ミリタリーFPS『Battlefield』シリーズの新作です。実は『Battlefield』シリーズはこれまでやったことがありません。このシリーズはマルチ・プレイに特化して人気を博しているゲームで、マルチを全くやらない自分にはこれまで縁が無かったんですね。しかし今作ではシングル・プレイにも力を入れているということを聞き、プレイしてみることにしました。
ゲームは現代戦がメインです。中東を中心に活動するPLRという謎の組織が核爆弾を入手し、プレイヤーは特殊部隊の一員となってその核爆弾の奪還作戦に参加するというわけです。小型核を巡るストーリーというのはこのテのFPSではちょっと平凡かもしれませんが、それでも十分に緊張感のある演出が成されていたと思います。プレイヤーはこのPLRを追い、テヘラン、パリ、ニューヨークを戦場と変えながらゲームを進めてゆきます。パリ市街戦などは迫真の演出でしたよ。
なにしろグラフィックが綺麗ですね。今やグラフィックが美しいゲームは当たり前かもしれませんが、それでも戦場の臨場感、恐怖感がありありと迫ってくるリアリティを実現したグラフィックとなっています。爆煙で視界が効かず敵を目視できないなどの演出にははらはらさせられました。ゲームではチームリーダーのポイントを追いながら進行方向を見定め作戦遂行のため進んでゆきますが、そういった部分では自由度よりも演出重視の一本道なゲーム展開となっています。リーダーから離れて変な方向に行っちゃうとアラートが出てしまいにはゲームオーバーになっちゃうんですよよね。敵味方とも戦闘中のAIの動きはちょっと賢さが足りないように感じましたが、モーションは実にリアルで、仲間の兵士の動きなどは実に生き生きとしていましたね。あと単独(あるいは二人)での潜入ミッションでは敵との戦闘にキーの目押しが導入されていますが、目押しの苦手な自分は死にまくりました…。
このゲームで驚いたのはジェット戦闘機に乗るミッションがあったことですね。操縦するわけではなくミサイルや機銃で敵戦闘機を狙う役なんですが、空を飛び交いながらのドッグファイトには思わず「スゲエエ!」と漏らしてしまいました。
そして戦車戦もリアルだったわー。砂塵と爆煙、そして砂漠の空にたなびく雲、どれもこれも臨場感たっぷりでした。このゲーム、キャンペーン・モードでは多分に『CoDMW』を意識した作りになっていますが、弾幕の分厚い混戦状態が多く、さらに荒唐無稽と紙一重な派手な演出が多用され、どこかしかくどい印象のある『CoDMW』と比べると、戦場の恐怖感や緊張感が実によく伝わるプレイ感覚で、ある意味『CoDMW』とは別物と感じました。実際のところBFファンの方からは評判の悪いシングル・プレイのようですが、自分は結構楽しめたなあ。
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