ホキ美術館に行ってきた

先日は相方さんと一緒に千葉の土気(トケ)にある「ホキ美術館」に行ってきました。トケにあるホキ。ホキのあるトケ。トケホキ。……特に深い意味はありません。

とはいえ、千葉の土気駅というとオレの住処から電車で2時間余りあります。ちょっとした小旅行です。小旅行なんだからグリーン車乗っちゃえ!とこの日はプチ奮発してしまいました(ぐええプチとか言ってやんのオレ)。

朝の8時半ごろに出て土気駅に着いたのは11時頃。

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とりあえずお昼ご飯どうしよっか、ということになったんですが、美術館にはイタリアンだかのレストランがあることは知っていたものの、「オレら昼間っからイタリアンって柄じゃないよねー」ということで「じゃあラーメンしかないだろ!」とばかりに土気駅周辺でラーメン屋を探します。

行くことにしたラーメン屋は「麵屋えぼし」。開店早々入ってみると懐っこそうなおばちゃんたちのやっているいい店でした。この日は「海鮮えびつけ麺」を注文。お昼は大盛無料だったので大盛にしてみたんですが、麺が二玉入っていた!お味は大変美味しゅうございました。

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さて駅前からバスに乗りホキ美術館へ。

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ホキ美術館、日本人画家による細密画を専門にコレクションしている美術館らしいんですね。人物画を中心に風景画、静物画が展示されていましたが、どれもこれもフォトリアルな細密画ばかりで「よく描いたよなー」と感心することしきり。

まあ有名な西洋絵画の模倣と思われるような構図を持った絵も幾つかありましたし、美術界では「写真そっくりの細密画」は一段低いものとして見られているのも知ってはいますが、先端的な"アート"ではなく細密画という名のひとつの”工芸品”として見るなら、オレのような一般ピープルには十分楽しめる作品ばかりでした。

新しいものは何も無いんですが、絵画技術を尽くした非常に細密な書き込みの絵というのは、それを描いた画家の"圧"というのがどこかしら伝わってくるのですよ。同じモチーフの写真を見せられてもここまで感心しなかったでしょう。それとか下世話な話ですがフォトリアルなだけに画家によってモデルの好みがはっきり分かるのがちょっと面白かった。

美術館の作りもとても凝っていて、そういった「空間だぜ空間!」という自己主張たっぷりの建築も面白かったし、結構空いていたもんですからゆったりと絵を眺められて、都心の有名美術館の有名画家美術展にありがちな「芋洗うみたいに混み過ぎていて絵を見に行ったんだか一個の芋として洗われにいったんだか分かんなかった」という疲労感が全く無かったのがなにより最高だった。オレ人込み嫌いだからあのての美術展行く気しないもの。というわけで美術館の絵もあらかた見尽くし2時ごろに帰ることに。そういえば8月に入ってから雨ばかり降るはっきりしない天気が続きうんざりさせられていましたが、この日は雲こそ多かったものの日が差すこともあり、蒸し暑くはありましたが久々に「夏の休日」って雰囲気だったのもよかったですね。

帰りもまた2時間ほど、当然グリーン車だぜ!そしてこの日の夕方はビール!やっぱりビール!ということで楽しく〆させていただきました。

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ビールにはやっぱりフィッシュアンドチップスだね!

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なーんて大いに盛り上がっていたらこの日の夜、お酒を飲んでいた地下のお店にまで雷の音の響くとんでもない雷雨となり、帰るのが大変でした……。

(おしまい)