Halo Wars(ヘイローウォーズ) (Xbox360)


Xboxキラータイトルである例の『Halo』のRTSである。RTSというのはリアル・タイム・ストラテジーのことだが、敵味方の軍隊に分かれリアルタイムで戦いの応酬をしながらマップ上の覇権を争う、といったゲームである。基本的なRTSのシステムはマップ内での資源採取と施設建設であり、それにより自軍ユニットを生産増強しながら策敵殲滅、ないし自軍の防衛を推し進めてゆくのである。資源と生産のバランス、生産ユニットの取捨選択、そして時々刻々と変化する戦況への臨機応変でスピーディーな判断と対応をすることが勝敗を握る鍵となるのである。このようにRTSは多分に戦略的であり知力を必要とするゲームだということができるだろう。
と言う訳なんだが、このRTS、オレは大の苦手なんである。そもそも「戦略」だの「知力」だのがこのオレにあるとでもいうのだろうか。いやない(反語)。そもそもオレという人間は基本的に直情型なので、肉弾と特攻を得意とするFPSのほうがやってて盛り上がるのである。同じ肉弾戦でも戦略性と鍛錬が多分に要求される格闘ゲームはペケであり、運動神経と動体視力が貧弱なるが故にレースゲームもペケであり、さらに知力が欠けている為パズルゲームもまともに出来ず、RPGは記憶力が無い為これも向かず、アクション・ゲームでさえ忍耐力と学習能力が皆無の為難易度が高いとあっという間に投げ出すという、もはや4重苦5重苦のゲーマーといえることができるのである。ってかオレ、ひょっとしてゲーム向いてないのか…。
さてそんなRTS不向きなオレではあるが、下手の横好きとでも言うのか、何作かの有名RTSはこっそりプレイしている。人にもよると思うがRTSの金字塔といえばやはりSFテイストの『スタークラフト』であろうか。オレはこれの一人モードをこっそりチート使いながらなんとかやっていた。あとファンタジー系RTSウォークラフト3』。これも、えーっと、チートでなんとかクリアを…。さらに『コマンド・アンド・コンカー』とか『スター・ウォーズ』とか映画にもなった『デューン/砂の惑星』だとか『ロード・オブ・ザ・リング』あたりの版権ものにもチャレンジしたが、どれもこれも序盤で挫折、オレがRTSをやった後にはぺんぺん草しか生えないという不毛ぶりなんである。
そこまでダサダサなのになぜRTSをついついやってしまうのか?というとやはり軍隊を率い歩兵から空母まで全てのユニットを操作しながら敵を打破したときの達成感だろう。あんまり達成したことないけど。そしてパソコンモニターの高解像度で再現された美麗なグラフィックのマップと、そこを動き回る緻密に動くユニットといった箱庭の中で再現されたひとつの世界を堪能する楽しさだろう。あんまり堪能する暇ないけど。そういったRTSならではの醍醐味があるからこそドン臭いくせして今でもなんとなくこのジャンルのゲームをなんとなく弄りたくなってくるのである。ちなみに、対人戦なんてこわくて出来ません…。
さてRTSといえばPCにおいてはキーボードとマウスを縦横無尽に使用してのプレイが主ではあるが、この『Halo Wars』、コンシューマー・ゲームのためコントローラーでRTSがなんとか出来るようにあれこれ考えられ工夫されている。ただどうしてもPCでのRTSのようには勝手のいい操作は無理であろうから、その辺は簡略化されていたり単純化されていたりするようだ。その為パソコンRTSを満喫しているようなプレイヤーには物足りなく感じることもあるかもしれないが、オレぐらいヌルイとそこそこ楽しめるような気もする。ただどうも、クイック・セーブ無いらしくて、プレイするのに躊躇してるんだよなあ…。

Halo Wars(ヘイロー ウォーズ)(初回限定版)

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Halo Wars(ヘイロー ウォーズ)(通常版)

Halo Wars(ヘイロー ウォーズ)(通常版)