LUZoSCURA / Sasha
イギリス・アメリカ双方のクラブシーンにおいて絶大な人気を誇るイギリス人DJ、Sashaの最新DJ Mixアルバム。Luzoscuraとは「光と闇」という意味であり、同時に彼のストリーミングサービスの名称でもあるが、それはコロナ禍によるロックダウン中に大いに更新され、そのCD化がこのアルバムとなる。ブレイクビーツ、2ステップ、ディープテックハウス、エレクトロニカビートといったバラエティに富んだ選曲はソフトでエモーショナルな躍動に満ち、そしてSashaならではのきめ細やかさで配置されながらメロディアスに展開してゆく。それはどこか明るく暖かな希望へと続く道標のようですらある。ヘビロテ必至の今回の超お勧め作。
DRIFT Series 1 Sampler Edition / Underworld
誰もが知る大人気ダンス・アクト、Underworldが2019年にリリースしたアルバムを今頃聴いている。これは2018年から始まったDRIFTと呼ばれるプロジェクトの総決算アルバムとなるのらしく、その中でも選りすぐりの楽曲をセレクトしたのが本作であるという。シンプルながら中毒性の高い幻惑的なビートを持つ曲が多く、大御所ならではの貫録を感じさせる。なお本作は8CD+Blu-rayのBox Set「DRIFT Series 1」の「Sampler Edition」となっており、ファンならBox Set購入もアリかも。高いけど。
DJ-Kicks / DJ Seinfeld
!K7 RECORDSの看板DJ MixシリーズDJ-KICKSが2018年にリリースしたスウェーデンを拠点に活躍するスパニッシュDJ/プロデューサー、DJ SeinfeldのDJ Mixアルバム。穏やかにゆったりと始まるMixは徐々に憂いに満ちたディープハウス、分厚いブレイクビーツ、シンコペーションされたエレクトロへと移行し、 軽やかな躍動感に溢れながら終局へと向かってゆく。
Karma & Desire / Actress
UK出身のプロデューサーActressがNinja Tuneから2020年にリリースした最新アルバム。時に儚げなピアノがたゆたうスモーキーかつメランコリックなアンビエント・ソウル・アルバム。
Why Do We Shake In The Cold? / Elderbrook
UK出身の新進エレクトロニック・プロデューサー/シンガーソングライター、Elderbookが2020年にリリースしたデビューアルバム。美しく控えめなエレクトロニック・サウンドをバックに、柔らかくメランコリックなボーカルが陶酔感を生み出してゆく。
Dark Matter / CamelPhat
ビルボード・ダンス・クラブチャート1位、2018年第60回グラミー賞最優秀ダンスレコード賞ノミネートという経歴を持つUKのDJデュオCamelPhatが2020年にリリースしたデビューアルバム。ノエル・ギャラガー、フォールズ、ジェイク・バグ等をゲストに迎え、キャッチーなメロディとビートに彩られた実にメジャーなダンス作となっている。
Anjunabeats Volume 14 / Above & Beyond
2019年にリリースされたAbove & ByondによるAnjuna beatsのDJ Mixアルバム。Anjuna beatsなのでどこを切っても極上のエモさ。
Hyperfall / Yotto
Anjunadeepレーベルから2018年にリリースされたヘルシンキ在住のアーチストYottoのフル・アルバム。Anjunadeepなんだからひたすらエモいに決まってるじゃないか。
Trails We Blaze / Jody Wisternoff
2012年にAnjunadeepからリリースされたJody Wisternoffのデビューアルバム。Anjunadeepだからそれはもうエモい。
Rise / Lane 8
2015年にAnjunadeepからリリースされたアメリカ出身のプログレッシヴ・ハウス・プロデューサーLane8のデビューアルバム。Anjunadeepなので言うまでもなくエモい。