腰の強いぶっとく真っ黒なグルーヴでジワジワゴリゴリゴリと攻めてくる
Theo Parrishのニュー・アルバム。ジャジーだったりファンキーだったりと変幻自在のアプローチを見せるハウス・トラックは、どこかプリンスあたりにも通じる才能の豊かさを感じさせます。フロアでも映えるでしょうが、家聴きでリラックスしながら聴いてもまたいいんですよね。
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■D.Part Vol.1 "Innerspace" / The Plan
デトロイトで活躍するCliff ThomasとJon MacNishによるユニットThe PlanのDJ-Mixアルバム。内容はCD1枚に
デトロイト・テクノ・クラシック全35曲をこれでもかと詰め込み矢継ぎ早にMixしたもの。アルバム自体は2007年のリリースだったのらしいのですが、つい最近デジタル配信が開始され自分も落としてみました。曲の多さからかDJ的にはちとザックリ感がありますが、全部ここに書き切れないほどの有名
デトロイト・テクノ・アーチストの曲が次から次に飛び出すMixは実に痛快、聴いていて嬉しくなっちゃいますね!
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■One / Ben klock
この間ベルリンのテクノ・レーベル、Ostgut Tonのオムニバス・アルバムを聴いたら相当面白くて、他にもこのレーベルで面白いCDあるかしらんと調べたらBen klockの1st『One』に行き当たりました。アルバム自体は2009年のリリースなんですが、これがオレ好みのダークで幻惑的なミニマル展開、すっかり気に入って聴いております。
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■Yours & Mine / Steffi
こちらもOstgut Tonのアーチスト、オランダ出身の女性DJ、Steffi。実はOstgut Tonということでゴリゴリのテクノを期待していたんですが、聴いてみると女性アーチストらしいメランコリックでふわりと柔らかな感触の
ハウス・ミュージックになっており、これはこれで気に入りました。
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■James Blake / James Blake
巷では
DUBSTEPの超注目株として話題を集めているJames Blakeのデビュー・アルアムですが、内容は音少なめのダブステ風オケをバックにゴスペル&ソウルなボーカルがとうとうと歌い上げるといったもので、着想的には面白いんだけどいかにも白人ってなボーカルに膨らみが感じなくて、騒がれるほどじゃないよなあ、といった印象でした。というか自分は歌聴きたいんじゃなくて電子音が聴きたかったから求めるものが違ってたのかも。
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