リティク・ローシャンが惚れ惚れするほどカッコいいインドのスパイ・アクション大作『WAR』!

■WAR (監督:シッダールト・アーナンド 2019年インド映画)

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インドのベテラン人気俳優リティク・ローシャンと現在人気爆発中(オレの中で)の若手アクションスター、タイガー・シュロフがタッグを組んで出演したアクション映画『WAR』であります。2019年にインドで公開されてその年最大の興行収入を記録し、全世界でも71億円を売り上げたという大ヒット作品なんですね。

この作品、オレは英語字幕のブルーレイを入手してたんですが、「日本公開がありそう」という噂を聞いて「じゃあそれまで待とう!」とペンディングしていた所、昨今の新型コロナウイルス騒ぎでいつ公開になるのか分からん……と思いやっぱり観てみることにしたんです。

映画『WAR』はスパイ・アクション作品となります。物語はイスラム過激派テロリストを追う若手インド諜報局員カリード(タイガー・シュロフ)が主人公となり、テロリストに寝返ったかつての上司カビール(リティク・ローシャン)と対決する!というもの。カリードは恩師として尊敬していたカビールを討つことが出来るのか、そしてカビールはなぜ寝返ったのか。こうして敏腕スパイ同士の因縁の戦いが始まる事となります。

インド映画ファンにはよく知られているんですが、若手俳優であるタイガー・シュロフにとってベテラン俳優リティク・ローシャンは憧れ中の憧れの的、タイガーはアクションにしてもダンスにしてもリティクの影を追うようにして成長してきた雰囲気さえあり、そういった現実の二人の関係が映画の中にまざまざと投影されている、という部分で(インド映画好きには)実に興味津々の作品なんですよ。

また、監督のシッダールト・アーナンドはトムクル主演のハリウッド映画『ナイト&デイ』のリメイク作品『Bang Bang !』をリティク・ローシャン主演で撮っており、この作品がまた日本のインド映画ファンに大ウケしたこともあって、期待値の高まった作品でもあるんですね。

展開するアクションは文句なしの出来栄えです。銃撃戦や肉弾戦、そしてカーチェイスが畳みかけるように炸裂し、どれもが予算のたっぷり掛けられた高水準のもの。おまけに主演の二人の身体能力の高さがよりアクションの見栄えをよくしています。ハリウッド映画の引用もあちこちで見られ、バイクシーンでは『ミッション:インポッシブル』シリーズ、氷上対決では『ワイルドスピード ICEBREAK』を彷彿させていましたが、オリジナルに決して引けをとっていません。なにしろ、どのシーンもカッコイイ!

一方物語は陰謀、裏切り、過去の因縁、思いもよらない大どんでん返しと、スパイ・アクションに必要な要素がたっぷり盛り込まれ、決して緊張感を途切れさすことなく見せてゆきます。まあ、「そんなの知らんがな!」とツッコミをいれたくなるような唐突で強引な展開もあるっちゃあるんですが、「面白いから全部許す!」って気になっちゃうんですね。インドの傑作アクション大作と言えば日本でも公開された『チェイス!』や、サルマン・カーンが主演した『Tiger Zinda Hai』を思い出しますが、それらと比べても全く遜色がないばかりではなく、スピーディーな展開ではひとつ頭抜けた完成度なんじゃないでしょうか。

しかし、この作品の最大の魅力は、なにしろリティク・ローシャンがカッコよすぎる!、これに尽きるんじゃないでしょうか!? リティク主演の映画は今まで何作か観たことはありますが、それらよりもお歳の召したリティクのいぶし銀の魅力に、画面を見ながらもうウットリですよ!オレは男なんですが!こんなリティクになら抱かれてもいい!いやオレは男なんですが!神様にひとつお願いを聞いてもらえるなら、こんなリティクになって自分に見惚れてみたい!とさえ思ってしまいました!いやあアホですねオレ! 

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カッコよすぎる男リティク様

踊りのシーンもありますが、確かにタイガー君も踊りが上手くてその筋力で豪快に踊ってみせるんですが、リティクは彼自身が音楽になったかのようにしなやかに軽やかに踊る!もう格が違うんですよ!アクションシーンでもタイガー君はマッチョなマッスルボディを誇示しますが、リティクはタフな男臭さを見せつけるような渋さが漂ってるんですね。いわば力の1号技の2号って感じでしょうか(誰に伝わるのかわからない仮面ライダーネタ)。タイガー君も十分魅力のあるスターですが、やはりリティクの年輪を感じさせる苦み走った男の魅力とその色気にはまだまだ及びません!日本公開が叶った暁には、こんなリティクの魅力を是非劇場で確認してみてください!

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