脳筋映画の金字塔シリーズ最新作『エクスペンダブルズ:ニュー・ブラッド』!

エクスペンダブルズ:ニュー・ブラッド (監督:スコット・ウォー 2023年アメリカ映画)

今回もアクション・スター満載のシリーズ最新作!

あの消耗品軍団が帰ってきたッ!?銃弾!爆発!格闘!男同士の睨み合い、男同士の軽口合戦!脳筋映画の金字塔『エクスペンダブルズ』のシリーズ第4弾、『エクスペンダブルズ:ニューブラッド』なんだッ!?

前作『エクスペンダブルズ3 ワールドミッション』(2014年)からなんと10年振りとなる最新シリーズである。もうそんなに経ったのか!?

毎回往年のアクション・スターを総動員するこのシリーズ、今回もアクション・スター満載だ!ジェイソン・ステイサムシルヴェスター・スタローンドルフ・ラングレンランディ・クートゥアらこれまでのメンバーに加え、今作ではカーティス・“50セント”・ジャクソン、ミーガン・フォックスアンディ・ガルシアが登場、そしてなんと言っても嬉しいのはトニー・ジャー、イコ・ウワイスの出演だ!監督は『ネイビーシールズ』のスコット・ウォー。さあ今回はどんな馬鹿なアクションを繰り出してくれるのか!?

テロリストの所有する核兵器を奪還せよ!

《物語》消耗品軍団エクスペンダブルズを率いるバーニー・ロスはCIAから新たな使命を受け、元相棒のリー・クリスマスの元を訪れた!再び手を組んだ二人と、新たなメンバーを迎えて「ニューブラッド」として生まれ変わったエクスペンダブルズは、テロリストが所有する核兵器を奪還するという、失敗すれば第三次世界大戦が勃発しかねない危険なミッションに挑むんだ!

テロリストの所有する核兵器の奪還!ありがちだとか言う以前に、そんなドエライ事態なら普通に軍隊出せよ!?と思うけどそれを言っちゃあおしまいなんだ!とりあえずスタローンとステイサムが掛け合い漫才を演じ、ドルフ・ラングレンが徹底的にボケ倒し、銃弾と爆炎に満ちた一騎当千の死闘を繰り広げ、屍累々の戦場に仁王立ちになったエクスペンダブルズの面々が、沈む赤い夕日にニカッ!と笑みを浮かべれば、観ているこちらもスカッ!とする、そんな映画で十分大満足なんだ!(あ、そんなシチュエーションは映画にありません)

男女共同参画アクション!?

さて今回の特色はと言えば、諸所の理由によりスタローンが途中退場し、代わりにミーガン・フォックス演じるジーナがエクスペンダブルズを率いちゃう!?という部分だね!他にもレヴィ・トラン演じるラッシュという名の女子もエクスペンダブルズに参戦し、いきなり女子率の高くなる消耗品軍団だ!まさに男女共同参画!社会の変化をきちんと取り入れた意識の高い脳筋映画それが『エクスペンダブルズ:ニュー・ブラッド』!ミーガン・フォックスもレヴィ・トランもきっちりアクションを演じ、決して見劣りしないどころか見目麗しい映画になっていたぜ!

それと併せ今作の目玉はトニー・ジャー、イコ・ウワイスの参戦だ!タイのムエタイを武器にして様々な超絶アクション映画に主演したトニー・ジャーインドネシアの武術シラットを駆使して驚くべきアクションを映画で披露してきたイコ・ウワイス!どちらもオレの大好きなアクション・スターだ!今回ジェット・リーの出演は無かったけど、もし参戦していたらカンフー、ムエタイ、シラットが同時に画面に躍る画期的な映画になっていたかもしれないね!

やっぱり主演はステイサム!

とはいえやっぱり今作の主演はジェイソン・ステイサム!このところ『ワイルド・スピード』の”顔”として認知されているステイサムだけど、最近でも『キャッシュ・トラック』『オペレーション・フォーチューン』といった優れたアクション映画に出演する当代一のアクション・スターと言えるだろう!(でも『MEG ザ・モンスター』シリーズはしょーもないから観ない方がいい!)

今作でも途中退場したスタローンの穴を埋めるべく、八面六臂の大活躍を見せるステイサムだ!というかほとんど「一人エクスペンダブルズ」状態!だから他の出演者とのバランスが少々足りなかったかな!ステイサムのアクションは痛快だったけど、トニー・ジャーとイコ・ウワイスのアクションをもっと堪能したかったというのが正直なところかな!?とはいえいっぱい爆発してたしいっぱい銃撃してたしいっぱい死体が転がってたから大満足だったけどね!(←とても知性の低い感想)

参考:これまで書いた『エクスペンダブルズ』シリーズの感想

『エクスペンダブルズ:ニュー・ブラッド』予告編

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