。どよどよどろん。 《試聴》

Fate / Dark0

Fate

Fate

■Solace / Dark0

Solace [Analog]

Solace [Analog]

■Sin EP / Dark0

Sin EP

Sin EP

ニュージャージー出身のビートメーカー、Ase ManualによるユニットDark0のEP3枚、それぞれ「Fate《試聴》「Solace」《試聴》「Sin EP」《試聴》。メロディアスでカラフルなグライム・サウンド。分厚い音で大いに盛り上げまくるのが楽しいのだが、なんだろうと思って調べたらシングル「Fate」は日本のRPGゲームに影響を受けた音なのだとか。

■Moonbuilding 2703 AD / The Orb

Moonbuilding 2703 AD

Moonbuilding 2703 AD

あのThe Orbによる6年ぶりのオリジナルアルバムはKomapktからリリース。例によってぶわぶわ〜んもにゅもにゅ〜んである。すまんバカな文章で。だがThe Orbはリリース作品なんとなく全部聴いてるけど1作目以降はどうも印象が薄い。 《試聴》

■Much Less Normal / Lnrdcroy


最近一番ハマっているエレクトロニック・ミュージックがこれ。Lnrdcroyの『Much Less Normal』はアンビエント風味のビートダウン系ハウスということができるだろう。もともとは2014年にヴァンクーバーの「1080P」から100本限定でリリースされたカセットテープ作品なのだが、これをエジンバラ発のビートダウン系レーベルFirecracker Recordingsからヴァイナル&CDでリイシューされた。このリイシュー版ではカセット版から2曲削除され、その代り新たに13分に渡るビートダウン組曲とも言える曲が追加されている。ちなみにAmazonにあるD/L版はカセット版のもの。自分はCDで購入したが、ジャケットはFirecracker Recordingsならではのスペーシーなビジュアルに差し替えられており、個人的にはこちらのジャケットのほうがアルバムの雰囲気を伝えていて良い、と思ったな。 《試聴》

Tresor 97-99 Box set / Surgeon

TRESOR 97-99

TRESOR 97-99

90年代にリリースされ廃盤になっていたSurgeonの3枚のアルバム『Basictonalvocabulary』、『Balance』、『Force + Form』のリマスタリング・ボックスセット。いや実はEPや未発表音源かなと思って購入したら2枚ダブって持っていた…。それでも今聴くとその尖りまくったハードなエレクトロ・サウンドは十分新鮮だった。 《試聴》

Alternative Light Source / Leftfield

Alternative Light Source

Alternative Light Source

1989年に結成されたイギリスのエレクトリック・プロジェクト、Leftfieldによる16年ぶりのオリジナル・アルバム。音的には分厚くゴリゴリと進んでゆくオールドスクールな作品だが、いやーしかしLeftfield懐かしいなあ、テクノ聴き始めの頃に知ったユニットだったがまだ存在していたとは。 《試聴》

■Gainsbourg in Dub / Serge Gainsbourg

Gainsbourg in Dub

Gainsbourg in Dub

91年に他界したフランス俳優セルジュ・ゲーンズブールのダブ・アルバム!?ということでびっくりして買ってしまった。調べたらもともとゲーンズブールはレゲエに傾倒していた時期があり、レゲエ・アルバムを発表していたのらしい。フランス国家のレゲエ・バージョンをリリースし、物議を醸したこともあるのだとか。このアルバムはそんなゲーンズブール・レゲエのダブ・バージョンだと思われるが、バックはあのスライ&ロビーが担当しており、音の出来は限りなくいい。CD版は3枚組で豪華ブックレットに入っている。もちろんオリジナル・レゲエ・バージョンのCDセットも発売されている。 《試聴》